個人向け国債の魅力とリスク

2016/05/02最終更新   債券投資 資産運用のライフハック
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個人向け国債の人気んが高まっています。2011年12月5日からは名称が「個人向け復興国債」と名前がかわり、調達資金が復興事業資金として使われることになりました。比較的低いリスクで定期預金などと比べて運用性が勝る個人向け国債。今回は個人向け国債の魅力やリスクについて説明していきます。
投資初心者の方の入門的な投資商品としても魅力です。

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まず、個人向け国債と個人向け復興国債は名前がかわるだけで、投資家サイドからみた商品性は全く同一です(資金用途が代わるだけ)。また、平成24年3月から「個人向け復興応援国債」という国債が別途販売されますが、それとは異なります。

 

個人向け国債は3年、5年、10年の3タイプ

個人向け国債は名前の通り投資対象が「個人」に限定された国債です。ですから、個人以外の事業者や金融機関がこの国債を買うことはできません。

 

金利について
3年、5年タイプは固定金利(発行時の金利が満期まで適用される)
10年タイプは変動金利(半年ごとに金利が見直される)
最新の個人向け国債の金利については下記参考リンクをご参照ください
3年国債(固定)
5年国債(固定)
10年国債(変動)

 

途中解約について
個人向け国債最大の特徴がこの「解約ができるということ」です。通常債券は「途中解約」をすることはできません。投資をした場合は満期まで保有するか、どうしても現金化したい場合は市場(債券市場)で売却するしかありませんでした。ただ、市場で売却する場合には元本割れを起こすリスクがあります。
しかしながら、個人向け国債は途中で解約をすることができるという特徴があります。

解約時には「中途換金調整額」という手数料が発生しますが、これは過去に支払われた2回分(1年分)の金利となっていますので、利息もみたトータルで元本割れをすることはありません。この点が大きく評価され、個人マネーの多くがこの個人向け国債に流入しているといわれています。

 

個人向け国債の魅力、メリット

まずは個人向け国債に投資をするメリットや魅力を紹介したいと思います。

 

日本円での運用なら安心な投資先

国債ですから、日本国が元本を保証しています。そのため、円ベースで考えた時の安全性は最も高いと言えます(リスクは無いと考えることができます)。国も破綻(デフォルト(債務不履行))をするのではないか?という心配をされる方も多いですが、仮にそうなった場合には、ほとんどの円建ての資産は暴落することになります。銀行預金だってタダではすみません。

円をベースに考えるのであれば国債は最も安全な運用先であるということに間違いはありません。

 

10年タイプは変動金利なのでインフレに強い

10年満期タイプの個人向け国債は「変動金利」で半年ごとに金利が市場金利(10年国債利回り)を基準に変動します。歴史的な低金利が続いていますが、将来的にインフレになった場合でも10年タイプなら金利上昇に合わせて利回りもアップするためインフレに強い資産であるといえます。

 

1年たてば自由に換金(解約)できる

前述の通り1年たてばいつでも解約が可能です。これは他の債券には見られない大きなメリットです。そのため、比較的長期の国債でも流動性リスク(売れないリスク)を気にすることなく投資することが可能です。

 

個人向け国債投資のリスク・デメリット

個人向け国債は安全な商品とゆうちょ銀行や銀行、証券会社などで盛んにPRされています。では、個人向け国債に投資をするうえでのリスクやデメリットというものはないのでしょうか?

 

投資から1年間は解約できない

個人向け国債は「換金できる」というメリットがありますが、発行から1年間は解約することができません。その期間はどんなに現金化したくてもできないという点を理解しておく必要があります。

 

収益性は高くはない、定期預金の方が高いケースも

たとえば、今回(平成23年12月)募集の個人向け国債の金利は以下の通りです。
10年:0.72%(変動・税引前)
5年:0.33%(固定・税引前)
3年:0.18%(固定・税引前)
銀行の定期預金などと比較して、安い水準ではありませんが、決して高い水準でもないという点がデメリットでしょう。もちろん、国債という「安全性」を重視した結果なのですが、この程度の利率では……。という方も多いのではないでしょうか?

たとえば、おなじ債券でも社債(一般企業が発行する債券)ならもっと高金利のものがあります。
たとえば「SBI債」なら満期1年という短期にも関わらず金利は1.66%(12/5販売開始)と、個人向け国債よりもはるかに高金利で運用できます。

また、リスクをとりたくない、という方にも民間銀行でもいくつか有利な定期預金もあります。「大和ネクスト銀行」では3年満期の定期預金金利が0.29%(2011年12月現在)なので、3年満期の個人向け国債よりも高金利です。他にも「新生銀行」が提供している短期定期預金「2週間満期預金」でも金利は0.22%(2011年12月現在)と高金利となっています。(どちらも預金保険で銀行が破たんしても1000万円まで保護+元本保証)

個人的には3年の個人向け国債っていらないんじゃない?3年の国債ならネット銀行等の定期預金で金利の良いところの方がお勧めです。

 

以上、個人向け国債の魅力とリスクでした。安全に資産を運用する手段として個人向け国債は魅力的な運用方法であることに間違いはありません。上手に活用してください。

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