出張やレジャーなどでビジネスホテルに良く泊まる人は、適当にビジネスホテルをホテル予約サイトなどで探して決めるのではなく、ホテルの会員制度を利用して会員になっておくのが非常にお得です。

一般的に会員になることで宿泊代が安くなる、ポイント還元される、現金キャッシュバックされるといった具体的な特典があります。上手に活用することで出張費を節約し、プライベートでも利用できる特典を獲得できる可能性があります。

ホテル予約サイトを使わないビジネスホテル予約

ポイント還元や宿泊割引の恩恵を最大限に受けるには、いずれの場合もビジネスホテルの会員になり、ホテルの公式ホームページや公式アプリから直接予約をすることになります。

楽天トラベルやじゃらんnet、Yahoo!トラベルといった旅行ポータルサイトからの予約では、ホテル独自のポイント還元率が下がったり、特典の対象外になることが一般的です。理由は単純で、ポータルサイト経由の予約だとホテル側が送客手数料を支払う必要があるためです。公式サイトからの直接予約に限定する代わりに、浮いた手数料の分を利用者(宿泊者)に大きく還元する仕組みとなっています。

ビジネスホテルの会員サービスの比較

以下は大手のビジネスホテルチェーンが提供している会員サービスについてまとめています。東横インやアパホテルのように全国展開するホテルの場合は、カードを作っておく(またはアプリ会員になっておく)と便利でお得です。

仕事で出張が多い人の役得。出張族のメリット活用術や注意点でも紹介したように、最近はクオカードを使った出張節約技が使えない(または会社で禁止されている)会社も増えてきました。そういった場合でも、ホテル独自のポイント会員プログラムの利用は許容されることが多いようです。出張でビジネスホテルに泊まってポイントを貯め、プライベートの旅行で特典を使うという方法や、現金キャッシュバックとして還元してもらう方法もありますので上手に活用しましょう。

まずは、主要な会員プログラムの特徴を一覧にまとめましたのでご覧ください。

ホテル名 入会金 宿泊料金割引 その他特典・ポイント還元
東横イン 1,500円 平日5%・日祝20%オフ 10泊ごとに1泊分の無料宿泊特典(デジタル管理)
アパホテル 無料 なし ステータスにより還元率アップ(プレジデント会員で最大15%還元)。ポイントはキャッシュバックや宿泊充当が可能
ドーミーイン(Dormy’s) 無料 ベストレート保証 年間利用額に応じたステータス(シルバー・ゴールド)でポイント還元率アップやラウンジ利用などの特典
Aカード(独立系) 無料 なし 通常料金で10%以上、割引料金で5%以上のポイント付与。ポイントはキャッシュバック可能
スーパーホテル 無料 なし 1泊ごとにスタンプ1つ。スタンプ2つで1,000円、5つで3,000円キャッシュバック。有効期限1年
相鉄ホテルズ(旧サンルート等) 無料 会員優待価格など 旧サンルートクラブから統合。公式サイトからの予約によるポイント付与やキャッシュバック特典あり(詳細は公式サイト参照)
ダイワロイネットホテルズ 無料 なし 1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=100円相当)。宿泊料金として利用かカタログギフトと交換
リッチモンドホテル 無料 なし 宿泊料金1,000円につき100ポイント(1ポイント1円相当)。宿泊料金に充当可能
三井ガーデンホテルズ 無料 なし 宿泊料金の5%分がポイントとして貯まる。宿泊料金への充当またはVisaギフトカードなどと交換可能
ホテルルートイン 無料 なし 宿泊代金100円(税抜)あたり3ポイント(Pontaポイントまたはdポイントが選択可能)

続いて、各ビジネスホテルのポイントカード(会員カード・アプリ)についての詳細を紹介していきます。

東横イン 東横INNクラブカード

日本全国に展開するビジネスホテルチェーン最大手です。
入会金1,500円で会員になると、チェックインの手続きがスムーズになり、通常よりも1時間早いチェックインが可能になります。優先予約のメリットもあり、通常は3か月前からの予約受付のところ、6か月前から予約が可能になります。

宿泊料金もお得になり、平日だと5%オフ、日曜祝日は20%オフになります。
また、10泊すると1泊分のシングル無料宿泊特典を受け取ることができます。なお、2025年12月15日をもってプラスチック製の無料宿泊券の発行は廃止され、現在はアプリ等でのデジタル管理に移行しています。
年会費はかかりますが、クレジットカード機能がセットになったカードも発行しています。

東横インについては「東横インにお得に安く泊まるための方法のまとめ」でもさらに詳しくまとめています。

アパホテル アパカード / アパアプリ

アパホテルも全国に展開するビジネスホテルチェーンの大手です。
アパホテルは会員制度が充実しており、スタンダード・シルバー・ゴールド・プラチナ・プレジデントといった「階層型(ステータス)プログラム」を導入しています。

2026年5月からの会員制度リニューアル
アパホテルの会員制度は2026年5月1日にリニューアルされ、より還元が手厚くなりました。

  • 基本ポイント+ステータスポイントが一律2%アップ
  • 最上位の「プレジデント会員」になると、アプリの「1秒チェックイン」や提携カードボーナスを含めて最大15%の還元
  • 貯まったポイントの宿泊充当上限が、1泊1室あたり最大3,000ポイントに拡大(従来は一律1,000ポイント)
  • 団体予約の場合、宿泊代表者への一括付与が一律3%に

貯まったポイントは、フロントで現金としてキャッシュバックを受けることも可能です。会員登録は無料なので、アパホテルをよく利用するという方は必ず会員(およびアプリ連携)になっておくべきでしょう。アパホテルの宿泊料金は需要予測に基づいて大きく変動するため、予約のタイミングも重要です。詳しくは「アパホテルにお得に安く宿泊する方法のまとめ」もご参照ください。

ドーミーイン(共立リゾート) Dormy’s

天然温泉やサウナ、夜鳴きそば(無料のラーメンサービス)で出張族から絶大な支持を集めるドーミーインも、「Dormy’s(ドーミーズ)」という独自の会員プログラムを展開しています。

会員登録は無料で、公式サイトからの予約でベストレートが適用されるほか、年間の利用金額に応じて以下のようなステータスが与えられます。

  • シルバー会員(年間利用10万円以上):ポイント還元率が通常より+1%アップ、アーリーチェックイン特典など
  • ゴールド会員(年間利用25万円以上):ラウンジの無料利用、アーリー&レイトチェックアウト特典など

少し出張単価は高めになりがちですが、快適な滞在とポイント還元を両立させたい方には必須のプログラムです。

独立系ホテルのAカード

Aカードというのは、特定のチェーン展開ではなく、独立系のビジネスホテルなどが幅広く加盟しているポイントサービスです。加盟ホテル数が非常に多く、Aカードの公式サイトからエリア別にビジネスホテルを探して予約することが可能です。

宿泊料金100円ごとに10ポイントが貯まります。宿泊するたびに、通常料金で10%以上、割引料金(会員特別料金)でも5%以上のポイントが付加されるようになっており、貯めたポイントは現金でキャッシュバックしてもらえます。

入会金や年会費は無料です。加盟ホテルのフロントで申し込みができるほか、公式サイトからも申し込み可能です(カード到着まで10日前後かかります)。

スーパーホテル とくとくカード

宿泊ごとにチェックイン時スタンプを押してもらうことができ、スタンプ2個で1,000円、5個で3,000円がキャッシュバックされる分かりやすい仕組みとなっています。公式サイトからの予約では、一度の宿泊でスタンプが複数個貯まるプランも用意されていることがあります。

基本的には最終利用から1年間の有効期限があるため、年に複数回スーパーホテルを利用するという人向けと言えるでしょう。

相鉄ホテルズ(旧サンルート等)

かつての「サンルートホテルズ」は、2026年2月に相鉄ホテルマネジメントに吸収合併され、ブランドサイトも「相鉄ホテルズ」へ統合されました。それに伴い、会員制度も「相鉄ホテルズクラブ」へと移行しています。

相鉄ホテルズクラブでも、公式サイトからの予約によるキャッシュバック特典や独自の優待などが用意されています。旧サンルートクラブのポイント引き継ぎや最新の割引率については、現在の相鉄ホテルズ公式サイトで最新情報をご確認ください。

ダイワロイネットホテルズ ロイネットクラブ

ロイネットクラブは全国のダイワロイネットホテルで使える会員サービスです。入会金、年会費は無料で、最終利用日より2年間有効です。

公式サイトまたは電話での予約で1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=100円相当)が貯まります。実質的な還元率は10%となります。貯めたポイントはキャッシュバックには利用できませんが、宿泊料金への充当や、カタログギフト・グルメギフトと交換することができます。

リッチモンドホテル リッチモンドクラブ

電話または公式サイト経由のネット予約などでポイントが貯まる会員プログラムです。入会は無料で、宿泊時にフロントで即時カードを作ることができ、初回の宿泊からポイントを貯めることができます。

宿泊料金1,000円につき100ポイント(1ポイント=1円相当)が貯まるほか、会員はレイトチェックアウト(12時まで)が無料となる大きなメリットがあります。貯めたポイントは次回の宿泊料金に充当することができます。

三井ガーデンホテルズ MGHメンバーズ

三井ガーデンホテルズの「MGHメンバーズ」は入会金・年会費が無料の会員プログラムです。公式サイトや電話での予約で、宿泊料金の5%分がポイントとして貯まります。貯めたポイントは宿泊利用券のほか、Visaのギフトカードなどに交換することも可能です。
また、会員登録しておくことでスムーズなチェックイン手続きや、ベストプライス保証を受けることが可能です。

ホテルルートイン Ponta・dポイントと提携

無料の朝食バイキングや大浴場が人気のビジネスホテルです。こちらは独自のポイントというよりも、共通ポイントであるPontaポイントおよびdポイントと提携しており、宿泊代金100円(税抜)あたり3ポイント(3円相当)が貯まる仕組みになっています。
ポイント付与率の数字だけを見ると独自ポイントに比べて控えめに見えますが、コンビニや飲食店など日常的な使い道が非常に多い共通ポイント(Ponta・dポイント)が直接貯まるのは大きな魅力です。

ビジネスホテルの宿泊が「年に数回程度」という方には、有効期限切れのリスクが少ない共通ポイントが貯まるルートインは非常に使い勝手が良いでしょう。

ホテルのモバイルアプリ・スマートフォン連携特典も活用しよう

近年ではポイント還元だけでなく、各ホテルの「公式スマートフォンアプリ」を活用した特典が急速に進化しています。
たとえばアパホテルの「1秒チェックイン」や、東横インの「デジタルキー(スマートフォンをルームキーとして使える機能)」など、出張時のフロントでの待ち時間を大幅に削減できる機能が普及しています。ポイントカードを持ち歩く必要もなくなるため、出張族の方は各ホテルの公式アプリをインストールして連携させておくことを強くおすすめします。

上手にポイントや会員サービスを活用しよう

代表的なビジネスホテルチェーンの会員制度やポイント還元プログラムを紹介しました。ほとんどのプログラムが年会費無料で利用できるわけですが、ポイントを貯めても還元の基準額に一度の宿泊では届かないケースがほとんどです。

そう考えると、出張や旅行などでビジネスホテルを使うときは、あらかじめ「ひいきのホテルチェーン」を1〜2つに絞って決めておくのがポイントを無駄にしないコツです。

出張族の方で、会社の経費精算が「実費精算」という場合は、貯めたポイントを宿泊料金の値引きに充てるタイプよりも、後日現金や電子マネーなどで還元できるキャッシュバックタイプの方が、経費処理上も扱いやすく、個人のメリットになりやすいためおすすめです。

なお、近年では東京や名古屋、大阪、福岡等の都市部を中心に、インバウンド需要も相まってビジネスホテルの予約が非常に取りにくい状況になっています。「ビジネスホテルが満室で予約が取れないときのホテル確保術」でも記事にしていますが、こうした予約が取りにくい時でも、上位会員(ステータス会員)になっておくと優先枠が確保できたり、当日予約がしやすくなるケースもあります。

そうした意味でも、よく行くエリアに展開しているビジネスホテルのメンバーには保険として加入しておくのが得策です。

以上、ビジネスホテルの会員制度(ポイントプログラム)のお得な活用術と比較でした。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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