マイナス金利政策の影響もあって、銀行預金に対する金利・利息は雀の涙となっています。定期預金に預けてお金を預けておけばお金が増えるというのはずいぶん昔の話です。
そうなってくると、わざわざ定期預金に預けなくても、ATMでいつでも入出金が可能な普通預金の方が利便性を考えると便利です。
また、最近の傾向として定期預金よりも普通預金の方が金利が高いという逆転現象が起きている銀行も多数あります。
そこで、今回はいつでも入出金可能な普通預金について、金利・利息の水準はもちろんですが、利便性まで含めておすすめの銀行を比較していきます。
普通預金の特徴とメインの預金とするメリット
普通預金の特徴は自由に入金や出金が可能であることです。
ATMでもいつでも預けたり引き出したりすることができます。一方の定期預金に預けている場合は出金は原則として満期になるまでできません。途中で引き出したい場合は窓口で解約の手続きをする必要があります。中途解約は窓口で待たされる上、金利も低い金利(中途解約利率)が適用されてしまいます。
定期預金に預けてもほとんど金利がつかない現在、こんな使い勝手が悪い定期預金にあえて預けておくメリットは大きくありません。むしろ使い勝手が悪いというデメリットの方が目立ちます。
そう考えると、まとまった資金でもあえて定期預金にはいれずに普通預金のままにしておくというのも一つの手だと思います。
普通預金の金利ランキングと銀行の使い勝手
現在の普通預金の金利ランキングです。一部の銀行では金利が適用されるのに条件が設定されていることもあります。条件に合うか、条件を満たせるかも併せてチェックしておきたいですね。
GMOあおぞらネット銀行(証券コネクト口座):0.11%
別格といえるレベルの金利の高さとなっています。都市銀行の110倍という金利水準ですね。低金利が続く日本の普通預金の中では希望の星といえる銀行です。
この金利が適用されるには「証券コネクト口座」の設定が必要になります。これはGMOあおぞらネット銀行のグループネット証券である「GMOクリック証券」にも口座を開設して、銀行口座と証券口座の連携を行ってあげる必要があります。
もちろん手数料はかかりませんし、株式投資などをしなくても構いません。とりあえず、口座があればOKというレベルなので条件が緩いです。
ATMでのお金の出し入れの容易さ
セブン銀行のATMに対応しており、GMOあおぞらネット銀行の利用状況に応じて月に2回~15回まで無料になります。基本的に出し入れで不便を感じることはないでしょう。
イオン銀行 普通預金(プラチナステージ):0.15%
イオン銀行の普通預金金利も高めです。
ただし、普通預金金利はイオン銀行の利用状況によって変わる形になります。イオンでお買い物をすることがそれなりにある人であれば高金利が付きやすいです。逆に非イオンユーザーの方にとっては少し難しいです。
Myステージという利用状況に応じて優待が受けられるようになっています。
- イオンカードセレクトの契約:10点(ゴールドは40点)
- イオンカードの口座振替金額:10点~最大100点
- WAONの利用金額:10点~最大100点
- WAONのオートチャージの利用:10点
- 積立定期預金の口座振替:10点
- 投資信託の残高がある:10点~最大100点
- 投資信託の自動積立設定:10点
- NISA口座の開設:30点
- iDeCo掛金の口座振替:30点
- カードローンの契約:10点
- 無担保ローンの残高あり:30点
- 住宅ローンの残高あり:30点
- ネットバンキングの登録完了:30点
- 給与振込または、公的年金の受取がある:30点
といったような形になっています、このスコアに応じて普通預金金利が変わります。
- 20点以上(シルバー):0.05%
- 50点以上(ゴールド):0.1%
- 150点以上(プラチナ):0.15%
となっています。条件を満たしやすいのは(1)~(4)の項目となっています。イ
オンカードやWAONの決済金額に応じて点数を稼ぎやすいです。月に数万イオンで買い物すれば、50点以上のスコアは余裕で達成可能なので、普通預金金利0.1%は余裕でしょう。
参考:買い物も預金もお得。イオン銀行+イオンカードセレクトの最強の組み合わせ
ATMでのお金の出し入れの容易さ
イオン銀行ATMは終日手数料無料で利用できます。イオンショッピングモール、ミニストップ(コンビニ)などに設置されています。また、ゆうちょ銀行ATMは平日の時間内に限り手数料無料です。。
そのため、イオンをほとんど使わないという方にとっては入出金において少し不便に感じる方も多いかもしれません。昼間のゆうちょ銀行ATMが使えるなら問題ないかもしれませんが、昼間は仕事で忙しいという方には少し不向きかもしれません。
東京スター銀行 普通預金(スターワン口座):0.10%
東京スター銀行のインターネット口座(スターワン口座)は、給与振り込みを同行に設定しておくことで、普通預金金利が0.1%にアップします。
給与振り込みの設定だけしておけば金利がアップするという手軽さが魅力です。振り込まれた給料が高金利で運用されることになるので、使い勝手も二重丸です。
ATMでのお金の出し入れの容易さ
東京スター銀行はATM手数料が月8回まで無料、他行振込手数料も月3回まで無料(どちらも無条件)となっているので、入出金も便利でしやすいです。
楽天銀行 普通預金(マネーブリッジ):0.10%
楽天銀行のマネーブリッジ適用普通預金です。マネーブリッジというのは楽天銀行の普通預金口座と楽天証券の証券口座とを連結させている口座という意味です。
第1位のGMOあおぞらネット銀行の「証券コネクト口座」とほとんど同じ仕組みですね。
楽天銀行に預けている普通預金で楽天証券で株や投資信託を買えるようにするという設定です。
そのため、楽天銀行単体ではなく楽天証券でも口座を開設する必要があります。楽天証券の口座開設や維持も無料です。クレジットカードは持ちたくないという方は楽天銀行もお勧めです。
参考:預金金利が大幅アップ。楽天銀行「マネーブリッジ」のメリット、デメリット
ATMでのお金の出し入れの容易さ
楽天銀行はセブン銀行、ローソンATM、Enet(イーネット)ATMのコンビニATMのほか、イオン銀行ATMやゆうちょ銀行ATMにも対応しています。
ATM利用の手薄料は、預金残高に応じて決まるランクによって条件が変わってきます。
- 10万円以上:1回無料(1回無料)
- 50万円以上:2回無料(2回無料)
- 100万円以上:5回無料(3回無料)
- 300万円以上:7回無料(3回無料)
上記のようになっており、預金残高が一定以上あるのであれば無料で利用できます。また、()内は他行への振込手数料の無料サービスです。
PayPay銀行普通預金:0.01~0.015%
いきなり落ち込んでしまします。0.01%と3位の楽天銀行普通預金と比べて金利は1/10です。ただ、これでも都市銀行の10倍ですからね。PayPay銀行の普通預金金利も高い方と言えば高い方です。普通預金の残高が100万円を超えると0.015%にアップします。
PayPay銀行は日本で一番初めてできたネット銀行となっており、トークン(ワンタイムパスワードを使ったパスワード生成器)を全ユーザーに無料配布するなど、セキュリティ面で定評のある銀行です。
ATMでのお金の出し入れの容易さ
PayPay銀行はATMの使い勝手が大変よいです。3万円以上の入出金であれば、セブン銀行ATM、ローソンATM、Enet(イーネット)ATM、三井住友銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMがいずれも手数料無料で利用できます。
生活資金の出し入れということも含めて考えると魅力的です。
高金利の普通預金でほったからし運用をしよう
今の超低金利時代は、昔ながらの「定期預金に預けてお金を殖やす」ということは、ほぼ期待できなくなりました。お金を積極的に殖やすというのであれば、「株式投資」や「投資信託」などの資産運用を避けて通れません。
[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/14965″]
ただ、その一方で安全性を重視するべき資産もあるはずです。こうしたお金はマイナスとなる可能性がある投資・運用ではなく預金のような安全性の高い形で運用する必要があります。
今回紹介したような普通預金で高金利の預金というのは2019年の現状を見ても、定期預金などと比べても金利が高いです。
一般的な常識では「定期預金の金利>普通預金の金利」なのでしょうが、現在はそうした常識はなくなりつつあります。
現状では今回紹介したような銀行の普通預金金利>定期預金金利となっています。
すぐに使う予定のないお金はこうした高金利の普通預金に入れてほったらかしにしておきましょう。
以上、普通預金の金利・利息が高くて便利なおすすめの銀行を紹介しました。
今、一番おすすめのモバイル回線は「楽天モバイル」です。
今は『楽天モバイル』が最強。楽天リンクを使えば通話かけ放題だし、パケットも使い放題で月々3,168円。データ通信をあんまり使わない人は1,078円で回線を維持できます。
さらに、家族と一緒なら110円OFF。
今なら三木谷社長からの特別リンクから回線を作ると、他社からMNPで14,000ポイント。新規契約なら7,000ポイントもらえるぶっ壊れキャンペーン中。
>>三木谷キャンペーン申し込みはこちら
※一人当たり最大5回線まで利用可能。
5回線までMNPすれば14000P×5=7万円相当の楽天ポイントがもらえます。