通常のクレジットカードというのはプラスティック製です。一方、近年ではメタルカード(金属製クレジットカード)と呼ばれるカードがいくつかのカードブランドで登場しています。
金属製クレジットカードは持った時の重量や手触りがプラ製のクレジットカードとは全く違い、重厚感と高級感を感じさせてくれます。カードでのお支払いの時に金属製クレジットカードが出すと驚かれることもあるでしょう。
今回はそんなプレミアム感のある金属製クレジットカードをいくつか紹介していきます。
金属製クレジットカードにはどんなカードがある?
日本人でも発行できそうな(可能性があるものを含む)、金属製クレジットカードには以下のようなものがあります。作りやすさでいえば、申し込み可能なラグジュアリーカード(チタン/ブラック)ですね。これらなら今すぐに申し込み可能です。
その他のカードは基本的にインビテーション(招待)によってつくられるカードです。
- ラグジュアリーカード
- チタンカード(年会費5万円)
- ブラックカード(年会費10万円)
- ゴールドカード(年会費20万円)
- アメリカンエキスプレスカード
- プラチナカード(年会費13万円)
- センチュリオンカード(年会費35万円)
ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカードはラグジュアリーカード(日本ではアプラスが代行)が発行している金属製クレジットカードです。チタン、ブラック、ゴールドの3券種があり、いずれも金属製となっています。
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全般的なサービスの特徴は上記の記事もご参照ください。
チタンカード(Mastercard Titanium Card)
年会費:5万円+税
ラグジュアリーカードの中でももっとも年会費が安いのがチタンカードです。ただ、最も安いといっても与えられているブランドはMastecardの「World Elite」という最上位グレードとなっています。
表面はステンレスをブラッシュド加工、裏面はカーボン素材を採用したマットな仕上がりとなっています。重量は21gと確かな重さを感じることができます。直接申し込みが可能です。
最もコスパよく持てる金属製クレジットカードですね。ちなみに法人カード(ビジネスカード)も発行でき、そちらは法人口座からの引き落としも可能です。
チタンカード(Mastercard Titanium Card)
ブラックカード(Mastercard Black Card)
年会費:10万円+税
ラグジュアリーカードの上位カードとなります。券面はブラックカラー。一般的にクレジットカードの中で最上位が「ブラックカード」と思われることが多いですが、ラグジュアリーカードの場合は、最上位が「ゴールドカード」となっています。
マットブラックな金属製カードで裏面はカーボン素材となっています。
チタンカードと比較して「ラグジュアリーソーシャルアワー」「ラグジュアリーリムジン」といった都心部で利用できるグルメ系の特典が充実しています。ラグジュアリーカードのオリジナル特典を引き出したいという方はブラックカードの方がチタンカードよりもおすすめです。法人カードも発行できます。
ブラックカード(Mastercard Black Card)
ゴールドカード(Mastercard Gold Card)
年会費:20万円+税
ラグジュアリカードの最上位カードで、年会費は20万円+税と高額でアメックスプラチナを超えます。券面はゴールドです。24金仕上げの金属製カードとなっており、カードを光に充てるとキラキラと反射します。裏面はカーボン素材です。
ブラックカードと比較して、ラグジュアリーリムジンで利用できる車のグレードが挙がったり、復路でも利用できるといったようにサービス内容が全体的にグレードアップしています。
ゴールドカードは招待制(インビテーション制)となっており、直接の申込はできません。
※直接申し込みはできません
アメリカンエキスプレスカード
アメリカンエキスプレスのクレジットカードは基本的にプラスティック製ですが、プラチナカードとセンチュリオンカード(ブラックカード)の二券種に限り金属製のカードを発行することができます。
なお、従来まではセンチュリオンカード(チタン製)のみでしたが、2018年10月よりプラチナカードでも金属製カードの発行を開始しています。おそらく前述のラグジュアリーカードの人気の高まりが挙げられると思います。
いずれもインビテーション(招待)によるクレジットカードになります。基本的にはプラチナカードの一つ下になる「アメリカンエキスプレス・ゴールドカード」を作成して、利用実績を積むところから始める必要があります。
アメリカンエキスプレス・プラチナカード
年会費:13万円+税
アメリカンエキスプレスカード(ゴールド/ビジネスゴールド)の利用者に対するインビテーション(招待)で取得可能なプラチナカードです。従来はプラスティック製のカードしか発行していませんでしたが、2018年10月より金属製クレジットカードの受付も日本で開始しています。
カード表面にはカード番号などが記載されておらず、裏面に記載されます。そのため、情報量が少なくかなりスッキリとした印象になります。
なお、金属製のカードだけでなく、従来のプラスティック製のカードの2枚持ちをすることも可能です。
さすがはアメリカンエキスプレスカードの上位カードでカードとしての特典も充実しています。高額な年会費がかかりますが、それを補って余りある特典が用意されています。
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- 誕生日プレゼント
- フリーステイギフト(ホテル一泊無料)
- ホテル上級会員資格
- ホテル予約時のアメックス独自特典
- より広範囲な付帯保険
※直接申し込みはできません
アメリカンエキスプレス・センチュリオンカード
年会費:35万+税
アメリカンエキスプレスの最上位クレジットカードです。年会費は35万円+税でさらに入会金として50万円が必要になります。
他のクレジットカードと比較してもまさにケタが違うクレジットカードとなっています。プラスチック製のクレジットカードの他に金属製(チタン製)のメタルカードを発行することができます。
インビテーション(招待)によるカードとなっており、その基準はもちろん、提供されているサービス自体も会員以外には公開されておらず極めて限定的な情報しか出回っていないというのが現状です。
※直接申し込みはできません
金属製クレジットカードのよくある質問
- カードリーダー、ATM、精算機も通せる?
- カードを解約するときはどうなる?ハサミで切れるの?
- お店の人から変な目で見られない?
カードリーダー、ATM、精算機も通せる?詰まったりしないの?
基本的に薄さ(厚み)は一般のクレジットカードと同様なので通すことができます。基本的には問題ないです。ただし、カードが曲がることを想定しているカードリーダーなどもあるわけで、そうしたリーダーではカードが詰まってしまう可能性もなきにもあらずです。
カードを解約するときはどうなる?ハサミで切れるの?
一般的なクレジットカードの場合、解約するときはカードをハサミなどで破断して破棄してください、言われますが、金属製のクレジットカードはさすがに切れません。
解約を申し出るとカード会社から専用ボックスが送られてきますのでそれに入れて返送します。たとえばラグジュアリーカードの場合は溶解処理をするそうです。
お店の人から変な目で見られない?
これは多分にあると考えられます。なにせ普通のクレジットカードとは違った感覚ですから。正直、金属製のクレジットカード(メタルカード)というのは所有欲ないしは、そうした場所で使ってみて「おおっ」と驚かれることにあるのでしょうから、そんなこと心配する必要はないでしょう。
そう思われたくない、というのであればメタルカード自体を発行しないか、アメックスプラチナのように、プラ製のカードも発行できるカードも作って、そういう場でもそちらを使うというのも手ですね。
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