JCB CARD RというクレジットカードがJCBプロパーカードのオリジナルシリーズとして登場しています。「R」という表記は「revolving 」の略、つまりリボ払いですね。JCB CARD Rはリボ専用カードとなっており、決済額の全額が自動的にリボ払いになるように設定されています。
「JCB EIT」の後継的なカードとなります。年会費無料であり、リボ手数料発生時はOkiDoKiポイントが4倍(2%還元)となる特典があります。
そんなJCB CARD Rの特徴と評判、旧カードであるJCB EITとの違いも含めて紹介していきます。
JCB CARD Rの基本スペック
まずは、基本情報から見ていきましょう。
年会費 | 無料 |
---|---|
カードブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1000円あたり2ポイント(1%) (リボ手数料が発生した場合は4ポイント・2%) |
たまるポイント | OkiDokiポイント |
ポイントの使い道 | ・JCBギフトカード ・電子マネーや他社ポイントとの交換 ・ディズニー関連グッズと交換 |
ポイント有効期限 | 2年間 |
国内旅行傷害保険 | なし |
海外旅行傷害 | 2000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 100万円まで(海外ショッピングのみ対象) |
航空機遅延保険 | なし |
空港ラウンジ | なし |
JCB CARD Rの大きな特徴は、ポイント還元率の高さですね。
ポイント還元率が最大で4倍(2%還元相当)になる
通常のJCBカードは1000円あたり1ポイントなので0.5%還元ですが、JCB CARD Rは通常で2倍、リボ払いで手数料が発生した場合は4倍になる計算です。
ただし、JCBカードは「JCB CARD W」というクレジットカードを発行しており、そちらは元々がポイント2倍(1000円につき2ポイント)となっていますので、JCB CARD Rの特徴は“リボ手数料を払った時にポイントが4倍(2%還元相当)になる”という点ですね。
海外旅行傷害保険は自動付帯から利用付帯に
JCB CARD Rと同じくリボ専用のカード「JCB EIT」は同じようなリボ専用カードでしたが、こちらは海外旅行傷害保険は自動付帯だったという大きな強みがありました。
その為、海外旅行に行く方はカードだけでも作っておくとお得なカードでした。
おそらくそういうユーザーが増えすぎたためでしょうが、JCB CARD Rでは海外旅行傷害保険は利用付帯(カードで旅行代金の一部を決済が条件)に変更となりました。
JCBオリジナルシリーズの特典も使える
JCB CARD RはJCBオリジナルシリーズというプロパーカードになります。オリジナルシリーズには対象店舗でのお買い物でポイント還元率がアップする特典などがあります。
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JCB CARD Rのポイント4倍は使える?
JCB CARD Rにおけるリボ払いの仕組みは以下のようになっています。コースを「ゆとりコース」「標準コース」の二つから選び、それぞれのコースに応じて返済をしていきます。
利用残高 | ゆとりコース | 標準コース |
---|---|---|
10万円以下 | 5千円 | 1万円 |
10万円超 50万円以下 |
1万円 | 1万円~5万円 (10万円ごとに1万円加算) |
50万円超 100万円以下 |
1万5千円 | 5万円~10万円 (10万円ごとに1万円加算) |
100万円超 | 2万円 | 10万円~ (10万円ごとに1万円加算) |
残高スライドによる返済方法となっており、上記以上の返済を自動ですることはできません。
たとえば、標準コースの場合15万円の残高がある場合の月々の返済(元本)は1万円で固定されており、22万円なら2万円です。
一方でリボ払いの手数料は年率でどのカード会社も10%を超えています。これだけの利息(手数料)が発生していては、いくらポイント還元率が2%あろうが、一瞬で消えてしまいます。
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リボ払いにせず、期日前に繰り上げ返済するという方法はありますが、そうしてしまうとリボの手数料が発生しないのでポイント還元率もアップしません。
どうすれば効率的にポイント4倍の特典を受けられるのか?
かなり難しいです(というか面倒です)。
JCBは請求額が確定する前に銀行振込によって支払いをすることができます。一般的にはカード利用枠(残高)を回復させるためなどに行われるものですが、JCB CARD Rでその仕組みを使います。
なので、JCBカードの締め日までに買い物をした代金のうち“ほとんど”を振込等で入金しておきます。おおよそ200円位のこしておけばOKです。その状態のままで翌月の支払日を迎えて残高+数円程度のリボ手数料を支払います。
こうする感じですね。
言うまでもないですが、非常に面倒です。一回だけでなく毎月やるというのはよほどの方でないと続かないと思います。
2%近い還元率で得をすることはできますが、調整がややこしいですし、タイトなのでお勧めはしません。
あまりお勧めはできないクレジットカード
まとめると、正直言いまして、あまりお勧めしません。
2%還元は魅力的ですが、よほどクレジットカードの支払いや決済に関する知識や手間を掛けられる人でないと保有メリットはないでしょう。
ポイント還元率を期待するなら、リクルートカード(1.2%還元・年会費無料)があります。JCBカードの中でも、JCB CARD W(1.0%還元・年会費無料)などがありますので、これらのカードを選ぶ方がお得だと思います。
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以上、JCB CARD Rの評判と特徴について紹介しました。
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