個人信用情報機関は個人のクレジットカードやローンなどの契約情報を保有しています。自分自身がどのような契約をしているのか、またどのような返済状況になっているのかということを確認するのはとても大切なことです。また、クレジットカードやカードローンなどの審査に通らない人は信用情報に何か問題が無いかを一度チェックしてみることをお勧めします。
もっとも個人情報の開示をしやすいのはCICです。インターネット開示なら1000円(税込)という料金で信用情報の開示が可能です。
インターネット開示に必要な物
パソコンはもちろんですがスマートフォンでも可能です。
必要な物
・有効なクレジットカード(有効期限+カード番号+セキュリティコード)
・カード契約に登録している電話番号
・免許証(あれば)
上記リンクからCICの公式ホームページに行けば確認が可能です。私がやったところ全体にかかった時間は10分も必要ありませんでした。なお、パソコンの場合は信用情報をPDFでダウンロードすることができます(パスワード付)。もちろん印刷することもできます。
※信用情報は重要な個人情報なので管理は適切に行いましょう。
CICへの信用情報開示で分かる情報
開示で分かる情報は「クレジット情報(1契約1枚)」「申込情報」「利用記録」の3つです。クレジットカードやローンの契約が多い方はかなりのボリュームになると思います。
以下では、それぞれの項目別にどこをどう見たらいいのかということを詳しく解説していきます。
クレジット情報
あなたが契約している各種クレジット情報が確認できます。契約1つごとに1枚に情報が記録されています。
契約が継続している情報だけでなく、完了した情報も保有期限(右上)が過ぎるまでは記録が残ります。
意外と昔作ったままで放置していたクレジットカードなどの契約が残っている場合もあります。そうした場合は解約するなどの手続きを取るのも良いかと思います。
<<基本属性>>
登録されているあながの個人情報が書かれています。氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先名、勤務先電話番号、身分を確認した運転免許証番号などが記載されています。
昔作ったカード等で住所変更をしていない場合などは古い住所で登録されている場合があります。そういう時はできればカード会社に連絡して正しい住所にしておきましょう。
<<契約内容>>
クレジットカード契約、ローン契約、個品割賦契約などの契約の内容で書かれている項目が違います。どういう内容で契約しているかが分かります。
たとえば、クレジットカードなら極度額やその中でのキャッシング枠などが書かれています。
ちなみに極度額は一般的なカードの限度額とは異なり、契約上の最高限度額であり、実際の限度額より大きい場合があります。
携帯電話の割賦購入等の場合には「契約額(購入代金)」や「支払回数(24回など)」が明記されています。
<<入金情報>>
これは超重要です。クレジットカード会社への入金情報が記載されています。
$ | 請求通りの入金があった。 |
– | 請求もなく入金もない(カードの利用なしなど)。基本問題なし、ただし、カードを使っていないということは他社からみて分かるということになる |
空欄 | カード会社からの情報提供なし。問題なし |
A | お客様都合により入金が無かった。これが一つでもあると大問題 |
B | お客様以外の理由により入金が無かった。特に問題なし。 |
P | 請求額の一部だけ入金があった。これは問題 |
R | お客様以外から入金があった |
Q | 請求額に対して全額以上か一部か判断できないが入金があった |
こんな具合で色々な記号があります。色々ありますが、大抵の人は「$」「-」「空欄」しかないはずです。
一方で「A」や「P」があれば問題です。
$マークはしっかりとカードを利用して返済もしっかりしているという意味でプラス評価。「-」「空欄」は何の影響もありません。一方の「A」マークや「P」マークは入金無し(一部のみ)ということになるので一つあるだけでも信用力は大きく低下します。
なお、「-」は通常問題ありませんが、他社からみてクレジットカードを使っていないということがわかります。使っていないカードばかりをお持ちの方は少し注意した方がいいかもしれません。
<<お支払の状況>>
直近の請求額と入金額、残債額などが書かれています。現在どのくらいクレジットカードなどを利用しているのかが分かります。
重要なのは、(26)返済状況(異動発生日)のところに「異動」と書かれている場合です。これはいわゆるブラックリストのっている状態ということになります。異動発生日は登録された日ということになります。
参考:クレジット・ローンの事故情報(ブラックリスト)はいつ消える?確認は?
なお、異動情報が載っている場合には(31)の終了状況をみることでより詳細な情報が分かります。
完了 | お支払が完了し契約が終了したもの。なお、異動情報が無い場合は、お客様からの申し出等によって円満に解約されたことを意味していますので気にする必要はありません。 |
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本人以外弁済 | クレジットカードの場合は無担保無保証なのでこの解決はあまりないですが、保証人付きの融資などで焦げ付いて、保証人(保証会社)が代位弁済をした場合などはこれが記載されることになります。 |
貸倒 | クレジットカード会社、ローン会社などが損失として計上したことを意味します。こいつ返せないし取りたてもできないからあきらめるわという意味ですね。 |
移管完了 | 契約一本化(おまとめローン)で契約終了。あるいはカード会社が債権譲渡をした場合に記載されます。債権譲渡は第三者(債権回収会社)などにローンを売ったというケースです。 |
法的免責 | 破産などで支払が免除されたということを意味します。代表的なものは自己破産があります。 |
上記が記録され得ている場合には、右上に「保有期限:平成○○年×月□日」というように記録が残る期限がかかれています。この日がブラック情報が消える日ということになるわけです。
ちなみに、上記の状態になっていない「空欄」はまだ解決していない状態です。このままだといつまでたってもブラック情報は消えません。「完了」とできるのがベストですが、経済的にそれが難しい場合はカード会社などと話し合って、解決に向けた取り組みをする必要があります。
<<割賦販売法の登録内容>>
特に重要ではありませんが、携帯電話を分割で購入した場合などに後いくら残っているかとか、年間にいくら請求する予定なのかなどが書かれています。
<<貸金業法の登録内容>>
たとえばクレジットカードならそれにキャッシング枠がついているか?ついているならいくらくらいか?などが書かれています。また、ローンの場合は貸付額や貸付日、残高、遅延有無、保証人や担保の有無などが書かれています。
クレジットカードや各種ローンの審査等の際に「他社借り入れ状況」などを記載させることになっていますが、カード会社は信用情報開示を通じてこうした情報を確認できるわけなので、ウソをついても無駄です。
また、住宅ローンなどの大型ローンの利用を検討している方は、できるだけ早めに返済して完了させておくとよいということも分かりますね。
申込情報
クレジットカードなどの申し込みをした記録が残されています。
・カード会社やカードローン会社などの名前
・あなたの個人情報
・照会日時
・申込区分(カード等、保証契約など)
・商品名(ショッピング、キャッシング付きなど
以上のような情報が確認できます。ちなみに、この申込情報は「半年間」のこります。この申込情報が多数あるとクレジットカード会社などは警戒します。他の情報とも複合的に見られるはずですが、申込情報が多数あってカード審査等に通らない状況のことを「申込ブラック」と呼びます。
利用記録
利用記録というのはクレジットカード会社などがあなたの個人信用情報をなんらかの目的で見にきた履歴を表しています。「○○社(カード会社)」が「○月×日□時△分」に「何の目的で?(途上与信)」で確認したのか?ということを確認できます。
あまり重要ではないですが、身に覚えのない会社がある場合は確認が必要です。
いかがでしょうか?信用情報を開示してみると色々なことが分かってくるかもしれません。身に覚えのない情報が登録されている場合はカード会社などに問い合わせをしてみること重要ですよ。
1000円と言う開示手数料は高くはありませんが、CICのような信用情報はとても重要な情報なので何年かに1度でもいいので無料で開示にしてくれればいいのにと思います。
以上、個人信用情報機関の持つ個人情報の読み方。CICに開示請求してみようというお話でした。
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