百貨店(デパート)もついに共通ポイントの導入を進めています。三越伊勢丹はTポイント、そして高島屋はdポイント(Pontaポイント)とデパートにおけるポイントのあり方も変わってきているようです。
今回はそんな高島屋が提携したdポイントのクレジットカードのdカード(dカード GOLD)と高島屋が自社で発行しているクレジットカードのタカシマヤカード。それぞれの年会費やポイント還元率、特典などをもとに、どのカードを持つのがお得なのかを詳細に見ていきたいと思います。
高島屋がdポイント(Pontaポイント)と提携!
2016年8月より大手百貨店(デパート)の高島屋がNTTドコモとの業務提携によりお買い物でdポイントがたまり、またためたdポイントが使えるようになりました。
全国の高島屋でお買い物のときにdポイントカード(またはdカード(クレカ))を提示すると購入100円ごとに1ポイントがたまるようになりました。還元率は1%となります。
そもそもdポイントって何?という方は「dポイントの貯め方と使い方、活用方法などのまとめ」の記事でまとめているのでこちらをまずはご一読ください。
もともとのタカシマヤポイントカードとdポイントカードを比較
そもそも、高島屋では、クレジット機能のないタカシマヤポイントカードというポイントカードがあります。まずはそれとの比較をしていきましょう。
タカシマヤポイントカード | dポイントカード | |
---|---|---|
ポイント付与率 | 一般商品:2% 食料品・食堂・喫茶:1% |
1% |
クレジットカードとの併用 | 可能 | 可能 |
貯めたポイントの使い道 | 高島屋のお買い物券と交換可能 | dポイント加盟店での利用 Pontaポイントとの交換 JALマイルとの交換 |
最低交換・利用 | 2000ポイント以上2000ポイント単位 | 1ポイント以上1ポイント単位 |
ポイント期限 | 最長1年4か月 | 4年間 |
ハウスカードと外部のポイントカードとの比較になるので、当たり前ですが、タカシマヤポイントカードのほうが還元率などの面では有利です。
タカシマヤポイントの問題点。端数切捨ては不利
タカシマヤポイントカード(後述するタカシマヤカードも共通)でたまるポイントのタカシマヤポイントはポイント期限の考え方が少し特殊です。
1)加入月の翌月から1年間をポイント積立期間とする
2)ポイント積立期間中にたまった2000ポイントを1単位として商品券と交換可能
なので1年の積立期間に2000ポイント以上を貯めないとポイントは消えてしまいます。さらに、交換単位は2000ポイントごとなので極端な話、3999ポイントを貯めていたという場合、1999ポイントは交換基準を満たしていないので消失してしまうのです……。
そう考えると、年間で数万円単位しか買い物しない人は消えてしまう無駄なポイントがかなり大きくなりそうです。
タカシマヤカードとdカードの比較
さて、本題のタカシマヤカードとdカードの比較です。どちらもクレジットカードで利用することでポイントがたまります。
タカシマヤカード | dカード | |
---|---|---|
年会費 | 2000円(税別) | 無料 |
ポイント付与率 | 8%(食品等は1%) | 3%(クレジット2%+ポイントカード1%) |
ポイントアップ | ポイントアップ特別ご優待期間中は+2% ※食品等は対象外 |
なし |
たまるポイント | タカシマヤポイント | dポイント |
貯めたポイントの使い道 | 高島屋のお買い物券と交換可能 | dポイント加盟店での利用 Pontaポイントとの交換 JALマイルとの交換 |
最低交換・利用 | 2000ポイント以上2000ポイント単位 | 1ポイント以上1ポイント単位 |
ポイント有効期限 | 最長1年4か月 | 4年 |
タカシマヤカードでのお買い物のメリット、デメリット
タカシマヤカードは国内の高島屋各店で100円(税抜)の利用につき基本8%という高還元率でポイントがたまるお得なクレジットカードとなっています。また、ポイントアップ特別ご優待期間中は+2%で最大10%還元となります。
還元率だけを見たら大したものですよね。百貨店はたいていこのように自社発行のクレジットカードでかなり高いポイント付与や割引などを行っていますが、高島屋も同じですね。他社の状況については「デパート・百貨店のクレジットカードのポイント還元率・サービス比較」も参考にしてみてください。
その一方で食料品は1%還元と還元率が低いのと、年会費がかかること、ポイントの使い勝手がやや悪いというのがネックです。
dカードでのお買い物のメリット、デメリット
一方のdカードはドコモのクレジットカード。dポイントカード機能が一体となったクレジットカードです。
上記のバナーのようにdカードは高島屋でのお買い物についてはクレジットカード決済なら3%のポイントが獲得できるようになっています。これは一律(一部ブランド品除く)なので、食料品のようにタカシマヤカードでは1%しか還元されないアイテムも3%となりお得感があります。しかも年会費は無料です。
一方でいわゆる一般商品(ファッションなど)に関しては3%対8%と還元率ではハウスブランドのタカシマヤカードには負けています。
まとめ。高島屋の利用状況で上手に活用しよう
還元率的に言えば以下のような順序になるでしょう。
タカシマヤカード>dカード>タカシマヤポイントカード>dポイントカード=Pontaポイントカード
一見、タカシマヤカードがお得に見えるけど……
還元率だけを見たらタカシマヤカードがお得に見えます。8%というのはかなり大きな割引ですからね。ただし、前述のタカシマヤポイントの2000ポイント単位でそれ未満のポイント切り捨てというのはかなり大きなデメリットです。
そのため、切り捨ても踏まえて考えると実質的な還元率は4~8%ということになってしまいます。
年会費も考慮したポイント還元額をグラフ化したものが下の図です。
青線がタカシマヤカードの還元額でオレンジ線がdカードの還元額です。
還元額が明確にdカードを上回るようになるのは、年間の利用金額が8または10万円を超えたあたりからです。
これは食料品等を含まずにファッション等のみのお買い物で計算した場合です。もしも食料品等を購入する場合はdカードのほうが有利になる点も考慮してください。
結論、ライトユーザーはdカード、ヘビーユーザーはタカシマヤカード
以上から年間で高島屋で10万円以上確実に買い物をするならタカシマヤカードのほうがよくて、それ以下の買い物しかしないならdカードのほうがお得というのを結論としてもよさそうですね。
なお、dカードについてはドコモユーザーの方ならドコモの利用料金が10%ポイントバックされるdカード GOLDのほうが年会費を考慮してもお得なケースがあります。ドコモユーザーの方でdカードを考えている方は「dカード GOLD(DCMX gold)はドコモユーザーにメリットいっぱいのクレジットカード」の記事もご一読いただければと思います。
以上、タカシマヤカードとdカード比較。高島屋でのお買い物はどちらがお得?という件賞をしてみました。
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