新社会人の銀行の選び方。給与口座と貯蓄口座を金利と手数料で使い分ける
新社会人の銀行選びでは、勤務先の給与振込と、家賃やカードの引き落としに対応する口座を先に用意します。
金利だけで決めたり、口座開設特典のために銀行を増やしすぎたりすると、初めての給与や支払いを管理しにくくなります。
生活費の口座を確保したら、当面使わないお金を普通預金の金利比較で比べましょう。
使う日が決まっているお金は、定期預金の金利比較で満期と受取利息を確認できます。
最初の給与が振り込まれる口座を用意する
勤務先が銀行や支店を指定しているか、口座情報の提出期限はいつかを確認します。
指定がなければ、通勤経路のATM、スマートフォンの使いやすさ、振込と引き落としの条件から選べます。
口座を作った後は、最初の給与が入る日と、家賃やカード代が引き落とされる日をカレンダーへ残しましょう。
給与日前に初回の家賃などが必要なら、その分の残高は先に用意します。
- 給与口座の指定と提出期限を勤務先へ確認する。
- 口座を開き、本人確認とアプリなど必要な初期設定を済ませる。
- 給与の入金日、引き落とし日、毎月残す生活費を決める。
- 最初の入金後、給与受取として扱われたかと支払残高を確認する。
手数料は毎月の使い方で比べる
「ATMが使える」と「手数料が無料」は別です。
月に何回、どこで、何時ごろに現金を引き出すかを考え、無料回数を超えた料金も比べます。
スマートフォンからの振込と窓口からの振込では料金が違う場合があります。
ゆうちょ銀行も、すべてのATMで曜日や時間帯を問わず無料という仕組みではありません。
郵便局や銀行内か、駅や商業施設などか、硬貨や送金を扱うかを分けて確認します。
使い方はゆうちょ銀行の金利と手数料、限度額で確認できます。
給与受取の優遇は入金方法と開始日を確認する
銀行の優遇条件に「給与受取」がある場合、勤務先から所定の給与振込として入金される必要があります。
自分の別口座から資金を移しただけでは、同じ条件を満たさない場合があります。
口座開設当日や給与口座の変更届を出した当日から、優遇が始まるとは限りません。
適用される月や対象残高を確かめ、利息のためだけに給与口座の変更を急がないようにしましょう。
貯蓄口座は金利と出し入れの条件を合わせて選ぶ
生活費と貯蓄用のお金を分けると、使ってよい残高が把握しやすくなります。
ただし、銀行名だけで金利の高低を決めず、普通預金の優遇条件と対象となる残高を比較します。
たとえば金利差が年0.1ポイントなら、100万円を1年間預けた場合の差は税引前1,000円、税率20.315%を差し引く概算で約797円です。
残高と金利が一定という仮定なので、資金移動の費用も差し引いて判断しましょう。
急な支出に備えるお金は引き出しやすい普通預金へ、使う日が決まっているお金はその日までに満期になる定期預金へ、と目的を分けられます。
自動継続で同じ優遇金利が続くとは限らないため、満期時の扱いも確認します。
預け替えで支払い残高を不足させない
入金日と金額、優遇条件の認識を確かめます。
次の給与日までに必要な残高を確保します。
移動の手数料と着金、適用金利を確認します。
定額自動入金などを使う場合も、給与日との前後関係や資金が使える日を確認します。
給料日の直後に全額を移してしまい、家賃やカード代の引き落としができなくなることを避けましょう。
口座を増やす前に管理できるかを考える
一つの口座を選ぶ理由は一つで構いません。
給与と生活費のための口座、使う予定のないお金の口座など、役割があるものから用意します。
特典のために、不要な有料カードや投資商品を契約する必要はありません。
将来、まとまった残高になったら、同じ銀行の普通預金と定期預金を合算する預金保険も確認します。
目的別や支店別に分けただけでは、同じ本人の保護枠が増えるわけではありません。
制度の基準日:2026年10月20日。
参考:ゆうちょ銀行のATM利用料金、金融庁の預金保険制度。
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