国民年金の保険料を毎月払っているという方は勿体ないです。
国民年金は支払い方を工夫することで割引を受けることができ、その割引幅は現在の預金金利などを考えると圧倒的に有利に設計されています。
具体的には「前納(前払い)」という方法に加えて、その支払いを「クレジットカード払い」とすることで国民年金の保険料負担を大きく減らすことができます。
今回はそんな国民年金保険料の節約術を紹介していきます。
国民年金は「前納」すれば保険料が割り引かれる
まず、基本のきといえるのが国民年金には「前納(前もって納付する)」という制度があるという事です。
- 6か月前納
- 1年前納
- 2年前納
という3つのプランがあります。前納なので前払いする必要があるのですが、通常の毎月払いをするときよりも割引率が大きいので資金的に余裕があるのであれば、毎月払いより前納にメリットがあります。
国民年金前納による割引率
平成30年の国民年金保険料(16,340円)と平成31年の国民年金保険料(16,410円)をベースとした前納利用時の保険料を見ていきましょう。
口座振替前納 | 現金・クレジットカード前納 | |
---|---|---|
半年前納 | 96,930円(1,110円安い) 割引率:1.1% |
97,240円(800円安い) 割引率:0.81% |
1年前納 | 191,970円(4,110円安い) 割引率:2.09% |
192,600円(3,480円安い) 割引率:1.77% |
2年前納 | 377,350円(15,650円安い) 割引率:3.98% |
378,580円(14,420円安い) 割引率:3.67% |
個のようになります。前納期間が長くなるほど割引率も良くなる計算になっていますね。
ちなみに口座振替(銀行口座から直接、国見年金保険料を引き落とし)の方が現金やクレジットカードで前納するよりも割引率が良くなっています。
利回りを考えたら圧倒的に有利
今のご時世、定期預金などの安全資産で運用してもほとんど利息は付かないような時代です。そんな風に安全運用で殖やせない時代に、前納で割引が効くというのは大きいです。
たとえば2年前納して安くなる金額は15,650円です。年金保険料を前納せずに預金や投資で同じだけのリターンを得ようと思えば3.8%くらいの利回りが必要になります。
前納による割引は100%確実に得られるわけなので、その効果はノーリスクでおおよそ3.8%の利回りで運用できるのと同じという事になります。
国民年金の保険料前納のやり方
国民年金を前納する場合は、口座振替、現金・クレジットカード払いで異なります。
<口座振替の場合>
金融機関(銀行)に「国民年金保険料口座振替納付申請書兼、国民年金保険料口座振替依頼書」を提出するだけでOKです。1年前納、2年前納は2月末までに手続きが必要で引き落としは5月です。
<クレジットカードの場合>
「国民年金保険料クレジットカード納付申請書」に必要事項を記入して年金事務所に提出(郵送可)を行います。こちらの申込期限も毎年2月末までとなっています。
なお、口座振替およびクレジットカード納付の申請書類は「こちら」からダウンロードすることができます。
国民年金の前納は口座振替とクレジットカードでどちらがお得?
国民年金の保険料前納は、割引率だけを見ると口座振替の方が有利になっています。そのため、一見口座振替がお得ではありますが、クレジットカードの場合は「ポイント還元」を考えることができます。
それを加えると少し事情は変わってくると考えられます。
以下は前述の前納の割引計算に「1%相当のクレジットカードのポイント還元」考慮したものです。仮に1%還元とした場合、実質的な割引額はクレジットカード>口座振替となります。
表は1%の計算ですが、実は0.5%還元であってもクレジットカード納付の方が実質的には安くなります。
口座振替 | クレジットカード(ポイント1%) | |
---|---|---|
半年前納 | 96,930円 (1,110円安い) |
97,240円-972円 (1,772円安い) |
1年前納 | 191,970円 (4,110円安い) |
192,600円-1926 (5,406円安い) |
2年前納 | 377,350円 (15,650円安い) |
378,580円-3785 (18,205円安い) |
さらに、クレジットカードでこうしたまとまった金額の支払いをすれば、クレジットカード利用の実績作りにも役立ちます。
こうした決済履歴は「クレヒス(クレジットヒストリー)」と呼ばれカード会社があなたの信用力を評価する際に加点されます。
国民年金の保険料のクレジットカード前納の注意点
メリットだけではなく、注意点もあります。
- まとまった金額の支払いが必要になる(分割払いはできない)
- クレジットカードによってはポイントが付与されない
まとまった金額の支払いが必要になる(分割払いはできない)
国民年期保険料のクレジットカード払いは分割払いをすることはできず、一括払いのみです。なので1年前納でも20万弱、2年前納なら40万円近くの支払いがまとまってやってくることになります。その分の資金の準備が必要になります。
一部のクレジットカードは年金払いでポイントが付与されない
国民年金の保険料支払いはクレジットカードのポイントが付くことがほとんどですが、一部のカードは対象外となっています。たとえば、年会費無料&ポイント還元率1%で人気の高いdカードは「国民年金保険料」はdポイント付与の対象外となっています。
こうしたクレジットカードにはご注意ください。保有されているカードが保険料でもポイントが付くかどうかについては「カード名 国民年金保険料」などで検索してみると良いでしょう。
国民年金の保険料支払いにお勧めのカード
基本的にはポイント還元率を重視して考えると良いと思います。国民年金の前納は20万円、40万円といったまとまった金額になります。
目安となるのはポイント還元率が1%以上といったところですね。
還元率が1%オーバーかつ年会費無料のクレジットカードといえば以下のようなところが挙げられそうです。
- リクルートカード:1.2%
- 楽天カード:1.0%
- JCB CARD W:1.0%
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以上、国民年金の保険料を節約するコツ、前納やクレジットカード払いについての方法などを紹介しました。
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