一戸建てや分譲マンションといったマイホーム、土地建物をお持ちの方に対して課税されることになる税金の“固定資産税”があります。
払うべき税金を払わないわけにはいきませんが、払わなければならないにしても、少しでもお得に納付したいものですね。固定資産税納付をクレジットカード払いでする!というのはその中でもよく知られた方法で、お得になる効果も大きいです。
固定資産税のクレジットカード納付のやり方と注意点
固定資産税とは、土地家屋などを所有する人にかかる税金です。一般的には一戸建てや分譲マンションなどの持ち家がある方にかかわりの深い税金となっていますね。
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この固定資産税をクレジットカードで納付する方法は大きく二つあります。
- 各自治体が対応している支払いサイト(Yahoo!公金支払いなど)を通じてクレカ払い
- nanacoやWAONを利用してコンビニで払う、間接的クレカ払い
お手軽なのは(1)の方法で、クレジットカード払いでお得度を追求したいなら(2)の方法になります。それぞれの方法でメリット、デメリットがありますので、よく理解したうえで、どちらを選択するかを考えましょう。
専用サイトで支払い | nanaco / WAON払い | |
---|---|---|
支払い方法 | WEBサイト上でクレジットカード払い | セブンイレブンまたはミニストップの店頭での支払い |
ポイント還元率 | クレジットカードによる | クレジットカードによる |
手続きの簡単さ | 自宅ですぐにできる | 電子マネーへのクレジットカードへのチャージ登録、チャージ、店頭で払うためやや手間 |
手数料 | 納税額1万円に対して約73円(0.73%)。ただし、納付額によってブレがあり、1.5%を超える手数料が発生するケースも | 無料 |
対象の自治体 | クレカ払いに対応している自治体に限る | すべての自治体が対応 |
専用サイトでの支払いの強みはその利便性です。自宅から一歩の出ずに納付完了です。一方で手数料がかかるのがネック。一方のnanaco・WAON払いは、やや裏技的な納付方法です。お得度は最も高いのですが、最初の手続きに少しだけ手間と時間がかかります。
Yahoo!公金支払いや自治体サイトでの支払い
最近では固定資産税などの自治体の税金に対して、クレジットカード払いに対応する自治体が増えています。
Yahoo!公金支払いといったオンラインサービスを利用すれば、簡単な手続きで24時間いつでもインターネットを通じて納付手続きが可能となります。便利な時代になりましたね。クレジットカード払いをすれば、そのカードのポイントも付与対象となりますよ。
また、分割払いなどの“後払い”もクレジットカードの仕組みを利用することで支払いの猶予を事実上受けることができる点もメリットといえそうです。
手数料はやや高い、多くのクレジットカードではポイント還元の足が出る?
注意点としては、「クレジットカード払いの場合は手数料がかかる」ということです。以下は東京都の場合ですが、多くの自治体はこの手数料水準です。
税額 | 決済手数料 |
---|---|
1円~10,000円 | 73円(消費税込78円) |
10,001円~20,000円 | 146円(消費税込157円) |
20,001円~30,000円 | 219円(消費税込236円) |
30,001円~40,000円 | 292円(消費税込315円) |
40,001円~50,000円 | 365円(消費税込394円) |
※以降、税額が10,000円増えるごとに決済手数料73円(消費税別)が加算されます。 |
手数料を率にすれば0.78%~1.57%ということになります。金額帯によって手数料が固定なので、手数料率にするとブレが生じます。
たとえば、10,001円の場合でも20,000円の場合でも税込157円の手数料が発生します。10,001円の場合の手数料率は約1.57%になりますが、20,000円なら約0.78%となりブレ幅が大きいです。
ただし、この手数料率は固定資産税の納付税額が大きくなれば、0.78%に収束していきます。たとえば、手数料テーブル的な場合でも40,001円の固定資産税の手数料率は約0.98%となります。100,001円になれば約0.86%です。200,001円なら約0.82%まで低下します。
ポイント還元率はせめて1%以上はほしい?
一方で、多くのクレジットカードのポイント還元率は0.5%~1%程度が一般的です。
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それを考えると、納付額によっては1%以上のポイント還元率のクレカで支払えばお得感があるケースもありますが、固定資産税のクレジットカード納付の手数料は絶妙にお得になりえない水準となっていますね。
特に固定資産税の納税額が小さい場合は、納付額によっては1%を超える手数料がかかるケースもあり、ポイント還元の足が出ることも多いです。
一方で、固定資産税納税額が大きくなれば手数料は0.7~0.8%台に落ち着きますので、多少お得度は出てくるかと思われます。
固定資産税のクレジットカード納付で得をしたいというのが目的であれば、後述する手数料がかからない電子マネー払い(nanaco または WAON)がおすすめです(特に納税額が小さい場合)。
分割払いなどで後払いにはできるけど、当然手数料(金利)もかかる
クレジットカード払い(公金払い)の場合は、分割払いやリボ払いも可能です。資金的な余裕がなく、今すぐに固定資産税が払えない……という場合でも分割払い等を利用すれば決済に猶予を持たせることができます。
ただし、普通に分割払いやリボ払いの金利(手数料)は乗っかかってきます。クレジットカードの分割払いやリボ払いの金利は年率換算だと15%程度あるわけで、かなり高いです。“後払い”であるという点をメリットに考えているのであれば、あえて、分割払いを利用するのではなく、もっと金利の安いカードローンなどで借りてから支払うほうが金利的なメリットもあるはずです。
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nanacoやWAONを利用して固定資産税をコンビニで払う
固定資産税を“お得に”納付するというのであれば、この二つの電子マネーのどちらかを利用するのがおすすめです。
固定資産税などの税金は収納代行サービスを利用しており、多くのコンビニのレジで現金で納付することができるようになっています。
nanaco(セブンイレブン)、WAON(ミニストップ)では、この電子マネーは現金扱いとなっています。そのため、たとえばセブンイレブンでコンビニ払いとして固定資産税を納付すればnanaco払いが可能なのです。この電子マネー納付が可能なことを利用して、間接的にクレジットカードのポイントを貯めます。
この方法の肝といえる部分は、“nanacoやWAONにクレジットカードで残高をチャージする”というものです。一部のクレジットカードではこれらの電子マネーにチャージするときもショッピング扱いとしてクレジットカードのポイントが貯まるのです。
固定資産税の収納代行自体は手数料がかかりませんので、この方法なら手数料を1円もかけずに、nanacoやWAONへの電子マネーチャージ分のポイントを丸々貯めることができるということになります。
nanacoとWAONの違いを比較
同じ固定資産税を電子マネーで払えるnanacoとWAONですけど、それぞれで使えるコンビニが違うことと、チャージでポイント付与対象となるクレジットカードが違うという点があります。
いずれもポイント還元率はそれぞれのクレジットカードに依存します。
nanaco | WAON | |
---|---|---|
コンビニ | セブンイレブン | ミニストップ |
最大支払い可能額 | 5万円(センター預かりを利用すれば最大10万円) | 5万円まで |
チャージ可能なクレカ | ・セブンカードプラス(0.5%) | ・イオンカードセレクト(0.5%) ・JALカード(1.0%分のマイル) |
お得度を追求するならポイント還元率が高いクレジットカードに対応している電子マネーがいいですよね。
nanacoで固定資産税の納付でポイントを貯める
まずは、セブンイレブンで利用できるnanacoです。お店の数が多いのはミニストップと比べると強みといえそうです。大雑把な流れを書きます。
- nanacoカードを手に入れる
- チャージ可能なクレカを作る
- nanacoのサイト上でクレジットカードを登録してチャージ
- レジ(またはセブン銀行ATM)でチャージ分をカードに反映
- 支払いをする!
セブンカード・プラスです。
こちらはセブンイレブンの公式カードですね。クレジットカード自体がnanaco一体型となっているで、nanacoを発行してもらう必要がありません。手続きが容易なのは強みですね。最近ではnanacoを使ったクレジットチャージについて、多くのカード会社が“改悪”を加えている中、公式クレジットカードしてチャージでポイントが貯まる!ということを謳っているので、当面安心して使えそうというのは大きな強みといえそうです。
nanacoを利用したクレジットカードチャージの方法等については下記の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてもらえると嬉しいです。
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WAONで固定資産税の納付でポイントを貯める
仕組みとしてはWAONもnanacoと同様です。WAONが使えるコンビニはミニストップですね。クレジットチャージでポイントが貯まるのはイオンカードセレクトとJALカードの2枚です。
それぞれのクレジットカードでチャージをする仕組みなどが違います。
イオンカードセレクトの場合
イオンカードセレクトは、一体型クレジットカードです。イオン銀行のキャッシュカードもセットになっていて、イオンでのお買い物が多い方に特におすすめです。WAONステーションでオートチャージの設定が可能で、チャージ時には0.5%相当のWAONポイントが貯まります。
ポイント還元率は低めですが、イオン銀行などを利用している人は、Myステージ特典などもあるので、こうした特典を考えるうえでも魅力的といえそうです。
JMB WAON+JALカードの場合
JALカードの場合、通常のWAONではなく、JMB WAONというJALのホームページ上で申し込みをしたWAONカードとが必要になります。ちなみにおサイフケータイ対応のスマートフォンをお持ちの場合は、 モバイルJMB WAON(アプリ)でも代用できます。
そして、このJMB WAONに対してJALカード(クレジットカード)を利用してチャージするという方法です。1%分のJALマイルが加算されます。
まとめ。固定資産税を上手に納付して得をしましょう
固定資産税のクレジットカード納付は大きく、専用サイトでのクレジットカード納付、電子マネーを使った間接的クレカ納付の二つがあります。
1回の納付額が5万円(ないしは10万円)以下であれば、コンビニ払いのほうが手数料分を考えると圧倒的にお得度があります。それを超える納税が必要な場合は専用サイト払いになりますが、その場合はポイント還元率が1%をこえるクレジットカードでないと足がでる可能性があるので注意しましょう。
以上、固定資産税をクレジットカードで支払いポイントを得する方法について紹介しました。
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