楽天PINKカードと通常の楽天カードの違いとメリット、デメリット。切り替えはどうするか?

楽天カードのラインナップの一つに「楽天PINKカード(楽天ピンクカード)」というクレジットカードがあります。年会費は通常カードと同様に永久無料でありながら「女性にうれしいカスタマイズサービス付き」として、いくつかのサービスが用意されています。

女性向けとされているカードですが、男性の申し込みも可能となっています。今回はそんな楽天PINKカードと通常の楽天カードとの違いを比較するほか、どちらに申し込みをするべきか?といったことについてまとめていきたいと思います。

楽天PINKカード公式ホームページ

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楽天PINKカードと通常の楽天カードの違いを比較

楽天PINKカードは基本的には通常の楽天カードのスペックと同様になっています。楽天カードの中ではあくまでも一般カードという扱いになります。

なので、クレジットカードとしての特典やサービスについては基本的に同じです。
以下の表の最後にピンク色で表記している「楽天PINKカード独自特典」が付帯しているカードということになります。

年会費 無料
カードブランド JCB、MasterCard、Visa、AmericanExpres
ポイント還元 100円の利用額につき1楽天ポイント(1%還元)
たまるポイント 楽天スーパーポイント
楽天市場での特典 スーパーポイントアッププログラム
ポンカンキャンペーン登録ができる
ダイヤモンド会員の資格条件をゲットできる
楽天PINKカード独自特典 楽天グループ優待サービス(オプション)
ライフスタイル応援サービス(オプション)
女性のための保険(オプション)

楽天カード共通の特典については以下の記事でまとめておりますので、こちらをご参照いただけるとよいかと思います。年会費永久無料にもかかわらず、ポイント還元率は高く、特に楽天市場内においては、ポイントがたまりやすい特典が数多く用意されています。

楽天市場をよく利用する人なら、いずれかの楽天カードは一枚もっておきたいところです。

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楽天PINKカードの独自特典って何?

楽天PINKカードの独自特典はいずれも「有料」のサービスとなっています。

もちろん、独自特典を一つも使わないという手もあります。その場合の楽天PINKカードは通常の楽天カードとまったく同じスペックのカードということになりますね。

 

楽天グループ優待サービス(月額300円+税)

楽天グループのサービスの割引クーポンや楽天ポイントのプレゼントといったカスタマイズサービスを利用できます。
月額有料サービスですが、初回利用時に限り2か月間は無料で使えます。

  • 楽天トラベル1000円クーポン(初回限定)
  • 楽天市場対象ショップ500円クーポン(月1回)
  • 楽天ブックス100円OFF(月1回)
  • 楽天kobo(電子書籍)の5%オフ(月1回)
  • Rakuten TV(映画・アニメ)が20%オフ

こんな風になっています。
月額300円+税のサービスとなっているので、それ以上の利用があればお得ということになります。

たとえば、楽天市場の500円オフクーポンがありますが、これを毎月使えれば少しだけ得ができるということになります。

元を取るには「楽天市場の500円クーポン」がどれだけ使えるかかにかかっています。微妙なところは全店対象ではなく、「対象ショップ限定」というところですね。自分が楽天でよく使っているお店が対象店舗であればいいのですが、そうでない場合は使いにくいです(利用可能なお店はかなり多いです)。

初回無料なので、2か月だけ試してみて、それで損得を判断してもよいかと。

 

ライフスタイル応援サービス RAKUTEN PINKY LIFE(月額300円+税)

こちらは楽天グループ外のリアル店舗棟で割引を受けることができるサービスです。すべては記載できかねますが、以下のような特典があります。

  • TOHOシネマズの300円オフ
  • イオンシネマの500円オフ
  • タイムズレンタカーの割引
  • カラオケ コートダジュールの割引
  • ビックエコー(カラオケ)の割引
  • 八景島シーパラダイスの入場料金割引
  • 東京ジョイポリスのパスポート割引
  • 大江戸温泉の入場料割引
  • ハーゲンダッツのアイスクリームを会員価格で購入可能

300円ということもあり、こうした施設をよく利用する方にとってはメリットがありそうです。こちらも2か月は無料です。これも、お出かけが多い人にはお得といえるかもしれません。

ただ、あえてお金を払ってまで……と思ってしまいます。
同じような会員割引サービスはいくつかあります。たとえば、年会費無料のクレジットカード「エポスカード」の場合はエポトクプラザという類似サービスをカード会員なら無料で利用できます。

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すべてのお店(サービス)が重複しているわけではないので、絶対にエポトクのほうがいいとは言いませんが、300円払うかどうかは微妙かもしれません。まぁ、こちらも2か月は無料なので試してみるのはいいかもしれません。

 

女性のための保険「楽天PINKサポート」(月額30円~870円)

楽天PINKカードの利用者向けの保険サービスです。

  • 女性特定疾病補償プラン:月額30円~
  • ケガの補償プラン:月額240円
  • 携行品損害補償プラン:月額330円
  • 個人賠償責任事故補償プラン:月額220円

楽天カードが三井住友海上と団体契約を結んだ保険です。団体契約扱いになるので、個別に同じような保険に加入するよりは安い保険料で加入できるようになっています。

この中では「個人賠償責任保険」がいいかなと思います。他の保険は保険としての保障も小さいので、あえて楽天PINKカードで加入する必要はないように思われます。

 

個人賠償責任保険は示談交渉付き

個人賠償責任保険は日常生活において第三者に損害を与えた時の賠償責任を担保してくれる保険です。

  • 子供が遊んでいて他人の物を壊してしまった。
  • 他人に怪我をさせてしまった。
  • 家で水漏れを起こしてしまい階下の住人に損害を与えた。
  • 自転車で通勤中、事故をおこして相手を怪我させてしまった。
  • 通勤中に人にぶつかって怪我をさせてしまった。

こうした事故による賠償責任を補償してくれます。特に自転車事故などでは近年、事故によって多額の賠償を命じられるケースも増えており、重要性が認識されています。

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ただ、多くの人はこの保険に「知らないうちに加入」しているのも事実です。火災保険や自動車保険などにセットとなっていることも多いんですね。
その一方で、そうした勝手に付帯している個人賠償責任保険には示談交渉サービスがついていないことが多いです。要するに相手(事故被害者)との交渉は自分自身でやるか別途費用を払って弁護士にお願いするといことになります。

楽天PINKカードの個人賠償責任保険は示談交渉サービス付きなので万が一の時は保険会社が被害者との間で金銭的な示談交渉をしてくれます。

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楽天PINKカードのデメリットはないの?

楽天カードと比較してのデメリットというものは特にありません。結局はすべてオプションサービスなので気に入らないなら解除すればいいだけです。

強いてあげるとすれば

  • 楽天ピンクカードのかわいらしいデザインは少し恥ずかしい(特に男性には)
  • 通常の楽天カードとの併用はできないので、ピンクカードを使うなら切り替えか再申し込みが必要

私は男性ですが、さすがにこのピンクのカードをお店で出す勇気はちょっとないですね。ネットでのお買い物限定ならあまり関係ないですけど。

 

楽天カードを持っている人が楽天PINKカードが欲しいときどうする?

楽天PINKカードは楽天カードにPINKカード独自の特典が付帯したものです。なので、すでに楽天カードを持っているけど、楽天PINKカードに切り替えたいという方もいらっしゃる事かと思います。
そういう場合はどうしたらいいでしょうか?

 

1)カードの切り替え手続きをする

楽天カードから楽天PINKカードへの切り替えが可能です。
ただし、切り替えの際には1,000円+税の切り替え手数料が必要になります。

また、この場合は国際ブランド(VISA、Mastercard、JCB)の切り替えはできません。

 

2)カードをいったん解約して再申し込みをする

現在利用している楽天カードをいったん退会して、新しく新規で楽天PINKカードに申し込みをするという方法です。こちらだと実は手数料もかかりませんし、国際ブランドの変更もできます。

スムーズなのはこちらの方法だと思います。私もコールセンターに確認したところ、こちらのほうを推奨されました。

 

楽天PINKカード公式ホームページ

 

以上、楽天PINKカードと通常の楽天カードの違いとメリット、デメリット。切り替えはどうするか?

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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