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実際の住所と本人確認書類の住所が違う時の銀行や証券会社の口座開設の方法

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address銀行や証券会社に口座を開設したいというとき、大学生や専門学校などに通学している方で親元から離れて下熟しているという方も多いかと思います。本来であれば住民票などの情報もすべて下宿している自治体に移すというのが基本ですが、移さずにそのまま実家に住民票が置いてあるという方も多いのではないでしょうか。

その場合は学生時代に運転免許を取得しても住所は実家のものになってしまいます。今回はそんな実際の住所(下宿先など)と、本人確認書類上の住所が違う時に、下宿先の住所で銀行や証券会社の口座開設をする方法を紹介していきます。

そもそも住所は下宿先に移すべきか?

そもそも論になりますが、住所を下宿先に移すべきか?という部分があります。法的には住所を変更したときには住民票を移すことが義務付けられていますが、「1年未満」「通学のために実家を離れるが卒業後は実家に戻る予定」などのように生活の拠点が異動していないケースでは罰則も適用されません。

今回のように本人確認書類関係の手続きが困る他にもいくつか困ることがあります。

・選挙などの情報が旧住所に届く
・公的手続きをする場合にはわざわざ実家に戻る必要がある
・市民限定のサービスが受けられない場合がある
・免許証を取得する時の最終試験を受けるために実家に戻る必要がある

こんなところでしょうか。正直大学生などにとってはあまり関係がなさそうです。

大学生くらいの年齢の方が住所を移してしまって面倒になるのが「成人式」です。多くの方は実家のある地元の成人式にでるつもりではないでしょうか?一般的に成人式は「住民票のある自治体の成人式に出席するのが基本」です。

事情を説明すれば旧自治体で受け入れてくれるというケースも多いようですが、そのためにはいちいち問い合わせや確認をする必要があります。

移すべきか移さないべきかは個々人やご家族の考え次第と思いますが、上記を読んだ上で判断していただければと思います。

 

免許証の住所が違う時に、銀行や証券会社の口座を開設する方法

前置きが長くなってしまいましたが、免許証などの公的な本人確認書類の住所が、現在の下宿先と違う場合に、今の下宿先の住所で口座を作る方法を紹介します。

ポイントは「本人確認書類」だけでなく「補助資料」を提示することです。

 

本人確認書類

本人確認書類は複数あるのが望ましいです。健康保険証+学生証のように顔写真がついたものがあるとよりOKが出やすいと思います。対応は銀行によって異なりますので、口座開設をする銀行が決まっているのであれば事前に問い合わせをすることをお勧めします。

・健康保険証
カードタイプの健康保険証の場合、裏に住所を書き込める欄があると思いますので、こちらにペンで住所を記載するようにしましょう。

・学生証
これもあると便利です。たいていの場合は顔写真が付いているはずですから。ただし、学生は公的なものではないとみなされる可能性があるため、学生証だけだとちょっと弱いと思います。

・パスポート
持っている場合は利用できます。住所は二重船で消して新住所を書けばOKです。

 

補助資料

補助資料というのは、その住所に住んでいることを確認するための資料になります。上記の本人確認書類は本人であることの証明にはなっても、「そこに住んでいるかどうか(住所があるかどうか)」がわかりません。そのため、補助資料といって住所を間接的に証明する書類が求められます。

大学生や専門学校生でアパートやマンションに下宿している場合は「公共料金領収証」がベストです。

・電気代領収証
・ガス代領収証
・水道代・下水代領収証
・電話料金領収証(携帯電話・スマートフォンのケースもOK)
・NHK料金領収証

なお、下記の要件を満たす必要があります。

・住所はアパート名、部屋番号まで明記されているもの。
・住所、氏名、領収印、領収日が記載されているもの(口座振替でも可)。
・原本であること(コピー不可)

 

なお、銀行口座の開設は18歳以上であれば本人1名だけで開設ができます。

ただし、「中学生、高校生、大学生など未成年が銀行口座を作る方法と注意点」でも詳しく説明していますが、17歳未満の方のケースでは保護者(親権者)の同行が必要なケースもあります。中学を卒業して親元を出ているというようなケースでの口座開設については、保護者(親権者)の同意が必要になる場合があります。

 

以上、実際の住所と本人確認書類の住所が違う時の銀行や証券会社の口座開設の方法をまとめてみました。