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シェアサイクルのサービスを徹底比較。東京、大阪、福岡などでサービス開始

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シェアリングと呼ばれるサービスの中でも今後、注目を集めそうなサービスがシェアサイクルと呼ばれる自転車のシェアサービスです。

先行するドコモに対し、中国における乗り捨て可能なシェア自転車(シェアサイクル)の最大手の“Mobike”がメッセンジャーアプリ大手のLINEと提携し日本に進出。また、フリマアプリのメルカリ(子会社のソウゾウ)が“メルチャリ”、ソフトバンクグループのOpenStreetによる“ダイチャリ”など、様々な企業がシェアサイクルに参入しています。

乗りたいときに、乗りたい場所で乗れるというのは自転車という小回りの利く交通手段だからこそメリットも大きいと考えられます。今回はそんなシェアサイクル各社のサービス内容を徹底比較していきます。

シェアサイクルとはどんなサービス?

自転車をシェア(レンタル)するというサービスになります。

サービス事業者が用意した自転車を他の人とシェアすることで、お互いに必要な時に必要なタイミングで自転車を時間貸しで利用できる方法や仕組みです。

一般的には街中にポートなどと呼ばれるシェアサイクルの置き場があり、そこにおいてある自転車をユーザーが借りることができます。利用が終わったら、借りた場所でもいいですし、町中にある他の場所のポートに返却してもOKというのが基本的なスタイルとなっています。

いわゆる乗り捨てに近いことができるのが大きな特徴です。

シェアサイクルというのは一つの呼び名であって“自転車シェアリング”、“コミュニティサイクル”、“サイクルシェア”、“都市型レンタサイクル”など様々に呼ばれていますが、基本的には同じです。

 

シャアサイクルの利用方法

サービス事業者によって多少の流れは違いますが、おおむね以下のようにして利用します。

<事前準備>

  1. 会員登録
  2. 決済方法の登録(クレジットカードなど)
  3. 会員証またはICカードなどの登録

<登録後の利用について>

  1. シェアサイクルの置いてあるポート(置き場)に行く(予約が必要なケースも)
  2. スマホや会員証を自転車にかざすなどして、利用開始
  3. ポートに返却してロックして利用完了

初回の登録の手間はあるものの、一度登録してしまえば、あとはポートに行くだけで利用できるという簡単さが魅力です。自宅やオフィスの近くにポートがあれば、ほとんど自分の自転車のように活用できそうです。

 

いわゆるレンタサイクルとの違い

自転車をレンタルするというのは、むかしからよくあるサービスです。大きな公園や観光地などでは時間貸しの自転車があります。レンタサイクルといわれるものです。

この違いについては明確な定義があるわ家ではないですが、レンタサイクルは“借りた場所にまで戻す”ことが前提となっていることが多いです。

また、シェアサイクルと呼ばれるサービスに関しては、一度は会員登録が必要なものの、2回目以降の利用に関してはスマートフォンのアプリなどを利用して面倒な手続き不要で利用できるようにしているところが多いです。

 

シェアサイクルサービスを比較

2018年現在でシェアサイクルのサービスを提供している事業者のサービス内容を比較していきます。なお、現時点では実証実験、広域実験のような形で試験的なサービスとして展開している会社が多いので、サービス内容等が短期間で変わってしまうこともあるはずです。

利用の際はかならず公式ホームページ等もご確認いただきますようお願いします。

 

ドコモ・バイクシェアスマートシェアリング

NTTドコモが提供しています。東京都内や横浜、仙台、広島などの自治体と共同運営しているサイクルシェアサービスです。サイクルポート(駐輪場)から別のポートへ乗り捨てができます。都内であれば千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区と区をまたがっての利用も可能です。

Felica(交通系ICカード)を登録しておけば、そのカードを鍵としてレンタルできるので便利。都市部限定になりますが、ポート数も多いのが特徴的です。自転車は電動アシスト自転車となっています。

支払はクレジットカード、またはドコモケータイ払いとなります。

料金:基本料無料で最初の30分は150円以降は30分毎100円となっています。

現時点において東京都心部におけるサイクルシェアであれば筆頭といえるサービスでしょう。

>>ドコモ・バイクシェア公式ホームページ

 

HELLO CYCLING

ソフトバンクグループのOpenStreetが提供しているサイクルシェアサービスです。ポート数自体はドコモのサイクルシェアと比較して少ないものの、セブンイレブンとの協業を行うこになっています。全国主要エリアの店舗をHELLO CYCLINGのステーションとする計画になっており2018年度には1000店舗に展開する予定となっているそうです。

現時点は東京、大阪、名古屋、埼玉が中心となっています。

自転車は電動アシスト自転車、いわゆるママチャリの併用となっています。

支払はクレジットカード払いです。

料金:基本料無料で15分毎に60円。一日最大1,000円の上限あり

>>Hello Cycling公式ホームページ

 

Mobike(モバイク)

Mobikeは中国の自転車シェアリングサービス最大手です。同時に世界最大の事業者でもあります。

日本でもサービスを開始しており現在は札幌(北海道)と福岡でサービスを展開しています。なお、福岡おけるサービスは実証実験という位置づけのようです。

ユニークなポイントとして、指定のポート以外でも指定エリア内なら返却できるというところにあります。

2018年上半期にはLINEアプリ上からMobikeのサービスが利用できるようになる予定です。

料金は30分50円という設定になっています。

>>Mobike公式ホームページ

 

メルチャリ

大手フリマアプリのメルカリの子会社、ソウゾウが提供するサイクルシェアサービスです。2018年2月27日に福岡市でサービスを開始します。当初は400台、ポート数は50か所ということでうs。

専用ポートでレンタルをし、アプリで発行されるQRコードを利用して自転車の鍵を解除します。料金は1分単位で1分4円と細かい料金設定となっています。電動アシスト機能はありません。

なお、自宅や自己所有の不動産などの空きスペース、駐輪場をメルチャリのポートとして登録することもできます。スペースに余裕がある前提になるんでしょうが、自宅近くやオフィスの近くがポートになったら便利ですね。

なお、ポートスペースを提供することでメルチャリのポイントが貯まるといったインセンティブもあるようです。

>>メルチャリ公式ホームページ

 

自転車のシェアリングの将来

サイクルシェア、自転車のシェアリングサービスは、IoTによる技術的な側面によって管理が容易になったことで、急激に拡大しています。スマートフォンの普及も大いに後押ししているものと思われます。

いわゆるカーシェアリングと比較しても設備コストがかからない上、自治体などの支援も受けやすいため、人口密度の高い都市部では様々なサービスが登場してくるものと考えられます。

一方で、日本の交通上の問題もあります。

中国で大きく普及しているシェアサイクルはドックレスと呼ばれる専用の駐輪場を持たないタイプです。日本では駅前等での放置自転車対策が課題となっているため、そうしたシェアサイクルを増やすことに対しては抵抗が大きいでしょう。

DMMが一時はシェアサイクルに乗り出すとしておきながら中止したのはそのあたりが大きかった模様です。

そのため、国内では自転車置き場(ポート)を備えたシェアサイクルが中心となるのでしょうが、そうなってくるとポート(置き場)を確保する必要があります。シェアサイクルのニーズが高いのは都市部・繁華街でしょうから、地代の問題が出てきます。

このあたりをクリアできてくれば、日本でもシェアサイクルが一気に普及しそうです。

 

以上、シェアサイクルのサービスを徹底比較。東京、大阪、福岡などでサービス開始というお話でした。