貯金専用口座(貯金専用銀行)というのは、普段の日常的な出費をまかなう銀行とは別に、貯金専用として使うことを考えず貯めていくことだけを目的とする銀行口座を指します。
そういう種類の銀行口座があるというわけではなく、あくまでも自分でお金を管理するために、○○銀行の口座を貯金専用口座にするという意味合いになります。
手軽にできる方法ですが、人によっては、これまで貯金に何度も失敗してきたのに貯金専用口座を作るだけで、何もしなくても貯まるようになった。という人も数多くいらっしゃいます。
今回はそんな貯金専用口座を作るべき理由と、お勧めの銀行を紹介していきます。
生活費用の銀行と貯金用の銀行を分ける必要性
まず、「お金が貯まる!財布へのお金の入れ方」でも書きましたが、行動経済学という分野で研究された通り、人は沢山お金があると感じてしまうと無駄遣いが増えやすいそうです。
100万円のなかの1万円はたったの1%ですが、10万円の中の1万円なら10%です。
人は絶対的な金額(1万円)よりも相対的なお金(持ち金の1%か10%か)の動きほうをより強く感じるそうです。財布の中にたくさんお金を入れておくというのは節約という点からはあまり好ましくないわけです。
これは、銀行預金(貯金)でも同じことが言えるはずです。
普段使いの銀行口座の中に100万円、200万円といったまとまったおかねがはいっていると、日々のちょっとした無駄遣いが小さく思えてしまう、あるいは気づきにくくなってしまうという問題があるわけです。
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生活費用の銀行(日常で使うお金を管理する銀行)と貯金用の銀行(使わずにためていく銀行)を分けるというのは、こうした点から効果的になります。
生活費用の銀行には、毎月使うお金だけ(最低限)を残しておくようにして、それを超える部分は貯金専用口座の方に予め移しておくのです。
生活費用の銀行にはその月に使っていいお金だけを銀行口座に入れておく
たとえば、月の生活費を15万円とするならば、生活費用の銀行には15万円しか入金しないようにします。残ったお金は全部「貯金用の銀行」に入金して使えないようにしておきます。
そうしておけば、無駄遣いが増えるとみるみる預金残高が減っていくことになるので無駄遣いが減るという寸法です。すごく単純で子供だましのように見えるかもしれませんが、人によっては絶大な効果が表れるケースも多いようです。
生活費用の銀行は日々の残高管理も大切
なお、貯金専用口座ではない生活費用の口座ですが、あまりにも金額を小さくしすぎるのもよくありません。
たとえば、10日しかたっていないのに生活費の半分以上が無くなっているというような状況も非常事態になります。また、クレジットカードなどの引き落としがあるような場合に残高が足りないと大変なことになります。
特にクレジットカードの引落不可(残高不足)などは「個人信用情報機関」という金融機関が個人の信用情報(クレジットやローンの利用状況)を管理する機関に遅延等の登録をする場合があります。
事故情報と呼びますが、そうなるとクレジットカードやローンが利用できなくなる恐れがあります。
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生活費用の銀行は必要最小限とは言いましたが、幾分かの余裕は持たせておきましょう。また、生活費用の銀行口座にいくらの預金があるのかをチェックするようにする姿勢も大切です。
最近の多くの銀行はオンラインバンキングなどでスマートフォン等をつかい残高確認が容易できますので、活用しましょう。
貯金専用口座(銀行)の活用方法
貯金専用口座にお金を移して貯めていくにあたって、大切なポイントは「送金を自動化すること」と「出金できないようにする」という2つです。
貯金用の銀行への入金はできるだけ自動化できるようにする
貯金用の銀行についてはある程度それを自動化できる仕組みになっていると手間もかかりませんし、出金し忘れた……というリスクがなくなります。
イチイチ、生活費用の銀行から給料が振り込まれたら振込やATMなどから移し替えをするというのは面倒ですよね?
面倒だとどうしてもハードルがあがってしまい、結局貯金しなくなる……なんてことにならないように、この辺りは自動化しちゃいましょう。
①自動振込サービスを利用する
銀行によっては毎月指定日に事前に指定した金額を送金できるような銀行があります。こちらを利用して、貯金用の銀行に「毎月自動的に送金する」ようにしておけば自動化できます。
- 住信SBIネット銀行(定額自動送金)
- PayPay銀行(自動振込サービス)
- 楽天銀行(毎月おまかせ振込予約)
- イオン銀行(定額自動振込)
- GMOあおぞらネット銀行(定額自動振込)
これらの銀行を給与振込口座に指定しておき、その上で貯金用の銀行に貯金額を送金するようにするという方法があります。
振込手数料がかかりますが、住信SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行なら振込手数料無料(月間回数制限あり)となっているので、無料で送金可能です。
②自動入金サービスを利用する
自動振込と似ていますが、自動入金サービスもあります。こちらは特定の銀行から自動的に入金するように指定できます。たとえば、給与振込は三菱UFJ銀行になっているけど、そこから毎月10万円を自動入金サービスを利用して貯金専用口座に入金してもらうというものです。
先ほど紹介した定額自動振込の反対のサービスになります。
- 住信SBIネット銀行(定額自動入金)
- イオン銀行(自動入金サービス)
- PayPay銀行(定額自動入金サービス)
- セブン銀行(毎月自動入金サービス)
- 大和ネクスト銀行(資金お取り寄せサービス)
- ソニー銀行(おまかせ入金サービス)
- じぶん銀行(定額自動入金サービス)
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があります。いずれも手数料無料です。
貯金用の銀行から出金できない状況にすること
また、せっかく入金した貯金専用口座から出金をしては意味がありません。
財布に貯金専用口座のキャッシュカードなどを入れておくと、困った時などに「つい」「後から返すつもりで」といった軽い気持ちで出金してしまうような場合があります。
そうならないように、貯金用銀行口座のカードは持ち運ばないようにしましょう。
貯金用口座におすすめの銀行ランキング
貯金専用口座として運用するのに適している銀行を紹介していきます。
評価のポイントとしては、まずは金利が重要ですね。せっかく貯金専用として預けているわけですから、超低金利時代とはいっても一定の金利は欲しいところです。
もう一つは貯めやすいための仕組みやサービスが用意されていることです。
1位:住信SBIネット銀行 定額自動入金が利用でき、ポイントも貯まる
貯金専用口座として住信SBIネット銀行は非常に魅力的です。
おすすめする最大の理由は、給与などが入金される口座から、貯金したい金額を「定額自動入金」するようにするだけで毎月30ポイントがもらえるということです。手数料無料なので、年間で360円分のポイントがもらえます。
この超低金利時代には大変ありがたいです。
年間360円相当というのは昨今の都市銀行の普通預金金利(0.001%)で考えたらなんと3600万円相当の金利に相当します。
一方で預金金利自体はネットバンク全体で見てもさほど高くありません。ただし、夏のボーナス、冬のボーナスなどの時期にはキャンペーン定期預金(金利高め)が募集されることが多いので、ある程度まとまった預金は定期預金に移すというのも一つの手です。
貯金専用口座として目的別にお金を分けて管理することもできる、貯金サポート機能もあります。
ネット証券最大手の「SBI証券」との連携もあり、貯金したお金を投資信託や株式投資などで運用することもできるというのも魅力です。
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2位:イオン銀行
イオン銀行も自動入金サービスを用意しています。
また、もう一つの大きな特徴は「普通預金金利が高い」ということです。2019年9月の金利は0.05~0.15%とネットバンクを含めて全銀行の中で最高水準となっています。
※イオンカードセレクト(クレジットカード一体型キャッシュカード)の申し込みが必須です。
昨今は定期預金にお金を預けてもほとんど金利が付かない中でこれだけの高金利の預金を提供しているのはイオン銀行位になってしまいました。
イオンをよく利用する方にとっては特典も豊富な銀行ですので上手に活用してください。
ただ、イオンをよく利用する方は貯金用とするよりも普段使い用(決済用)にするほうがイオンカード(クレジットカード)等の関係上便利かもしれません。
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3位:GMOあおぞらネット銀行
自動入金サービスはありませんが、預金金利が魅力的です。GMOクリック証券と連携することで普通預金金利が大幅UP(証券コネクト口座)します。
これにより金利が0.11%と高めになっています。
貯金を目的として貯めて、預金していくという意味ではかなり魅力的な銀行になっているといえます。
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まとめ。貯金用の銀行を使ってお金を貯めよう
貯金用(貯金専用)の銀行口座を持つべき理由とそれにおすすめの銀行を紹介してきました。
もしも、生活費と貯金とを一緒の銀行でやっているというのであれば、これを機会に分けて運用・管理してみてください。生活費と貯蓄が分かれることできっとお金の管理自体もしやすくなると思います。
以上、お金が貯まらない人は貯金用の銀行を分けて管理するのがおすすめ、というお話でした。
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