ネット回線の種類と選び方を徹底比較!光回線・ホームルーター・モバイル通信
新生活や引越しなどで新規にネット回線が必要と言う方もいらっしゃるでしょう。また、既にネット回線はあるけど、毎月の通信費用を見直したいと考えている方もいるかもしれません。
今回はそんな方達の為に、ネット回線の種類とその選び方のコツやポイントを紹介していきます。ここ数年でインターネット環境は大きく進化しており、工事不要のホームルーターや大容量のモバイル通信など、選択肢が豊富になっています。ぜひこの機会に見直してみましょう。
光回線やホームルーター、携帯電話を利用したモバイルネット回線などの特徴を知り、ご自身のライフスタイルに合ったネット環境を構築しましょう。
そもそもインターネットをするために必要なものは?
インターネット環境を構築するためには、基本的に「通信手段」と「プロバイダー」という二つの契約が必要になります。
通信手段とは、光ファイバーや携帯電話の電波などを利用してデータ通信をするための「ネット回線」のことです。もう一つがプロバイダー(インターネットサービスプロバイダー)で、パソコンやスマートフォンなどの情報端末をインターネットの世界につなげる窓口の役割を果たしています。
これらネット回線とプロバイダーの両方がそろって初めてインターネットを利用することができます。近年では、この2つがセットになって提供される「光コラボレーション」などの一体型サービスが主流となっています。
ネット回線の種類とそれぞれの特徴を知ろう
ネット回線には、大きく分けて以下の種類があります。まずはそれぞれの基本的な特徴を把握しておきましょう。
- 光回線(固定回線)
- ホームルーター(置くだけWiFi・モバイル回線)
- モバイルルーター・テザリング(モバイル回線)
- ADSL(固定回線・サービス終了済み)
現在は、高い通信速度を誇る「光回線」、工事不要で手軽な「ホームルーター」、外出先でも使える「モバイル通信」の3つが主な選択肢となります。
光回線の特徴とメリット・デメリット
光ファイバーケーブルを利用してデータをやりとりする、現在主流の固定回線です。安定して高い通信速度が保てることが最大の魅力です。テレワークでのビデオ会議、高画質の動画視聴、オンラインゲームなどを快適に楽しみたいのであれば、光回線を選んでおけば間違いありません。
また、光電話やオンデマンドテレビといった高速通信を生かした付加サービスを利用できるのも特徴です。
一方で、導入には開通工事が必要になるケースが多く、初期費用や月額料金が他の手段と比較して高くなる傾向があります。また、マンションなどの集合住宅では1本の回線を共有するため、時間帯によって通信速度が低下することもあります。
光回線のメリット
・回線速度が速く、動画視聴や大容量データのダウンロードに適している
・ひかり電話などの付加サービスが利用できる
・スマートフォンとの「セット割」で通信費全体を下げられる
光回線のデメリット
・開通工事が必要で、利用開始まで時間がかかる
・月額のランニングコストがやや高め
月額料金の目安
戸建て:5,000円〜6,000円程度
マンション:4,000円〜5,000円程度
利用開始までの期間
通常2〜4週間程度
2015年からスタートした「光コラボ(フレッツ光の卸売り)」により、事業者の選択肢は非常に多くなっています。選ぶ際は、ご自身が利用しているスマートフォンのキャリアに合わせて「セット割」が適用される事業者を選ぶのが、通信費を節約するセオリーです。
| 事業者名 | 最大速度 | 月額目安(戸建て) | 特徴・セット割対象 |
|---|---|---|---|
| NURO光 | 最大10Gbps | 5,200円〜 | 独自回線で高速。24都道府県にエリア拡大中。ソフトバンクスマホとセット割。 |
| auひかり | 最大10Gbps | 5,610円〜 | 独自回線で速度が安定。au、UQ mobileスマホとセット割。 |
| ドコモ光 | 1Gbps〜10Gbps | 5,720円〜 | ドコモスマホとセットで割引。 |
| ソフトバンク光 | 1Gbps〜10Gbps | 5,720円〜 | ソフトバンク、Y!mobileスマホとセット割。 |
ホームルーター(置くだけWiFi)の特徴とメリット・デメリット
近年、自宅用のネット回線として非常に人気が高まっているのがホームルーターです。光回線のような開通工事が不要で、端末をコンセントに挿すだけでその日からWi-Fi環境を構築できます。
5G通信の普及により、光回線に迫る実用的な通信速度が出るエリアも増えています。賃貸住宅にお住まいの方や、引越しが多い方に特に支持されています。
代表的なホームルーターサービス
・ドコモ home 5G(ドコモ5G回線・月額4,950円程度)
・au HOME 5G(au5G回線・月額4,268円程度)
・SoftBank Air(ソフトバンク回線・月額5,368円程度)
メリット
・工事不要で、端末が届けばその日から使える
・引越しの際も、住所変更手続きをすればそのまま新居へ持っていける
・スマホとのセット割が適用されるケースが多い
デメリット
・モバイル回線を利用するため、環境や時間帯によって速度が不安定になることがある
・持ち運んで外で利用することはできない(登録した住所以外での利用は不可)
携帯電話ネット回線(モバイルルーター・テザリング)の特徴
モバイルルーター(WiMAXなど)や、スマートフォンの通信容量を使った「テザリング」によるネット接続です。最大の特徴は、小型の端末を持ち運んで外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できるポータビリティの高さです。
以前は「データ容量が少ない」「料金が高い」といった課題がありましたが、近年はahamo、povo、LINEMOといった大手キャリアのサブブランドやオンライン専用プランが登場し、20GB〜30GBのデータ容量が2,000円〜3,000円台で利用できるようになりました。
これにより、固定回線を契約せず、スマートフォンのテザリングや大容量プランのモバイルルーターだけで自宅のネット環境を賄い、通信費を大幅に節約するスタイルも一般化しています。
メリット
・外出先でもネット回線を利用できる
・固定回線を引かないことで、トータルの通信費を抑えやすい
・契約後、すぐに利用を開始できる
デメリット
・使いすぎると通信速度制限がかかる場合がある
・自宅内で家族複数人が同時に高画質動画を見るなどのヘビーな用途には不向き
代表的なサービス
・WiMAX(モバイルルーターの代表格)
・大手キャリアのサブブランド(ahamo、povo、LINEMOなど)による大容量テザリング
【参考】ADSL回線(サービス終了済み)
固定電話回線を利用したADSLは、かつて広く利用されていましたが、光回線の普及に伴いサービスが縮小されました。NTT東日本・西日本ともに、2026年1月末をもって完全にサービス提供を終了しています。現在ADSLを新規に申し込むことはできませんので、光回線やホームルーターなどを選ぶ必要があります。
ネット回線はどれがいいの?選び方のコツと注意点
現在、自宅のインターネット回線を選ぶ際の基準は、主に「通信の用途」と「住環境」によって決まります。
1. 大容量データや安定性を求めるなら「光回線」
オンラインゲームを快適にプレイしたい、家族全員が同時に別々の部屋で動画を見る、あるいは高画質の動画配信を行うといった場合は、実質的に光回線一択となります。
2. 工事をしたくない、手軽に導入したいなら「ホームルーター(5G)」
賃貸アパートで光回線の工事ができない、引越しが多い、あるいは設定を手軽に済ませたいという場合は、コンセントに挿すだけのホームルーターが適しています。ウェブ閲覧や一般的な動画視聴であれば十分な速度が出ます。
3. 単身世帯で通信費を最小限にしたいなら「モバイル通信・テザリング」
パソコンを使う機会が少なく、ネット利用のほとんどがスマートフォンである場合、固定回線を持たずにスマートフォンの大容量プラン(テザリング)を活用することで、毎月の固定費を劇的に下げることが可能です。
進学や就職、転勤などが重なる春先(1月〜4月)は、ネット回線の申し込みが殺到する繁忙期です。特に光回線の開通工事は予約が取りづらく、申し込みから利用開始まで1〜2ヶ月待ちになることも珍しくありません。
新生活ですぐにインターネットが必要な場合は、早めに申し込みを行うか、工事不要ですぐに使い始められるホームルーターやモバイルルーターを検討することをおすすめします。
より具体的なサービスやスマートフォンの活用については下記の記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。
ネット回線のコストは毎月発生する固定費です。「家計の見直しや節約に効果的なのは「固定費」の削減!」でも説明している通り、無駄な通信費を省くことは家計に大きなプラスとなります。ご自身のライフスタイルに合った回線を選び、上手に節約しましょう。
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