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クレジットカードにおける永久機関(AQ)とは何か?今でも使える裏技?
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クレジットカードや電子マネーを実際に1円も使うことなく、何十万円分のクレジットカードのポイントを貯める方法がかつてありました。
クレジットカード業界において「永久機関」と呼ばれる裏技です。残念ながら(?)今では使うことはできませんが、ちょっとした雑学として、また何かあった時の知識として知っておくとネタになるかもしれません。
クレジットカードを回転させる永久機関
永久機関(AQと呼ばれることも)というのは、クレジットカードの支払いを電子マネーへのチャージを利用してグルグル回転させて、ポイントだけをタダ取りしようとする方法の総称です。
仕組みとしてはメチャクチャ簡単です。
- 電子マネーをクレジットカードで10万円分チャージする
- クレジットカードからチャージ分(の請求書が届く
- 請求書をコンビニの電子マネー払いで払う
この3ステップだけです。
この(1)のタイミングで電子マネーへのクレジットチャージに対するポイントが付与されるわけです。仮に1%相当だとすれば、10万円で1,000円分のポイントが貯まることになります。
一方で上記の3ステップでは、1円も現金は動いていません。チャージした電子マネーでその支払いをしているのでプラマイゼロです。
つまり、1円も実際には支払わずにポイントだけを貯めることができたわけです。これを何度も何度も繰り返すのが「永久機関」というわけです。
たった1,000円分のポイントとも思われるかもしれませんが、金額が100万円になれば1万円です。実際にはお金は動かないので額が大きくなれば大きな金額になります。
クレジットカードの限度額やコンビニ払いの限度などもあるので、上限はありましたが、それでも複数人でなんども繰り返せばすごい金額(ポイント)になるわけです。
永久機関はもう使えない?
上記の方法による永久機関は2000年代にそのほとんどが塞がれました。
- 電子マネーチャージでのポイント付与の制限
- クレジットカード料金のコンビニ払い廃止
によって実質的に壊滅させられています。電子マネーのクレジットカードチャージでたまるポイントについてはまだ各電子マネーで残ってはいますが、かなり制限されています。
また、クレジットカード利用料金のコンビニ払いは、ごくごく一部の例外を除き廃止されているので、永久機関は事実上使えなくなっているといえるでしょう。
口座登録をしなければ、銀行口座から引き落としたできなければ、払込用紙が届くのでそれを使えば永久機関はまだ可能。といったような記事もありますが、コンビニ払いだと手数料がかかるケースも多いです。
特に後者(引き落とし失敗)の場合は、個人信用情報に支払い遅延の記録が付くリスクもあるので割に合いません。
仕組みの穴をねらったポイント術
だれでも簡単にやれる永久機関は塞がれていますが、完全になくなったわけではないかもしれません。
クレジットカード、電子マネー、ポイントプログラムなどは複雑化しています。
ポイント付与条件やポイント交換などの仕組みもあり、ポイント発行者であってもよくわからないような状況になっているものも少なくありません。
そうした仕組みの穴をねらってポイントを獲得する方法は残されているとは考えられます。ただし、穴が見つかれば塞ぐようにしています。
自分で見つけたのであれば別として、インターネットで永久機関的なポイント獲得を探そうとしても公開されている情報は遅いです。
ネット上で「○○を使った永久機関の方法」といった有料記事(情報)などがあっても買う価値はほとんどありません。
もし、本当ならそんな情報は公開せずにヒッソリとやっている方がその人だって儲かるからです。たとえ有料であってもそういった情報が公開されるというのは、穴が塞がれることが決まっているか、あるいは旨みがないからです。
クレジットカードや電子マネーの規約違反となることも
一方で、こうしたクレジットカードの永久機関のような方法を使う人はクレジットカード会社などからすれば、ポイントをタダ取りしようとする不心得者という事になります。
当然、こうした利用についてはクレジットカードの利用規約で禁止されています。
私個人としては完全に黒だと思っているので、何らかの方法を見つけて、実際にやってみようという方は規約違反でクレジットカードを強制退会させられるようなリスクも考えておく必要があります。
以上、クレジットカードを使った永久機関(AQ)について紹介しました。
執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。
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