個人型確定拠出年金の愛称がiDeCo(イデコ)に決定

ideco-logo節税対策として人気の高まっている個人型確定拠出年金ですが、こちらの愛称が「iDeCo(イデコ)」に決定したそうです。最初にその名前を聞いたときは「は?」と思いましたが、きっとこれからは色々な発行物などで個人型DCなどとは書かれずにiDeCoと書かれるようになるんでしょうね……。

今回はそんな2016年9月16日に愛称が決まったiDeCo(イデコ)について説明していきたいと思います。

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そもそもなんでiDeCoなの?

こちらの愛称の選定理由については厚生労働省のホームページで公開されています。

英語表記の individual-type Defined Contribution pension planの単語の一部から構成され、個人型確定拠出年金をうまく表している。  また、「i」には「私」という意味が込められており、自分で運用する年金の特徴を捉えていること。

「イデコ」は親しみやすい響きで、小文字と大文字の交互の組合せが、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えること。

小文字の「 i 」がなぜスタイリッシュなのかは微妙な気もしますが、iPhoneやらiPadやらiPS細胞やらこうした名称の付け方は最近多いですね。

 

そもそも個人型確定拠出年金の呼び方について

たしかに個人型確定拠出年金という制度の呼び名は色々ありました。

・個人型確定拠出年金
・個人型DC
・個人型401k

といった具合ですね。

これにiDeCo(イデコ)が加わっちゃうわけですね。

 

なんでわざわざ横文字にする必要があるのかが疑問

そもそも論ですが、「個人型確定拠出年金」でええやんと思うわけなんです。国民年金だって厚生年金だって全部漢字じゃないですか?外国人向けの制度というわけでもないんだし……。

NISAだって本来は「少額投資非課税制度」といわれていたわけですが、わざわざ「Nippon Individual Savings Account」の略としてNISAとしているわけです。

むしろ漢字の方がその文字を見ただけで意味がわかりますが、略称にされてしまうことでそれだけをパッと見てそれが内を意味しているかが分かりにくくなるような気がします。

親しみやすくかわいらしい名前になった

という評価もあるようですが、そもそも年金制度の名前を可愛らしくする必要があるのかと……。

 

ちなみに、個人型確定拠出年金(iDeCo)の制度上の特徴やメリット、デメリットなどについては「個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット、デメリットのまとめ」の記事で説明しているのでこちらをご覧ください。

散々いいますが、こうやって記事を言及する時も()付で説明するのが面倒です。

 

それでも無理やり普及させるんだろうなぁ……

まぁ、僕みたいな人間が文句を言ったところで個人型確定拠出年金がiDeCoと呼ばれるようになるのは間違いないでしょうね。きっと銀行や証券会社のホームページや窓口などでは「将来のために今からiDeCoを始めませんか?」みたいなPOPが並んだりするんでしょうね?

今はまだないみたいですが、きっと「iDeCo(イデコ)」のロゴなんかもできるんでしょうね。

ちなみに個人型確定拠出年金(iDeCo)では多くの利用者を抱えているSBI証券では以下のようにホームページもiDeCoの表現を()付きですが使っています。

ideco

個人的にはそんな愛称を作って広告費なんかのお金をかけるくらいならもう少し制度を使いやすくするとかそっちの方で頑張ってほしいと思うわけなんですけど。申し込みとか、ネット証券の口座開設とかと比べて少し面倒なところが多いですし……。

 

2017年以降の個人型確定拠出年金は普及期へ

まぁ、いろいろと文句(?)も書きましたが、個人型確定拠出年金(iDeCo)が今後普及していくことは間違いないと思います。2017年1月からはこれまで加入できなかった以下の人たちが加入対象になります。

2017年からの個人型確定拠出年金(iDeCo)の変更点のまとめ
2018-02-03 10:12
2017年1月に個人型確定拠出は加入対象が大幅に拡張されました。確定拠出型年金ってそもそも何?という方には「個人型確定拠出年金のメリット・デメリット」で詳しくまとめていますので、ま
リンク

これによって、ほぼすべての20歳以上の人が個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになるわけです。

年金不安の声が大きくなる一方で、政府としてはiDeCoのような自助努力を税制面でサポートするので、これからは自分でも頑張ってね!といいたいようです。

なんだか、不安もありますが、iDeCoのような制度は自分から積極的に使わないと使えない制度なので上手に活用していきましょう。

 

iDeCoの金融機関選び

2017年現在では、SBI証券と楽天証券の2つの証券会社が運営管理機関手数料を無料にしています。今のところ、この二つの証券会社以外を選択するメリットがないような状況になっています。

SBI証券の個人型確定拠出年金公式ホームページ

楽天証券の個人型確定拠出年金公式ホームページ

なお、個人型確定拠出年金について詳しくは以下の記事でも証券会社(運営管理機関)について比較しておりますのでこちらも参考にしていただければ幸いです。

iDeCo(イデコ)で証券会社を徹底比較。イデコは手数料と運用商品で比較
2022-01-11 05:45
2017年1月より利用可能な範囲も広がる個人型確定拠出年金(iDeCo)。制度自体は節税メリットなどが強い制度ですが、正直言って利用できる証券会社といえばSBI証券だけという状況で
リンク

 

以上、個人型確定拠出年金の愛称がiDeCo(イデコ)に決定というお話でした。

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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