新社会人になって、クレジットカードを作ろうとか作るように勧誘された、またはカードを新しくつくろうと考えている方も多いのではないかと思います。
クレジットカードは便利でお得ですが、使い方を間違えると大きな損をしてしまったり、自分の信用情報を傷つけて将来の住宅ローンなどへの悪影響が生じることもあります。
今回は社会人になった皆さま向けにクレジットカードの作り方と使い方の基本、注意点を説明していきます。
クレジットカードの作り方と申し込み前に知っておきたい注意点
新社会人になって、クレジットカードを作ろうかなと考えていると、色々な場所でクレジットカードの募集をしている場面に遭遇するかと思います。
スーパー、デパート、専門店、駅、空港など様々なところで募集されています。今ならカードを作れば500円分の金券プレゼントみたいな形で応募されていることも多いですね。
社会人になって、手当たり次第にカードを作ると大失敗するかもしれません。まずは、カードを作る前に知っておくべきクレジットカード申し込み時の注意点をまとめます。
まずはクレジットカードの基本を理解しよう
新社会人になってクレジットカードを作るというのはいいですが、そもそもクレジットカードってどんなカードなのでしょうか?まずはその仕組みを理解しましょう。
クレジットカード(Credit Card)とは、利用者に与信(信用)を与えて、後払いを許可する決済サービスです。
カード会社は私たちに与信額(いくらまでなら後払いを認めるよという金額)を設定し、その範囲内においてお店(カード加盟店)でお買い物(後払い)ができます。
お店に対してはカード会社がカード会員(私たち)に代わって支払いをし、カード会員は後日、支払日にカード会社に対して利用額を支払うという形になっています。
つまり、クレジットカードは私たちカード会員からすると「後払いができるツール」ということになります。
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では、つづいて、実際にクレジットカードを使うメリット、デメリットを見ていきましょう。
クレジットカードを使うメリット
- 現金を持ち歩く必要なくお買い物ができる
- 後払いができるので、今お金が無くてもお買い物ができる
- クレジットカードの利用額に応じてポイントがもらえることが多い
- 付帯保険やカード保有の特典などが用意されていることがある
クレジットカード最大のメリットはやっぱりポイント?
メリットとして特に大きいのはクレジットカードはカード払いするとポイントがもらえるようになってくることが多いという点があげられます。
ポイント付与は決済額の0.5%~1.0%くらいが多く、現金で購入するよりもカード払いで購入するほうがお得になるわけですね。
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付帯保険やカードの保有の特典などがある
クレジットカードによっては、カードに様々な特典が用意されていることがあります。
付帯保険(ふたいほけん)というのはクレジットカードにセットされている保険です。代表的なものに旅行傷害保険があり、旅行中の病気やケガなどの万が一を補償してくれる保険です。
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こうしたもの以外にもデパートやスーパーなど特定のお店で割引サービスなどが受けられるようなカードもありますね。
クレジットカードを使うデメリットや注意点
- 後払いなのでその時までにお金を用意しておく必要がある
- 後払いで払えないと信用情報に瑕がつく
- カードによっては年会費が掛かることがある
- 分割払いやリボ払いを利用すると手数料(金利)がかかる
肝に銘じよ!遅延は大きな悪影響を与える
クレジットカードは信用によって成り立っています。その信用を壊す最大の要因は「支払いをしないこと」です。不払いはもちろんですが遅延でも大きな影響を受けます。
ちなみに遅延を繰り返すと、個人信用情報機関にその記録が残ります。この記録が残ってしまうと、クレジットカードだけでなく、銀行などの信用も失い、ローンなどが大変組みにくくなります。俗にブラックリスト、ブラック情報という場合もあります。
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ちなみに、こうした遅延情報については携帯電話の分割払いでも発生することが多いです。たった数千円で何年もクレジットカードやローンが使えないなんてことにならないように、遅延は絶対NGを肝に銘じましょう
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年会費には注意。実質無料の年会費にも要注意
クレジットカードに申し込みをする前に、そのカードは年会費がかかるか、かからないかはしっかりとチェックするようにしましょう。
最近では○○すれば年会費が無料になる実質年会費無料というクレジットカードも多いですが、意外とこうした無料条件のハードルが厳しいカードもあります。
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内容をよく聞いて、本当に無料かどうかを確認しましょう。
なお、年会費がかかるカードは絶対にダメというわけではありません。年会費を支払ってもそれだけの価値があるカードもたくさんあります。ただ、そうしたカードはしっかりとメリット、デメリットを考えたうえで判断するようにしましょう。
たとえば、2%のポイント還元があるという一見お得なカードでも年会費が3000円かかるとするなら年間で15万円以上の決済をして初めてプラスです。
それよりはポイント還元が1%のカードでも年会費無料のカードを使うほうがお得というケースも多いわけです。
分割払いやリボ払いを利用すると手数料(金利)がかかる
後払いができるのがクレジットカードのメリットですが、さらに支払いを先延ばしすることができます。それが分割払いやリボ払い(リボルビング払い)です。
分割払い・・・決められた回数で分割して支払う
リボ払い・・・毎月定めた一定額を支払い続ける
これらの支払いの場合、カード会社は手数料(金利)を取ります。カード会社の分割払いやリボ払いの手数料は年率15%程度と極めて高いです。中でも支払いが長期化しやすいリボ払いは続けることでどんどん借金が雪だるま式に増えていきます。
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支払い余力がないのにカードなら買えると考えるのは絶対にやめておきましょう。新社会人のころから借金癖を付けてしまうと後が大変です。むしろ、社会人なったからこそ、貯金癖を身につけましょう。
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新社会人がクレジットカードで陥りやすい落とし穴
以下は、上記であげたメインの注意事項に付帯する内容でもう少し細かく注意点・落とし穴を落とし込んだものです。
とりあえず入社すぐは審査に通らないこともある
まず、新入社員として入社してすぐの場合はクレジットカードの審査に通らないケースも少なくありません。
たとえ、名前が知れている東証一部上場の大企業に勤務しているという場合でも勤続年数が短いと審査に通らないことが多いです。
特に、審査が比較的厳しいとされている銀行系のクレジットカードなどは難しいかもしれません。クレジットカードは冒頭でも書いたように、利用者に与信を与えることになりますので、社会人なり立てだと審査には通りにくいです。
だから、カードの申し込みをして審査に落ちたからといって悲観的になる必要はありません。
クレジットカードを作り過ぎない
商業施設などでお買い物をしようとするといろいろな特典のあるクレジットカードを紹介・案内されることが多いかもしれません。
だからといって手当たり次第に申込みをするのは感心できません。10枚も20枚もクレジットカードを作っても管理が難しくなります。
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こちらでも紹介していますが、自分で管理できる枚数程度にしておきましょう。個人的には新社会人の方なら持って3枚くらいがベストじゃないでしょうか。
引き落とし日に落ちないという状況は絶対につくらない
クレジットカードに限らず、金融機関は延滞を相当嫌っています。社会人になりたての方は意外とこうしたことを軽く考えるかもしれませんが、これは覚えておいてください。
会社でも2回不渡り(決済できない)を出すとたとえ黒字でも銀行取引停止となって倒産してしまいます。
クレジットカードも同様です。支払日は必ず把握しておきそれ以上の預金を入れておくようにしましょう。
逆に、約束通りの支払いがしっかりできれば、それが信用となります。こうした信用をクレジットヒストリー(クレヒス)といいます。(参考: クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性 )
カードの引き落とし先は給与振込口座に設定しておく
これは必須とは言えませんが、やっておくとよいでしょう。給与振込口座であればある程度、預金があるはずですので、不測の事態であっても引き落としできないというリスクを回避できます。
また、本件とは関係ありませんが、貯金習慣をつけるためにも「積立貯金」をおすすめしています。貯金が苦手な方でもお金を貯めるのに最適です。また、こうして貯金をしておけば、万が一のカードの引き落としの時も預けているお金の一定範囲内なら自動貸付を行ってくれるので残高不足の場合でも預金している金額内となりますが安心できます。
新社会人におすすめのクレジットカード
ここからは私がチョイスした新社会人になった皆様におすすめのクレジットカードです。それぞれ特徴がありますので、自分に合ってそうだなと思うカードを作ってみてください。
なお、注意点のところでも書いたように、カードの申し込みは多くても2枚~3枚くらいまでにしておいてくださいね。
三井住友VISAカード(デビュープラス)
ご存知の方も多いでしょう。日本を代表するカード会社三井住友カードのクレジットカードです。
デビュープラスは18歳~25歳までの若い人専用のクレジットカードになっています。年会費は無料にもかかわらず、ポイント(ワールドプレゼント)が利用額の1%もたまるという高ポイント還元カードになります。
三井住友カードのプロパーカードということで、どこで使っても恥ずかしくないカードです。
特典豊富な楽天カードもよいのですが、人によっては恥ずかしいカードだと考えている人も多いようです(参考:出すと恥ずかしいクレジットカードってあるの?クレジットカードとステータス)。
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楽天カード
恥ずかしいと言っておきながらの紹介ですが、楽天カードは高ポイント還元のクレジットカードとして外せません。年会費は完全無料で、利用額の1%がポイント還元(楽天ポイント)となります。
さらに楽天市場(ショッピングモール)なら楽天カードで決済をすると3%のポイント還元となります。ネットショッピングの決済なら恥ずかしいも何もありませんので、堂々と使いましょう。
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デパートやスーパーのクレジットカード
普段のお買い物のスーパーマーケットやよく行くデパートなどがあるのであれば、それぞれのクレジットカードを作っておくとお得です。デパートやスーパーはそれぞれ提携クレジットカードを発行しており、お店で利用するとかなり得をすることができます。
以下の記事でデパート別、スーパー別にクレジットカードをまとめているのでこちらもぜひご参照ください。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/9057″]
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/9168″]
JALやANAなどの航空会社のクレジットカード
仕事で飛行機を使う機会があるのであればJALカードやANAカードなどの航空会社のクレジットカードは押さえておきましょう。
最近ではLCCも増えていますが、出張のように時間が重要な異動では欠航や遅延のリスクが大きいLCCは怖いです。ビジネスマンなら国内はJALかANAのどちらかをメインで使う人が多いです。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/savings/10287″]
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/7368″]
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/3863″]
まとめ。クレジットカードは賢く利用しよう
以上がクレジットカードの申込や利用の基本です。
クレジットカードの無計画な利用は身を破綻させるきっかけともなります。かわいらしいCMでリボ払いの良さ(便利さ)を盛んに宣伝していますが、それは自社(カード会社)が儲かるからです。
その一方で賢く利用すれば大変便利でお得なツールでもあります。怖さを理解した上で正しく、お得に活用するようにしましょう。
以上、新社会人向けのクレジットカードの作り方と使い方、おすすめのクレジットカードを紹介しました。
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