Yahoo!Japanが提供しているヤフー公金支払いは税金(自動車税・固定資産税・住民税・健康保険料・介護保険料など)、NHK受信料、水道料金、ふるさと納税などの支払いをオンラインで行うことができるサービスです。
わざわざ支払いに行かなくてもネット(パソコン)で手軽に納付ができるという点やクレジットカードを使っての支払いも可能という点が魅力のサービスとなっています。今回はそんなYahoo公金払いのサービスについてそのメリット、デメリットをわかりやすくまとめていきたいと思います。
【重要なお知らせ】
Yahoo!公金支払いは2022年3月31日に水道料金(継続払い)以外のサービスを終了しました。
2022年3月31日をもって一部サービス終了(ほぼ終了)
同日をもって支払い可能だった以下のサービスを終了しました
- 自動車税・軽自動車税
- 住民税
- 介護保険料
- 使用料・利用料
- 不動産取得税
- 事業所税
- 水道料金(都度払い)
- 固定資産税
- 国民健康保険
- 後期高齢者医療保険
- 個人事業税
- 法人市民税
- 市たばこ税
- NHK放送受信料
ほとんどじゃん……ということで、一部サービスというかほぼサービス終了となりますね。
※以下の投稿内容は過去のサービス内容となります。
ヤフー公金払いとは?
Yahoo公金払いは地方公共団体の税金や各種料金等をインターネット上で支払うことができるサービスです。支払いはクレジットカードのほか、Tポイントからの支払いも可能になっています。
なお、すべての地方自治体が対応しているわけではありませんので、お住いの都道府県や市区町村が対応しているかも確認する必要があります。
なお、国税(所得税や法人税など)については2017年から国が専用のサイトを作ってクレジットカード払いができるようになっています。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/diary/7288″]
公式サイト:国税クレジットお支払サイト
ヤフー公金払いの3つのメリット
ヤフー公金払いを利用して税金等の支払いをするメリットは「自宅で支払い」「Tポイントが使える」「クレジットカード払いができる」という3つです。
自宅でもすぐに支払いが出来る
税金(自動車税・固定資産税・住民税・健康保険料・介護保険料など)、NHK受信料、水道料金などは窓口やコンビニ、銀行などで支払いをする必要がありますが、そこに行かずにネットでどこでも支払いが出来るというのは便利です。
ただ、最近の多くの支払いはコンビニ払いができるので、正直そこまで大きなメリットとは言えないかもしれませんね。
Tポイントでの支払いも可能
また、Tポイント払いはそれ自体でポイントはたまりませんが、何らかの理由でTポイントが余っている場合というケースには使えます。
クレジットカード払いならカードのポイントがたまる
Yahoo公金払いならクレジットカードで支払いができます。さらに支払い時にはクレジットカードのポイントもたまります。ポイント還元率の高いクレジットカードで公金払いをすれば、その分だけ税金の支払いでポイントを貯めることができるわけです。
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ただ、このクレジットカード払いのについては後から紹介しますが、落とし穴となる部分もありますのでご注意ください。
Yahoo公金払いをするデメリット
続いてはデメリットです。こちらは前述のメリットのクレカ払いと連動した「手数料の支払いが必要」ということに加えて、「対応の自治体が少ない」「納税証明書(領収証)がでない」といった問題があります。
手数料がかかるケースがある
Yahoo公金払いはクレジットカードのポイントもつくのでお得なのですが、その利用にはなんと手数料が発生してしまうというデメリットがあります。
Yahoo!公金支払いでのお支払いには、Yahoo! JAPANと地方公共団体との取り決めにより決済手数料がかかります。 決済手数料は、地方公共団体や税金・料金の種類によって異なります。
税目・料金の種類(自治体) | 手数料 |
---|---|
自動車税(神奈川県) | 300円(税別) |
軽自動車税(神奈川県相模原市) | 1万円以下:無料 ~2万円以下:100円 ~3万円以下:200円 ~4万円以下:300円 ~5万円以下:400円 以降1万円ごと100円加算 |
固定資産税(神奈川県相模原市) | 1万円以下:無料 ~2万円以下:100円 ~3万円以下:200円 ~4万円以下:300円 ~5万円以下:400円 以降1万円ごと100円加算 |
住民税(神奈川県相模原市) | 1万円以下:無料 ~2万円以下:100円 ~3万円以下:200円 ~4万円以下:300円 ~5万円以下:400円 以降1万円ごと100円加算 |
神奈川県川崎市水道料金及び下水道使用料 | 無料 |
ふるさと納税 | 無料 |
手数料がかからない項目もありますが、手数料がかかってしまう場合もあります。この手数料分を考えてしまうとわざわざYahoo公金払いを使って支払うメリットは大きく減退してしまいますね……。
住民税を例にすれば、手数料率は0.5~1.0%程度ということになるので、クレジットカードによるポイント還元の大部分は手数料に消えるということになってしまいます。
ふるさと納税は手数料が無料
一方でふるさと納税は全国無料で利用できるようになっているので、ふるさと納税の支払いには活用したいところですね。ただ、ふるさと納税の場合はYahoo公金払いを利用しなくても別の手段(ポータルサイト)を経由して寄付をしたほうがお得な場合もあるので一概に公金払いがお得とは言えません。
詳しくは下記記事も参考にしてみてください。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/tax/3893″]
自治体によって未対応のところも多い
また、地方自治体の対応状況も違っています。たとえば自動車税(都道府県)を見てみるとYahoo公金払いで支払いが可能なのは下記の自治体です(2017年5月9日現在)。
- 北海道
- 青森県
- 宮城県
- 山形県
- 茨城県
- 栃木県
- 埼玉県
- 神奈川県
- 新潟県
- 岐阜県
- 静岡県
- 奈良県
- 和歌山県
- 鳥取県
- 島根県
- 岡山県
- 広島県
- 香川県
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 熊本県
- 宮崎県
- 鹿児島県
- 沖縄県
東京都が入っていないですね。住民税の支払い(市区町村)となってくると、お住いの地域が対象でないというケースはもっと多くなると思います。
納税証明書が出ない
また、ヤフー公金払いでは領収証や納税証明書が発行されません。
たとえば、自動車税の場合、コンビニ払いをすれば、「自動車税納税証明書(継続検査・構造等変更検査用)」に押印されるため証明書になります。
ヤフー公金払いを利用した場合はこうした書類をもらえません。
こうした証明書が必要な場合は従来方式で支払いをしましょう。
コンビニ払いできるなら、電子マネー+クレジットチャージがお得?
たとえば自動車税や住民税などは最近ではどの自体体も住民税、国民健康保険料、自動車税などほとんどの税金がコンビニ払いに対応しています。
コンビニ払いに対応しているのであれば、セブンイレブンやミニストップといったコンビニ払い+電子マネーのクレジットチャージを使ったほうがお得になる可能性が高いです。
もっとも、チャージ上限額の関係あるため数万円程度の支払いがまでが中心になります。
1)nanaco+クレジットチャージ (セブンイレブン)
セブンイレブンでnanacoにクレジットカードを使ってチャージして支払いをすれば、クレジットチャージ分のポイントがたまります。
リクルートカード(1.2%還元)やヤフーカード(0.5%還元)などの高還元率のクレジットカードによるチャージに対応しているうえ、手数料もかからないのでかなりお得です。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/2295″]
2)WAON+クレジットチャージ (ミニストップ)
ミニストップならWAON払いで税金等の支払いが可能です。
対応しているクレジットカードはイオンカードセレクトやJALカード(WAON一体型)が対象となります。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/7423″]
まとめ。手間はかかるけどコンビニ払いの方が現状お得
全体を踏まえると、今のところあえてYahoo公金払いを利用するメリットは小さいように感じますね。クレジットカードでnanacoやWAONにチャージをしてコンビニ払いをするほうがよっぽどお得ではあります。
一方で利用としてはTポイント(特に期間固定Tポイント)が余っているというような場合にはポイント消化を兼ねるならいいのかもしれません。
以上、Yahoo公金払いのメリット、デメリットについて紹介しました。
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