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第3のNISA「積立NISA」が登場。メリット、デメリット。通常NISAとの比較

tumitate少額投資非課税制度(NISA)に新しい仲間(?)が追加される予定です。それが積立NISA。非課税の限度額が年40万円と通常のNISAの1/3ですが、非課税期間が20年(通常NISAは5年)と4倍の期間非課税で運用することができます。最短で2019年1月からの導入が予定されています。

この積立NISAが導入されれば、通常のNISA、未成年者向けのジュニアNISA、そして積立NISAとNISA3兄弟になる見込みです。

今回はそんな積立NISAについて現在発表されている概要から、利用するメリット、デメリット、既存のNISAとの比較をしていきたいと思います。

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(2016/12/7追記)当初は年60万円の非課税期間10年とされていましたが、変更されたようなので訂正いたしました。

 

NISAのまとめ

まず、NISA(少額投資非課税制度)についてまとめます。

NISAは年間投資額上限が120万円でその枠内で購入した株や投資信託の運用益や売却益が最長5年間非課税となる制度です。

参考:10分でわかるNISAの仕組みと活用方法。NISAとは何か?

また、NISAは20歳以上向けの制度ですが、未成年向けの制度としてジュニアNISAがあります。こちらは通常のNISAと違って出金制限があるなどの制限がかかっています。こちらについては「2016年4月スタートのジュニアNISAのしくみと特徴、活用方法」でも詳しくまとめています。

このように、未成年向けの「ジュニアNISA」、成年向けの「NISA」が2本立てで存在しているわけですが、ここに「積立NISA」という3本目のNISAが登場したわけです。

 

積立NISAとは?

2019年導入予定の積立NISAは、通常のNISAと選択制で利用できる少額投資非課税制度です。

年間の投資可能額が通常の1/3(40万円まで)である一方、配当金(分配金)や売買益が非課税となる期間が通常の4倍となっています。

年間120万円の投資枠は自由になる資産が少ないので無駄に余らせてしまうという若年層のコツコツ投資家向けといえそうな形になっていますね。

 

通常のNISAと積立NISAはどちらかの選択制

この積立NISAと通常のNISAはどちらかを選択して一方のみが使えるという制度になる予定です。一年あたりの投資上限額は低いけど非課税期間がながい積立NISAか、一年あたりの投資上限額が高いNISAかを選択する必要があるわけです。

 

NISA三兄弟の比較

それでは通常のNISA、積み立てNISA、ジュニアNISAについてそれぞれを比較してみましょう。

通常のNISA 積立NISA ジュニアNISA
年齢 20歳以上 20歳以上 0歳~19歳
年間非課税投資上限額 120万円 40万円 80万円
非課税期間 5年 20年 5年
総非課税金額 600万円
(120万円×5年)
800万円
(10万円×20年)
400万円
(80万円×5年)
投資対象 株・投資信託 投資信託の内、長期分散投資に適したもの(?) 株・投資信託
払い出し制限 なし なし あり
口座名義 本人 本人

そもそも、年齢という部分で完全に区切られているのでジュニアNISAは別物となります。そのため、比較い対象としては通常のNISAと積立NISAということになりますね。

 

通常NISAと積立NISAの比較

正直言って分ける必要があるのか疑問というのは私の考えです。単純に総非課税金額を設定しておけばいいだけじゃなんじゃ……。と思うわけですが、税収減も考えるとそうはいかないという話なのでしょうね。それぞれのメリット、デメリットは比較するほど大きくありません。

積立NISAの特徴は非課税期間が長いことが大きいです。年間の投資上限は少ないですが、株を売買するという前提ではなく、投資信託などに積立して資産を純増させていくということを考えると年40万円(毎月3.33万円)というお金は比較的妥当なところなのかも思いますね。

通常NISAがお勧めな人
・株の売買での利益を目的としている人
・年間の投資可能金額(純増額)が40万円を超える人

積立NISAがお勧めな人
・NISAを毎月の積立投資で活用したいと考えている人
・年間の投資可能金額(純増分)が40万円以下の人

こんな感じでしょうか。ただ、積立NISAという運用方法は正直いうと、NISA同士というよりも個人型確定拠出年金(iDeCo)と比較した方がよいように思います。

 

積立NISAとiDeCoの比較

iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後の年金を運用することができる非課税ツールです。自分で掛け金を積み立てて年金資産を運用するというものです。掛け金額全額所得控除+運用益がずっと非課税ということで非課税メリットだけをいえばNISAよりもはるかに優秀です。

一方で、年金なので受け取りは60歳以降となります。詳しいiDeCoの商品性について詳しくは「個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット・デメリット」でもまとめています。

積立NISA iDeCo
年齢 20歳以上 20歳以上
年間非課税投資上限額 年間40万円 サラリーマン:14.4~27.6万円
個人事業主:81.6万円
専業主婦:27.6万円
非課税期間 20年 60歳+10年まで
投資対象 投資信託の内、長期分散投資に適したもの(?) 定期預金・投資信託・保険
払い出し制限 なし あり(60歳までは不可)
所得控除 なし あり(全額控除)

掛け金や運用年数も違いとしては大きいですが、一番の違いは払い出し制限と税効果です。

iDeCoは掛け金が所得控除の対象です。つまり積み立てをする分だけ所得税・住民税が安くなります。一方の積立NISA(通常のNISAも)にはこうした特典はありません。そのためiDeCoの方がはるかに税効果は高いです。

仮に所得税+住民税の税率が30%の人は年20万円iDeCOに積み立てをすれば、6万円分所得税+住民税が還付されます。一方でNISAの場合はこうした特典はないです。

一方で、iDeCoは60歳になるまでは払い出し不可です。つまり老後資金としてしか使えないという用途制限があるわけです。

それぞれ一長一短があります。こうした比較については「確定拠出年金(iDeCo)とNISAの比較」でも詳しく紹介しています。

 

両者は併用も可能

この二つの証券優遇税制は併用可能です。サラリーマンの場合などはiDeCoへの積立可能額はそう大きくないのでiDeCoを中心に残った分をNISA(積立NISA)といった具合に運用するのもいいですね。

また、個人事業主の方は「自営業・個人事業主のiDeCo(確定拠出年金)と国民年金基金、付加年金の比較。どちらがお得?」でも取り上げたようにそもそもの年金がサラリーマンと比較して充実していないのでiDeCoはもちろん、小規模企業共済や今回のNISA(積立NISA)などをフル活用して上手に資産を積み充て下行きましょう。

 

以上、積み立てNISAを紹介しました。この記事は積立NISAについての情報が出次第アップデートしていきます。

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