JALのLSP修行とFOP修行の違い|JGC入会とサファイア、どちらを目指す?

JALの「修行」には、Life Status ポイントを積み上げるLSP修行と、FLY ON ポイントを1暦年で積み上げるFOP修行があります。
名称は似ていますが、LSP修行はJALグローバルクラブ(JGC)への新規入会と長期的なStar グレード、FOP修行はサファイアやダイヤモンドなど期間限定の上級会員資格を目指すものです。
2024年以降は50,000FOPを達成しても、それだけではJGCへ新規入会できません。
JGCを目指す人はLSP、直近の搭乗でラウンジや優先搭乗を使いたい人はFOPを軸に計画します。
JGCへ新規入会する目的なら、1,500LSPと対象のJALカードが必要です。
JMBサファイアを取得する目的なら、暦年で50,000FOP、または50回搭乗かつ15,000FOPを目指します。
どちらか一方へ統一する必要はなく、対象となるJAL便ではマイル、LSP、FOPを同時に積み上げられます。
LSP修行とFOP修行の違い
| 比較項目 | LSP修行 | FOP修行 |
|---|---|---|
| 主な目的 | JGC入会、Star グレードの上昇 | クリスタル、サファイア、JGCプレミア、ダイヤモンドの取得 |
| 判定期間 | JMBを退会しない限り生涯累積 | 毎年1月から12月まで |
| 年が変わったとき | 残高を引き継ぐ | ゼロから再集計 |
| 代表的な目標 | JGC Three Starの1,500LSP | JMBサファイアの50,000FOP、または50回搭乗かつ15,000FOP |
| 搭乗以外の積算 | JALカード、JAL Pay、JAL Mallなども対象 | 原則として対象便への搭乗だけ |
| 国内線の積算軸 | 距離や運賃にかかわらず対象1搭乗につき5LSP | 区間マイル、運賃の積算率、換算率、搭乗ボーナスで変動 |
| 国際線の積算軸 | 対象となるJAL国際線の1,000区間マイルにつき5LSP | 予約クラスと運賃によるフライトマイルを基礎に計算 |
| JGC新規入会 | 1,500LSP以上と対象JALカードの保有が必要 | FOP達成だけでは入会できない |
| 向いている計画 | 数年かけてもよい長期計画 | 1年以内に上級会員特典を使う短期計画 |
LSPとFOPは、特典航空券などに交換できるJALマイルとも別の指標です。
どちらも現金や航空券へ交換するポイントではなく、会員資格や特典の判定に使われます。
LSP修行は1,500ポイントを生涯で積み上げる
Life Status ポイントには有効期限がなく、JMBを退会しない限り累積します。
JMB入会後の過去の対象搭乗が反映されている場合もあるため、ゼロから計算する前にJAL WebサイトまたはJMBアプリで現在の残高を確認します。
| Life Status ポイント | グレード | 位置付け |
|---|---|---|
| 250LSP | JMB elite | 対象JALカード本会員が申し込める最初のグレード |
| 500LSP | JMB elite plus | JMB eliteより特典が拡大 |
| 1,500LSP | JGC Three Star | 対象カードの保有などを条件にJGCへ入会可能 |
| 3,000LSP | JGC Four Star | JGC入会後の上位グレード |
| 6,000LSP | JGC Five Star | JGC入会後の上位グレード |
| 12,000LSP | JGC Six Star | 最上位のStar グレード |
国内線だけなら300回搭乗が必要
JALグループ国内線は、JMBのマイル積算対象運賃で搭乗してマイルが積算されると、1搭乗につき5LSPがたまります。
現在の残高がゼロで、ほかの対象サービスを一切使わない場合は、1,500LSP÷5LSPで300回の搭乗が必要です。
往復を2搭乗と数えると150往復になるため、1年で終えるより、旅行や出張に日常サービスを重ねる長期計画が現実的です。
国際線だけなら30万区間マイルが目安
対象となるJAL国際線は、1,000区間マイルにつき5LSPがたまります。
残高ゼロから国際線だけで1,500LSPへ到達する単純計算は、300,000区間マイルです。
国際線のLSPはフライトマイルの積算率にかかわらず区間マイルの100%で集計され、1,000マイル未満の端数は次回へ繰り越されます。
JALカード決済だけで狙うと利用額が大きい
JALカードは2,000ショッピングマイルにつき5LSPがたまります。
ショッピングマイル・プレミアム未加入の通常積算は200円につき1マイルなので、5LSPに必要な決済額は40万円です。
100円につき1マイルとなるショッピングマイル・プレミアム加入時は、5LSPに必要な決済額が20万円になります。
| JALカードの積算率 | 5LSPに必要な決済額 | 1,500LSP相当の決済額 |
|---|---|---|
| 200円で1マイル | 40万円 | 1億2,000万円 |
| 100円で1マイル | 20万円 | 6,000万円 |
| 特約店で100円で2マイル | 10万円 | 3,000万円 |
この計算は、開始時のLSPをゼロとし、決済以外の積算を含めない比較です。
カードを持って日常支出を集約する効果はありますが、LSPだけを目的に不要な買い物を増やす方法は費用効率がよくありません。
2026年はJAL Payへの月4万円チャージを組み合わせる
2026年6月10日から2027年3月31日までは、各月にJALカードからJAL Payへ4万円以上チャージし、同じ月にApple PayまたはGoogle PayでJAL Payを1回以上使うと、月1LSPが付与されます。
公式の国内利用例では、5か月で合計20万円をチャージして使うと、チャージ条件の5LSPとJAL Pay利用分の2LSPを合わせて7LSPです。
ショッピングマイル・プレミアム加入済みのJALカードで20万円を直接決済した場合は5LSPなので、通常支出をJAL Payへ移すだけなら2LSP多くなります。
JAL Payチャージ分を使い切れない人は、LSPを増やすために前払い残高を積み上げないほうが安全です。
各月4万円以上のチャージと同月内の対象決済が必要で、月1LSPが上限となり、登録型リボ「楽Pay」利用カードなどは対象外です。
期間終了後も同じ条件が続くとは限らないため、2027年4月以降の計画には確定前のLSPを含めません。
FOP修行は1暦年で上級会員を目指す
FLY ON ポイントは、毎年1月から12月までの搭乗実績で集計され、年が変わると再びゼロから始まります。
達成後は約1週間で予約やマイルボーナスなどが順次始まり、空港サービスはアプリへのステータス反映後から達成した翌々年3月末まで利用できます。
| ステータス | FOP基準 | 搭乗回数基準 |
|---|---|---|
| JMBクリスタル | 30,000FOP(うちJALグループ便15,000FOP) | 30回(うちJALグループ便15回)かつ10,000FOP |
| JMBサファイア | 50,000FOP(うちJALグループ便25,000FOP) | 50回(うちJALグループ便25回)かつ15,000FOP |
| JGCプレミア | 80,000FOP(うちJALグループ便40,000FOP) | 80回(うちJALグループ便40回)かつ25,000FOP |
| JMBダイヤモンド | 100,000FOP(うちJALグループ便50,000FOP) | 120回(うちJALグループ便60回)かつ35,000FOP |
JGCプレミアはJGC会員だけが対象です。
初めて修行する人は、サクララウンジ、優先搭乗、手荷物優先などを利用できるJMBサファイアを目標にする例が多くなります。
FOPは距離と運賃で変わる
FOPは、区間マイルと利用クラスや運賃に応じた積算率から求めるフライトマイルに、路線別の換算率を掛け、搭乗ボーナスFOPを加えて計算します。
日本国内線の換算率は2倍、JAL便の日本発着アジア・オセアニア線などは1.5倍、そのほかの国際線は1倍です。
同じ区間でも運賃種別や予約クラスでFOPが変わるため、航空券価格だけでルートを選ぶと計画未達になり得ます。
費用は修行単価で比較する
FOP修行の候補便は「航空券代÷獲得FOP」で1FOP当たりの費用を比較できます。
たとえば残り45,000FOPを1FOP当たり10円以内で集めるなら、航空券予算の上限は45万円です。
空港までの交通費、宿泊費、変更や取消の手数料も実費なので、航空券代だけの単価が低くても総額が下がるとは限りません。
2026年は、JALカード本会員または家族会員がキャンペーン登録を行い、対象となるJAL便へ初回搭乗すると5,000FOPが加算されます。
期間は2026年1月1日から12月31日までで、前年に登録した人も2026年分の再登録が必要です。
サファイアを目指す場合は、初回搭乗の通常FOPと5,000FOPを反映した残数から、追加便を組み直します。
LSPとFOPを同時に積み上げる方法
対象のJALグループ国内線へ有償で搭乗すると、マイル、1搭乗5LSP、運賃に応じたFOPを同時に獲得できます。
FOPの回数基準で50回すべてをLSP対象のJALグループ国内線にすると、サファイア修行と並行して50回×5LSPで250LSPがたまります。
250LSPはJGC入会に必要な1,500LSPの6分の1なので、FOP修行をする年はLSPの進捗も大きく進められます。
国内線は目的によって効率のよい便が違う
国内線のLSPは1搭乗5ポイントで固定されるため、LSPだけを見ると距離より搭乗回数が効きます。
FOPは距離、運賃、搭乗ボーナスで変わるため、長距離便や積算率の高い運賃が有利になる場合があります。
両方を狙う人は、候補旅程ごとに「総FOP」「対象搭乗回数×5LSP」「総費用」の3点を並べます。
国際線の割引運賃はLSPとFOPの差が出やすい
JAL国際線のLSPは区間マイルの100%を基礎にする一方、FOPの基礎となるフライトマイルは予約クラスや運賃の積算率に左右されます。
安い予約クラスでもLSPは距離分を積み上げやすい一方、FOPは想定より少ない場合があります。
ワンワールド加盟航空会社の対象便でFOPが付く場合でも、JALのLSP対象便と一致するとは限りません。
- JMBアプリで現在のLSP、年内FOP、搭乗回数を確認します。
- JGC入会、サファイア、ダイヤモンドなど、今年達成したい目的を一つ決めます。
- FOPを狙う場合は年末までの残日数とキャンペーンFOPを反映します。
- 候補便ごとに航空券代、FOP、LSP、空港交通費、宿泊費を表にします。
- 普段の4万円以上の支出をJAL Payへ移せる月だけ、期間限定のチャージプログラムを使います。
- JGCを目指す人は、1,500LSP到達前に対象JALカードの年会費と保有条件も確認します。
どちらの修行を選ぶべきか
| 目的や状況 | 優先する修行 | 理由 |
|---|---|---|
| JGCへ新規入会したい | LSP修行 | 1,500LSPが入会条件だから |
| 今年から翌々年3月までラウンジや優先搭乗を使いたい | FOP修行 | サファイアなどのFLY ON ステータスが目的に合うから |
| 年末までに十分な搭乗日を確保できない | LSP修行 | 年をまたいでも積み上げを失わないから |
| 出張で年内に多く搭乗する | FOPを主目標にLSPも同時獲得 | 業務搭乗を両方の条件へ充当できるから |
| すでにJGC会員で上位特典を使いたい | FOPまたは追加LSP | JGCプレミアやダイヤモンドはFOP、上位Star グレードはLSPで決まるから |
| 年に数回しかJALへ乗らない | LSPを自然に積む | FOP修行の費用を特典利用で回収しにくいから |
新規JGC入会と短期の上級会員資格は別のゴールなので、「LSP修行とFOP修行のどちらが上か」という比較にはなりません。
JGCが最終目標でも、旅行予定が多い年だけFOPサファイアを狙い、その搭乗でLSPも積む組み合わせは可能です。
1,500LSPを達成しても、JMBサファイアが自動付与されるわけではありません。
JGC入会にはCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ、プラチナ Proのいずれかを保有し、カード年会費を払い続ける必要があります。
LSPに有効期限がないことと、JGCを無料で維持できることは別です。
よくある質問
50,000FOPを達成すればJGCへ入会できますか
2024年以降に新規入会する人は、50,000FOPでJMBサファイアを取得しても、それだけではJGCへ入会できません。
JGCへ新規入会するには1,500LSP以上と対象JALカードの保有などが必要です。
1,500LSPを達成すればサファイアになりますか
1,500LSPで到達するのはJGC Three Starであり、FLY ON プログラムのJMBサファイアではありません。
サファイアは暦年で50,000FOP、または50回搭乗かつ15,000FOPなどの基準で判定されます。
特典航空券でもLSPとFOPはたまりますか
搭乗によるLSPとFOPは、JMBのマイル積算対象運賃でマイルが積算されることが基本条件です。
特典航空券を修行回数へ含めず、予約する運賃がLSPとFOPの対象かを購入前に確認します。
FOP修行は年の途中から始めても間に合いますか
12月31日までに必要FOPまたは搭乗回数へ到達できれば、年の途中からでも達成できます。
未達のFOPと搭乗回数は翌年へ持ち越せないため、残り日数、便の欠航、運賃上昇、予定変更を見込んで判断します。
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参考にした公式情報
制度、積算率、キャンペーンは2026年7月14日時点の公表条件を基準にしています。
航空券を購入する前に、予約画面でマイル積算対象運賃かを確認し、JALのFOP計算ページで予定便の獲得FOPを再計算してください。
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