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StockPoint for CONNECT(旧:Pontaポイント運用)のメリット、デメリットを分析
共通ポイントカードのPonta(ポンタ)がポイント運用サービスを始めることを発表しました。
ポイント運用サービスはポイントを疑似的に投資してその結果でポイントが増減するサービスです。すでに共通ポイント界隈では「dポイント」「楽天ポイント」が同種のサービスを始めており、Tポイントも参入を表明していましたが、Pontaポイントもポイント投資ができるようになります。
「ポイント=オマケ」の時代からポイントがほとんどお金と変わらなくなる時代になってきましたね。
今回はそんなPontaポイント運用のサービス内容の特徴やメリット、デメリットなどを見ていきたいと思います。
※2020年7月1日よりサービス名称が「StockPoint for CONNECT」へと変更となりました。
目次
キャンペーン第2弾
ポイントで株主になろうキャンペーンの第2弾がスタートします。
期間:2020年10月26日~12月10日まで
StockPoint for CONNECTのアプリから毎日抽選に参加できます。株式相当額のポイントやPontaポイントなどが当たります。前回の第1弾では私も数千円分くらいのポイント株式が当選しました。第2弾も期待ですね!!ちなみに、株式相当額のポイント当選時にはCONNECの口座開設が必要になります。
最大で46回チャレンジできたわけです。ちなみに私は11/46の当選回数でした。株式ポイントが当選した方は12月28日までにCONNECTとStockPoint for CONNECTの紐づけが必要になりますので、口座開設の手続きを進めておきましょう。
StockPoint for CONNECTのしくみ
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)と個別株式ポイント投資サービスを提供するSTOCK POINT株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:土屋 清美、以下「STOCK POINT」)は業務提携し、8,998万人(2019年2月末日現在)のPonta会員を対象に、個別企業の株式銘柄へポイント投資・運用できるサービス「Pontaポイント運用」の提供を2019年4月9日(火)(予定)より開始することをお知らせいたします。
ということなので、ポイント投資の仕組みとしては、「StockPoint(ストックポイント)」の仕組みを利用したものになるようです。というかほぼ同じですね。StockPointはポイントを株価に連動する形で疑似運用することができるサービスです。
上記記事でも紹介しています。
上記のようなイメージで、Pontaポイントを疑似投資が可能なポイント(銘柄ポイント)交換した状態で運用し、株価に連動して変動。最終的にはPontaに戻すことができるといった形になります。
大和証券系のCONNECTと連携して、ポイント投資で買った株を現物株にできる
大和証券系の小額投資ができるネット証券の「CONNECT」では1株単位で株を取引できる「ひな株」という取引が可能で、ポイント投資も可能です。そのポイント投資の仕組みがこちらのSTOCKPOINT for CONNECTになっています。
ポイント投資で買った株式が1株以上になる場合、CONNECTの口座に移管して現物株とすることができます。
現時点ではあまり魅力ないかなぁというのが感想
仕組みとしては面白いです。しかしながらポイント投資の状態だと
- 配当金が出ない(配当落ち調整がない)
- 取引手数料が高い
という大きな問題があります。この仕様はStock Pointのそもそもの仕様となっています。かなりの欠陥だと思いますが、一向に改善される気配がないです。そう考えると、このStock Pointのエンジンを使って個別株に投資をするというのは正直言ってやるべきではないと断言します。
権利落ちの処理がされないのは致命的
配当落ち(権利落ち)の処理がないために確実に損をする仕組みになっています。正直、手数料よりもこれが致命的です。長期投資をする価値がゼロです。
配当落ちというのは配当金を受け取る権利を取得することができる日とそれができなくなる日をまたぐ際に発生する株価の下落を指します。
企業は配当金(株主優待)の対象となる人を「権利確定日」という特定の日(会社によって違う)を決めています。この日の時点の株主に対して配当金を提供するわけです。
その翌日に株主になった人は対象外です。つまり、1日違いで配当金をもらえる/もらえないが変わるわけですね。そのため、株式市場では通常その分(配当金相当額)が翌日になると変動します。
今日の株価1000円(50円配当)なら翌日の朝の株価は950円くらいからスタートします。この株価下落分が「配当落ち」というものですね。
持ち越した投資家は損をしますがその分配当金がもらえるので損をしません。
ただ、StockPoint for CONNECTの投資家は違います。StockPoint for CONNECTの場合、配当金はもらえませんので、権利落ち分による損失はポイント投資をしている投資家が丸々被ることになります……。
たとえば、StockPoint for CONNECTで投資ができる、みずほフィナンシャルグループ(8411)は2019年3月20日終値が175.5円で配当金は年間で7.5円出ています。配当利回りは4.27%となります。
StockPoint for CONNECTだと、この配当が出ないため、投資を1年続けるごとに普通に株を買うよりも4.27%も運用利回りが削られることになります……。ひどすぎる。
実質的な手数料が高い
StockPoint for CONNECTでは、Pontaポイントを運用可能なポイントに交換した後で、Pontaポイントに戻す際に5%分の手数料が徴収されます。
一般的に株の売買手数料は0.1%程度です。売り買い両方を考えても0.2%です。そう考えるとPontaポイント運用は通常の株投資の25倍もの手数料がかかる投資となります。
野村證券のような大手対面証券の窓口手数料でも1%くらいですよ、高すぎです。
汎用性の高いPontaポイントをあえて利用する意義は薄い
現状のサービス内容だと正直言ってお勧めできません。
Pontaポイントはローソンでのポン活(お試し引換券)などに利用するとお得に利用できます。
また、その他のお店でも1ポイント=1円としてほぼ現金と同じように利用することができます。ポイントで資産運用は確かに魅力的ではありますが、現時点で「あえて」Stock Point for CONNECTとして運用する意義は高くないように思います。
ちなみに、ポイント運用であれば現時点で圧倒的に優れているのは「dポイント投資」です。
メチャクチャ批判的な記事になってしまいましたが、個人的にはPontaポイント運用からStock Point for CONNECTにリニューアルされた後も全くお勧めしません。
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