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個人向け国債の魅力とリスク

個人向け国債の人気んが高まっています。2011年12月5日からは名称が「個人向け復興国債」と名前がかわり、調達資金が復興事業資金として使われることになりました。比較的低いリスクで定期預金などと比べて運用性が勝る個人向け国債。今回は個人向け国債の魅力やリスクについて説明していきます。
投資初心者の方の入門的な投資商品としても魅力です。

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まず、個人向け国債と個人向け復興国債は名前がかわるだけで、投資家サイドからみた商品性は全く同一です(資金用途が代わるだけ)。また、平成24年3月から「個人向け復興応援国債」という国債が別途販売されますが、それとは異なります。

個人向け国債は3年、5年、10年の3タイプ

個人向け国債は名前の通り投資対象が「個人」に限定された国債です。ですから、個人以外の事業者や金融機関がこの国債を買うことはできません。

金利について
3年、5年タイプは固定金利(発行時の金利が満期まで適用される)
10年タイプは変動金利(半年ごとに金利が見直される)
最新の個人向け国債の金利については下記参考リンクをご参照ください
3年国債(固定)
5年国債(固定)
10年国債(変動)

途中解約について
個人向け国債最大の特徴がこの「解約」です。通常債券は「途中解約」をすることはできません。投資をした場合は満期まで保有するか、どうしても現金化したい場合は市場(債券市場)で売却するしかありませんでした。ただ、市場で売却する場合には元本割れを起こすリスクがあります。
しかしながら、個人向け国債は途中で「解約」をすることができるという特徴があります。

解約時には「中途換金調整額」という手数料が発生しますが、これは過去に支払われた2回分(1年分)の金利(10年国債の場合)となっていますので、利息もみたトータルで元本割れをすることはありません。この点が大きく評価され、個人マネーの多くがこの個人向け国債に流入しているといわれています。

 

個人向け国債投資のリスク・デメリット

個人向け国債は安全な商品とゆうちょ銀行や銀行、証券会社などで盛んにPRされています。では、個人向け国債に投資をするうえでのリスクやデメリットというものはないのでしょうか?

・国(日本国)の信用リスクがある
国債は債券です。債券というのは発行体がデフォルト(債務不履行)を引き起こした場合には元本や利子の支払いがなくなることがあります。最近では、ギリシアやイタリアなど欧州での財政危機がささやかれています。もし、日本がこのような状態になった場合、債券の価値がなくなるリスクが理ます。(とはいっても、日本国債がデフォルトしたら、円の価値もなくなり円建て資産のほとんど価値はなくなってしまうのですが)

・解約制限期間がある
個人向け国債は「換金できる」というメリットがありますが、10年国債(個人向け)の場合は発行から1年間は解約することができません。その期間はどんなに現金化したくてもできないという点を理解しておく必要があります。

・収益性はほどほどでしかない
たとえば、今回(平成23年12月)募集の個人向け国債の金利は以下の通りです。
10年:0.72%(変動・税引前)
5年:0.33%(固定・税引前)
3年:0.18%(固定・税引前)
銀行の定期預金などと比較して、安い水準ではありませんが、決して高い水準でもないという点がデメリットでしょう。もちろん、国債という「安全性」を重視した結果なのですが、この程度の利率では……。という方も多いのではないでしょうか?
たとえば、おなじ債券でも社債(一般企業が発行する債券)ならもっと高金利のものがあります。
たとえば「SBI債」なら満期1年という短期にも関わらず金利は1.66%(12/5販売開始)と、個人向け国債よりもはるかに高金利で運用できます。

また、リスクをとりたくない、という方にも民間銀行でもいくつか有利な定期預金もあります。「大和ネクスト銀行」では3年満期の定期預金金利が0.29%(2011年12月現在)なので、3年満期の個人向け国債よりも高金利です。他にも「新生銀行」が提供している短期定期預金「2週間満期預金」でも金利は0.22%(2011年12月現在)と高金利となっています。(どちらも預金保険で銀行が破たんしても1000万円まで保護+元本保証)

個人的には3年の個人向け国債っていらないんじゃない?3年の国債なら銀行ていきで金利の良いところの方がお勧めです。

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