wikipediaに寄付をする方法と、うざい寄付のお願いを消す方法

2020/09/03 更新   webサービス

wikipediaオンライン百科事典のwikipedia(ウィキペディア)。調べ物をするときなどに積極的に利用する方もいるでしょう。また、ネットで調べ物などをするときに検索上位表示されることも多いため、利用したこともあるという方も多いでしょう。

そんなwikipediaは非営利団体であるウィキメディア財団によって運営されています。サイトを見ていただくとわかるとおり広告は掲載されていません。運営のために必要な資金はすべて寄付によって賄われています。そんな寄付についてのお願いがwikipediaでは不定期にサイト上で行われています。

今回はそんなwikipediaに寄付をする方法と、画面の大部分を占領してくる、ちょっとうざい寄付のお願いを消す方法について紹介していきます。

スポンサーリンク

寄付の募集は怪しい?詐欺ではないの?

まず、wikipediaが求めている寄付は本当の寄付です。

wikipediaはウィキメディア財団という非営利団体によって運営されています。世界的にも10本の指に入る巨大なアクセス数を集めているサイトですが、サイトの利用は無料ですし、広告も掲載されていません。

そのため、wikipediaの運用に係る技術的な費用(技術者の雇用やサーバー維持費など)はすべて寄付によって賄われています。

寄付募集の文言などがなんとなく翻訳チック(不自然な日本語)であったり、そうした寄付で運営されているサイトがあまり他にないため、怪しいと思ってしまう人も多いかもしれませんが、実際のところは怪しい寄付ではありません。

※無料で利用できるサイトやスマホアプリなどの大部分は、有料アイテムの購入やネット広告などを利用してマネタイズ(収益化)を図っています。wikipediaはそうしたマネタイズの手段をとっていないため、寄付が必要になるわけです。

 

日本からのwikipediaへの寄付は少ない?

ちなみに、日本人は正直こうした財団等に寄付をするという習慣が少ないため、実際のwikipediaの寄付額についても利用者の数に対して極端に少ないのだそうです。

寄付文化というものがあまりない日本なので、ある意味いたしかたない部分もあるとは思いますが、wikipediaに普段からお世話になっているという方は一度寄付を考えてみるのもいいかもしれません。

ちなみに私は調べ物などでお世話になっているので、2016年に1000円だけですが寄付しました。

(追記)2020年9月の寄付のお願いによると98%の人は寄付しないそうです。

個人的な感想だと2%も寄付するんだ、すごい!と思ったんですが、低すぎるんですかね。だって50人に1人って結構じゃないですか??

 

なぜwikipediaは広告を掲載しないのか?

wikipediaは広告という手段で運営費用を賄おうと思ってしまうとスポンサー(広告主)に対して中立でいられないかもしれないという判断によって広告料収入でサイト運営をせずに、寄付のみで運営をしようと考えているわけです。

個人的には今のネット広告は一対一ではなく、コンテンツマッチ広告のようにネットワークを利用して勝手に広告が選択されるようなものの方が大きいため、必ずしも広告を掲載する=中立ではないという関係は成立しないと思うのですけどね……。

こう考えるのは、私自身が寄付をするということにあまり習慣がないからなのでしょうか。

 

wikipediaに寄付をする方法

wikipediaに寄付をするのはクレジットカードかブランドデビットカードがあれば簡単に行うことができます。寄付募集中は下記のような画面がwikipediaの各ページで表示されているので「一度だけ」「毎月」を選択し、寄付したい金額を選んで、「今すぐ寄付をする」をクリックします。

wikipedia-kifu

ページが「wikimedia foundation」に切り替わり、「名前」「メールアドレス」を入力し、利用するカードブランド(VISA、JCB、MasterCard、AmericanExpress)を選択し、カード番号を入力します。

あとは、そのまま決済して寄付完了となります。

 

寄付金控除は利用できるか?

寄付金控除というのは、特定の団体に対して寄付を行った場合にその寄付額を所得控除してもらえる税制上の制度です。最近人気の「ふるさと納税」などはこの寄付金控除を利用した制度となっています。

2022年最新版 ふるさと納税をわかりやすく説明。お礼の品で得をする仕組み、寄付の計算方法
2022-02-22 13:07
ふるさと納税という制度をご存じでしょうか?この制度は自分が応援したい自治体などに寄付をすることで個人住民税の一部が控除される仕組みです。このしくみ、実は利用するとその地方の
リンク

ただし、wikipedia(ウィキメディア財団)への寄付は日本の寄付金控除の対象にはなりません

 

うざい寄付を募る案内を消す方法

私は何度かwikipediaに対して寄付をしていますが、寄付を求める広告がディスプレイの大部分を隠すように表示されるのは邪魔と思う方も多いかと思います。なお、この寄付を求める表示を消すには右上の「閉じる×」をクリック・タップすれば消すことができます。

ただし、これ自体は一時的なもので、一度ブラウザを落とすなどした場合は再度表示されることがあります。

また、デカデカと寄付をもとめる案内が表示されますが、寄付をしないとサイト(wikipedia)が利用できないというわけではありません。

 

寄付するとメールで寄付の催促をされるって本当?

これは本当です。私は最初に2011年くらいに寄付をしましたが、結構、寄付して下さいというメールが届きます(寄付したらお礼のメールも届きます)。

 

以上、wikipediaに寄付をする方法と、うざい寄付のお願いを消す方法をまとめてみました。

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

おすすめ記事

当ブログのおすすめ記事を紹介します。

タイアップキャンペーン


おすすめ特集
iDeco比較 確定拠出年金 IPO狙いで証券会社を選ぶポイントとおすすめネット証券

人気の比較記事

MoneyLifehackによる、おすすめの比較記事です。様々な金融サービスをユーザー目線で比較しています。

フォローする

お気軽にフォローしてください

PAGE TOP