ライフプラン PR

個人型確定拠出年金(iDeCo)の始め方!サラリーマンや公務員は会社(役所)の証明も必要

記事内にプロモーションを含む場合があります

401k個人型確定拠出年金に対する注目度が高まっています。ただ、個人型確定拠出年金(iDeCo)は税制上有利に老後の年金資産を準備することができます。

基本的には証券会社を通じて申込をするのですが、普通の株取引のように口座を開設すればOKというわけではなく、あくまでも年金としての管理になるため少しだけ手続きが複雑です。

今回はそんな個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座開設から利用申し込みまで始め方を中心に紹介していきます。

特に年金の第2号被保険者であるサラリーマンや公務員の場合は勤務先(会社・役所)の証明も必要になります。

※そもそも確定拠出年金って何?という方は「個人型確定拠出年金(イデコ)のメリット・デメリット」の記事でまとめていますので、まずはそちらの記事をご覧ください。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)の始め方

まずは、なによりもiDeCo(イデコ)を利用する証券会社を決める必要があります。銀行でもiDeCoは可能ですが、手数料を考えると圧倒的に証券会社(特に、ネット証券)が有利です。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/5790″]

上記の記事でも紹介していますが、長期にわたって運用することになるiDeCoで月々数百円の差は長期ではメチャクチャ大きな差になります。

あたりが手数料的にも取り扱いの投資信託においても有利なので、この3社から選ぶとよいでしょう。それぞれのネット証券の詳細な強みなどは上記リンク先で紹介しています。

公式サイトには以下のリンクからジャンプできます。

マネックス証券のiDeCo 公式ホームページ

SBI証券のiDeCo 公式ページ

楽天証券のiDeCo 公式ホームページ

 

さて、実際の手続きは上記のホームページからやっていきます。まずは資料請求をしましょう。通常の証券口座とかだと、そのままオンライン上でほぼ口座開設が完了できたりするのですが、iDeCoの場合は年金という特性があり、国民年金や厚生年金との紐づけも必要となるため、手続きが少しだけ面倒になっています。

なにはともあれ、資料請求は必要なので上記から資料請求は先にしておきましょう。

住所や年齢など一般的な個人情報を入力して資料をなお、iDeCo(イデコ)ならではの質問項目もいくつかあります。

 

現在の被保険者種別

年金の種類を確認するものですね。

  • 第1号被保険者(自営業の方や農業、漁業などをされている方やその配偶者)
  • 第2号被保険者(主に会社員の方で厚生年金に加入している方)
  • 第3号被保険者(第2号被保険者の配偶者で被扶養者の方)

特に疑問はないと思います。

なお、公務員(共済組合の加入員)の場合は「共済組合員」という項目があるかと思いますのでこちらにチェックをしてください。

 

移管する年金資産の有無

これは、企業型確定拠出年金に加入していたけど、その会社を退職して脱退したようなケースが挙げられます。実はこうしたケースかなり多いようです。もったいないので、対象のかてゃ絶対に移管手続きをしましょう。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/insurance/3157″]

なお、厚生年金基金や確定給付企業年金を実施している企業を退職し年金を脱退した場合、脱退から1年以内に個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入後申し出をすれば脱退一時金をイデコに移すこともできます。

関係ない方は「無」にチェックしてすすめましょう。

 

資料が届いたら、必要事項を記入と必要書類を準備する

証券会社から資料が届いたら必要事項と必要な書類を同封して返信します。引き継ぐ年金の有無や証券会社によって様式は多少異なりますが、基本的に難しいところはないはずです。

 

基礎年金番号を調べる

申し込みには基礎年金番号が必要になります。これは国民年金の方も厚生年金の方も同じです。

  • 年金手帳
  • 基礎年金番号通知書
  • 国民年金保険料の口座振替額通知書
  • 国民年金保険料の納付書
  • ねんきん定期便(ねんきんネット)

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/insurance/4801″]

などで確認できます。サラリーマンや公務員の方は勤務先に年金手帳を預けていて自宅にないから番号がわからないという方も多いかもしれません。

ただ、サラリーマンや公務員は勤務先に「証明書」を記入してもらう必要がありますので、一緒に確認しましょう。

 

会社員や公務員は事業主の証明(事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書)が必要

iDeCo(イデコ)において、第2号被保険者(サラリーマン、公務員)は厚生年金保険の適用事業所(勤務先)に紐づけされます。そのため、iDeCoにサラリーマンや公務員が加入する場合は事業所の証明書が必要になるわけです。

事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」という書類を会社に記入してもらう必要があります。

上記はサンプルですが、これを会社に提出して記入してもらいます。これを書いてもらうことに対して微妙な気持ちになる方も多いと思われます。

会社に提出をして必要項目を埋めてもらう(証明してもらう)必要があります。提出先は総務または人事(あるいは経理)になります。これが面倒というか、ハードルとなって申し込みができない人も多いと聞きますが、会社にとってはほとんど手間ではないので、気軽にお願いしちゃいましょう。

なお、注意してほしいところは「払い込み方法」のところですかね。

  • 事業主払込
  • 個人払込

の二つがあります。事業主払込は会社に給料から天引きしてiDeCoの掛金を払ってもらうというもの。個人払込は自分の銀行口座から口座振替にするというものです。

iDeCoに理解のある会社(利用者が多い)なら事業主払込でも問題ないと思いますが、小さな会社や利用者がいないような会社の場合、事業主払込はメチャクチャ嫌な顔をされる可能性が高いと思います。

なので、とりあえずは「個人払込」にしておきましょう。事業主払込にしておくと天引きされるのと年末調整の際の手続きが少し楽になるくらいです。

※会社に理解がある(他にも利用者がいる)というのであれば事業主払込でも問題ありません。

 

(個人払込の場合)引き落とし先の銀行口座を決める

国民年金基金連合会が口座振替契約をしている銀行ならどこでもOKです。

一部ネット銀行(セブン銀行、ソニー銀行、大和ネクスト銀行、じぶん銀行)は非対応となっていますのでご注意ください。それ以外はOKです。

 

返送して口座開設完了

これらの書類をまとめて、返送をすると2週間くらいで、ネット上で年金情報などを確認できるIDとパスワードが書かれた紙や個人型年金加入確認通知書などが届きます。

このID、PWを利用してログインして年金資産の確認ができます。また、掛け金をどのような資産で運用するかの指示やすでに投資している投資信託などの運用資産のスイッチング(切り替え)なども行うことができます。

これでiDeCo(イデコ)の申込は完了です!お疲れ様でした。