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マイル初心者のためのマイルの基礎知識と貯め方、使い方。

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airplane-1480118いわゆるポイントの中でも特に人気が高いのがANAやJALなどの航空会社のポイントプログラムであるマイレージ(マイル)ではないでしょうか?飛行機に乗るだけでなく、クレジットカードの利用などで貯める事ができるマイルは、特典航空券(無料航空券)などに交換することができるポイントプログラムです。

今回はマイル初心者の方向けに、マイルの基本や貯め方、使い方などを紹介していきます。

マイレージプログラム(マイル)とは何か?

マイレージ(マイル)は航空会社が提供しているポイントプログラムです。国内の大手航空会社ではANAやJALがそれぞれ提供しています。また、海外の航空会社も同様のプログラムを提供しており、ユナイテッド航空、デルタ航空、アメリカンエアラインズなど多くの航空会社がポイントプログラムとして提供しています。

いずれも飛行機の搭乗やクレジットカードのポイントなどを利用してマイルを貯めることができ、貯めたマイルを使って無料航空券などと交換することができるようになっています。
各社のプログラムは貯め易さも有効期限も使いやすさも違います。ただ、基本的にはその航空会社で利用するのが基本なので、自分が一番利用する航空会社のマイルを貯めるのが基本といえます。

 

国内ならANAかJALの二択。ANAとJALはどちらがおすすめ?

よほど海外旅行や海外出張に行くことが多いという人以外は、基本的にANAかJALの国内大手航空会社のマイルを貯めるのがお勧めです。

それじゃあ、ANAとJALはどちらがおすすめ?と言われると難しいところです。
貯め易さや価値についてはそれほど差があるわけではありません。自分が良く利用する空港などで路線が多い航空会社や、保有しているポイント、最後は好みに近いかもしれません。

私個人ではANAのマイルもJALのマイルも両方貯めていますが、どちらかというとANA寄りです。

ANAのマイルは「楽天ポイント」「Tポイント」「nanacoポイント」「メトロポイント」など様々なポイントと交換することができるようになっています。ポイント交換先が多いので様々なところで貯めたポイントをANAマイルにすることができます。その分、色々なところでポイントを貯めている人にとっては使いやすいと言えるでしょう。

一方のJALマイルはPontaポイントと強い結びつきがありますが、それ以外のポイントとJALマイルの交換ルートが少ないです。一方で貯めたマイルを特典航空券に交換する時、JALは期間(繁忙期や閑散期)などによる必要マイルに差がないので、繁忙期にしか飛行機に乗らないという方にはJALがお勧めですね。

 

マイルを貯める3つの方法

航空会社のマイルを貯める方法は大きく3つです。ちなみに、(1)の飛行機搭乗で全く(ほとんど)マイルを貯めずに(2)のクレジットカードの利用や(3)のポイント交換の利用だけでマイルを貯める人のことを「陸マイラー(おかまいらー)」と呼びます。

 

1)飛行機の利用で貯める

JALやANAのカード会員になった上で、飛行機に搭乗するとその区間(距離)や座席のグレードなどに応じてマイルが貯まります。貯まるマイルはそれぞれの航空会社の会員グレードによっても変わってきます。

 

2)クレジットカードの利用で貯める

ANAやJALはそれぞれANAカードやJALカードといったように提携のクレジットカードを発行しています。クレジットカードの利用でおおよそですが、1%分のマイルが貯まるようになっているので、普段のお買い物でもマイレージを貯めることができます。

また、ANAマイル、JALマイルではそれぞれクレジットカードの特約店があります。

JALカード特約店
ファミリーマート、イオン、ENEOS、大丸・松坂屋、マツモトキヨシ、ロイヤルホストなどが対象になっている、JALカード(クレジットカード)の特約店です。通常のクレジットカードのポイントとは別にJALマイルが加算されます。

 

ANAカードマイルプラス
セブンイレブン、ENEOS、高島屋、マツモトキヨシ、スターバックスなどが対象になっているANAカード(クレジットカード)の決済でプラスアルファのANAマイルが加算されるお店です。

>>あなたにぴったりのJALカード比較。お得なJALカードはどれ?

>>ANAのマイルが貯まるANAカードの種類とその選び方を比較

 

3)ポイント交換・ポイントの移行でマイルを貯める

航空会社はそれぞれ様々なポイントサービスと提携しています。そうしたところで貯めたポイントをANAやJALのマイルに交換・移行するというのもマイルを貯める有効な方法です。

 

ANAマイルに交換できるポイント

「Tポイント」「楽天ポイント」「nanacoポイント」「メトロポイント」が代表的です。このほか、三越やマルイなどの百貨店のポイント、ヒルトンやスターウッド、ハイアットといったホテルグループのポイント、ポイント交換サイトのポイントなど70以上のポイントと提携しています。

 

JALマイルに交換できるポイント

ANAマイルと同様ですね。共通ポイントとしては「Pontaポイント」「dポイント」と交換可能です。このほか。、ビックカメラやJR東日本、大丸などの、JALも70以上のポイントと提携しています。

 

マイルの賢い使い方の基本

せっかく貯めたマイルはどうやって使うべきなのでしょうか?大きくは「特典航空券(無料航空券)との交換」、「クーポン券・や電子マネーとの交換」、「座席のグレードアップ(国際線)」などが挙げられます。

 

1)特典航空券(無料航空券)との交換

これが一番人気ですね。飛行機代をタダにすることができます。1マイル当たりの利用価値は少なく見積もっても2円相当にはなると思います。

国内線・国際線の両方で席の用意があります。ただし、各便ごとに特典航空券で予約可能な席数は限られているため、繁忙期の人気路線などは早々に枠が抑えられてしまうことも多いです。

ANAは「ハイシーズン」「レギュラーシーズン」「ローシーズン」に分けて繁忙期ほど必要マイル数が高くなりますが、JALは一定です。夏休み時期やゴールデンウィーク、年末年始のように一般的に交通が混雑する時期しか飛行機には乗らないという方はJALの方がマイルを有効活用できそうですね。

なお、国内線は2カ月前の同日午前9時半から特典航空券による予約が可能です。
国際線の場合は約1年前(320~350日前)からの予約が可能です。ただ、羽田-ホノルルといった人気路線の繁忙期は特典航空券の枠が早々に抑えられるため、マイルでの予約がやりにくいという状況もあります。

 

2)クーポンや電子マネーとの交換

貯めたマイルを航空会社で利用可能なクーポンや電子マネーと交換することもできます。

ANAの場合はANAスカイコイン(1マイル=1円~1.5円分程度)、JALの場合はeJALクーポン(1万マイル=15000円相当)と交換可能になっています。特典航空券と交換するよりもレートは良くないですが、特典航空券のように座席数の縛りなどを受けずに済みます。

また、外部の電子マネーやポイントとの交換も可能です。ただし、こちらは1マイル=1円相当の交換レートになっており、交換としてはかなり不利です。そもそも他の電子マネーやポイントと交換するつもりであるなら、わざわざマイルを貯めるのではなく、他のポイントを直接貯める方が効率的なはずです。

 

3)国際線の座席アップグレード

ANAもJALも、エコノミークラス→ビジネスクラス。ビジネスクラス→ファーストクラスというように座席のアップグレードにマイルを使うことができます。JALは片道1万マイル~、ANAは片道12000マイル~となっています。ただし、ツアーなどでの予約の場合はアップグレードが使えません。

アップグレードが可能な航空券を購入している必要があります(アップグレード不可のシートより高い)。

こうしたこともあって、座席アップグレードの使い勝手はあまりよくないです。

 

その他知っておきたいANAやJALのマイルの基本

上記の他にANAやJALのマイルについて知っておきたい基本を紹介していきます。

 

マイルの有効期限は3年間

ANAもJALもともにマイルの有効期限は3年間です。飛行機の搭乗で貯めたマイルは搭乗日より3年後の月末。ポイント交換等でマイルに交換した場合は獲得日の3年後の月末が有効期限です。

ちなみに、クレジットカードで貯めたポイントをマイルに交換する場合は、できるだけカード会社のポイントとして貯めた上でANAやJALのマイルに交換するようにするとポイント有効期限を事実上延ばすことが可能です。

 

マイルはどうやって使うのがお得なの?

お得な順でいうと「国際線のファーストクラス」>「国際線ビジネスクラス」>「国際線エコノミークラス」>「国内線全般」>「航空会社のクーポン(スカイコインやeJALクーポン)」>「他の電子マネーとの交換」になります。

特に国際線ファーストクラスとの交換だと1マイルの価値は10円を超えてきます。詳しくは「飛行機のファーストクラスに乗りたいならお金を払うよりもマイルを貯めたほうが断然お得」でも記事にしました。
一方で、国内線だと1マイルあたり2円~3円くらいといったところになります。

なお、マイルの価値については「ANAの1マイルの価値はいくら?」で詳しく分析・比較されています。ページはANAですが、JALのケースでもほぼ同様に考えることができるはずです。

 

マイルは家族で合算して利用できる

ANAもJALも家族のマイルを合算可能です。
ANAは「ANAカードファミリーマイル」、JALは「JALカード会員プログラム」に申し込みをすることで家族で貯めたマイルを合算して利用することができます。もちろん、父親が貯めたマイルで子どもが特典航空券を使って飛行機に乗るといった利用もOKになります。

なお、どちらも登録合算できるのは家族までです。また、人数制限もありますのでご注意ください。

 

特典航空券はあまり予約が取れないって本当?

ANAもJALも特典航空券として座席の開放しているのは予約可能な席の一部だけです。
その開放数を超えると普通には予約ができるけど、特典航空券として予約はできないという状態になります。

特に繁忙期の人気路線などはどうしても競争率が高くなっており、中々予約することができません。国内線は2か月前の同日9時から予約可能なので前もってわかっている旅行や出張、帰省をする場合はできるだけこのタイミングで予約を取るようにすると良いでしょう。

前述の通り、マイルの価値が高いのは国際線のファーストクラスやビジネスクラスなどの席なので、国際線の場合、ビジネスクラスなどは予約可能な約1年前の段階でも特典航空券の予約が埋まることも珍しくありません。特にハワイ(ホノルル)便のように日本人に人気の高い路線はなおさらです。

 

ANAやJALのマイルをもっと沢山に貯めるには?

飛行機の搭乗を利用しないと言うのであれば

・還元率の高いクレジットカードを使う
たとえば、ANAカード、JALカードはそれぞれ概ね1%のマイレージ還元率(100円の利用で1マイル程度)になっていますが、電子マネーの活用やボーナスポイント、ポイント交換なども活用することでマイレージ還元率高めることもできます。

・ポイント交換を上手に使う
ポイント交換を上手に使って、ポイントをANAやJALのマイルに交換することで多くのポイントを貯めることができます。ポイントの二重取りはもちろん、ポイント交換のルートを研究することで、通常よりも高いレートでポイントとマイルを交換できたりします。
詳しくは「ポイント交換やポイントサービスでANAマイルを貯める方法」などのサイトが詳しいです。

 

いかがでしょうか?飛行機にタダで乗れるというのが売り物の航空会社のマイレージプログラム。初心者の方にマイルの概要を知っていただくために、基本としてまとめました。ぜひとも、上手にマイル生活を送ってください。

以上、マイル初心者のためのマイルの基礎知識と貯め方、使い方でした。