クレジットカードの明細や利用状況等を統合管理できる無料スマホアプリにCRECO(クレコ)というものがあります。利用しているクレジットカードのログイン情報を登録することで、明細や請求金額などを自動的に収集して、アプリの管理画面ですべての利用状況を確認することができるようになっています。
こちら2017年4月まではクレジットカードの利用金額の0.1%分をクレコポイントとして提供するシステムになっていましたが、こちら2017年5月以降はポイント付与のシステムが変更され、利用額に対するポイントがなくなりました。
クレコ(CRECO)とはどんなサービスなのか?
複数のクレジットカードの明細をアプリ上で統合管理できるサービスとなっています。同じような金融情報のアカウントアグリゲーションサービスについては当ブログでも「マネーフォワード」なども紹介しました。
今回紹介するクレコはそうした明細情報を「クレジットカード利用」に限定している点があります。銀行預金や証券口座などは扱わずにクレジットカードの利用に絞ることで、カードを使ったお金の流れや支払いなどをより管理しやすくなっています。
複数のカードをカレンダーでまとめて管理
クレジットカードのお買い物でやっかいなのはいついくらくらい使ったのか?今いくらくらい使っているのかが直観的にわかりにくいことです。一つのカードならともかく、お店やお買い物によってクレジットカードを使い分けている場合はなおさらです。
CRECO(クレコ)では、こうした利用状況をカレンダー形式で一日単位、一か月単位で今どれだけ使っているのか?先月はいくらくらい使ったのか?そして今月はいくら支払わないといけないのか?が一目でわかるようになっています。
複数のクレジットカードを使っている人は特に、このサービスは便利だと思います。
また、クレジットカードの不正利用にも気が付きやすいので、ほとんど使っていないクレジットカードも「登録だけ」でも構わないので登録しておくことをお勧めします。
なお、登録するメリットは後述するポイントとも絡んできます。
最大のメリットはCRECOポイント
クレコ(CRECO)の最大の特徴というかメリットはCREKCOポイントという独自のポイントです。これはクレジットカードの新規登録で30ポイント(30円相当)がもらえます。
また、インストールをした月以降の登録したクレジットカードの利用明細1000円分につき1ポイント(0.1%)がポイントとしてもらえるようになっています。仮に毎月10万円のクレジットカードでお買い物をしている場合は100CRECOポイントがもらえます。つまり、クレジットカードのポイント還元率を0.1%底上げする効果があるということになりますね。
2017年5月で利用金額1000円あたり1ポイントの特典は終了しました。0.1%ポイント付与はクレコにとっては確実に持ち出しの部分が大きかったでしょうから、やむを得ないところもあるのでしょうが、メリットは大幅に低下してしまいます。
(追々記)
クレジットカードの明細1件(1000円以上)に対して明細内容を入力すれば1ポイントもらえるようになりました。ゼロよりはいいですけど、ちょっと面倒すぎます……。
クレコポイントは電子マネーなどと交換できる
貯めたクレコポイントは以下の電子マネーやギフト券と交換することができます。たとえばAmazonギフト券の場合は500クレコポイント→500円分のAmazonギフト券との交換となります。
・Amazonギフト券
・nanacoギフト
・EdyギフトID
・Vプリカ
・NET CASH
ポイント有効期限は1年と短い
注意点としてクレコのポイント有効期限は1年間ということです。最低交換には500ポイントが必要なので、クレジットカード登録などのボーナスを除外すると、年に50万円はカードを使わないと換金前に有効期限が切れるわけです。
月にすると約42000円くらいですね。ちなみに、後述するオファーというリワード広告を利用すると有効期限がその時点から1年間延長されます。
ポイントはたくさんためるよりは最低交換分が貯まったらこまめにギフト券などと交換するというのがおすすめです。
一応、リワード広告でもポイントはたまる
リワード広告というのは、アプリ上に掲載されている、特定の広告をタップして実際にサービスを利用するとポイントが付与されるというものです。たとえば、ショッピング(ネット通販)やクレジットカード作成、アプリのインストールなどがあげられます。
ただし、こうしたリワード広告についてはそれを専門とするサイト(ポイントサイト)を利用するほうが還元額も率もよいので、あえてクレコで利用するメリットは小さいです。
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CRECOを利用する上で危険性はないのか?
クレジットカードの利用明細を預けることになるわけですからCRECOは安全なのか?危険ではないのか?ということは心配に思う方も多いかと思います。ログイン情報などをアプリに入力するわけで、万が一情報流出となったら大変ですよね。
1)ログイン情報はスマホ内部に暗号化されて保存
まず、クレジットカードのログイン情報(IDやパスワード)はオンライン上に保存されるわけではなくスマホ内部に暗号化されて保存されます。そのため、クレコ(CRECO)のサーバーなどがハッキングされた場合も情報が流出するリスクは低いといえるでしょう。
2)スマホアプリもパスワードが付く
アプリを開くときも標準で4桁のパスワードの登録が必要になっています。これによって万が一、スマホを落とした場合でも第三者が勝手に開くことはできません。
3)個人情報は大丈夫?
CRECOではユーザーの氏名等の情報は基本的に保存していません。その一方で匿名情報としてAというユーザーがクレジットカードで何々と何々を購入したという情報をマーケティング目的で収集しています。Tポイントなどの共通ポイントの確認と同じですね。
こうした利用がいやというのであれば、クレコの利用はお勧めしません。
まとめ。クレコポイント改悪で利用メリットは大幅減
公式には2015年11月からのリリースキャンペーンが終了したことにより0.1%のポイント付与は終わったということになっています。
ただ個人的には、利用額の0.1%がもらえるというのが一番大きかったので、これが消えてしまったことでクレコをあえてクレジットカード管理するメリットはかなり小さくなりました。こうしたサービスは改悪がつきものですから、仕方ないところもありますけど。
以上、クレジットカードの明細統合アプリ CRECO(クレコ)についての特徴やメリット、評判や危険性の評価などをしてみました。
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