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クレジットカードの最高峰「ブラックカード」の種類や作り方、特典のまとめ

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OLYMPUS DIGITAL CAMERAクレジットカードは券面のカラー(種類)ごとに「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」といったようにグレードが用意されていることがあります。カードのグレードが高くなるほど、年会費も高くなる一方で、より充実したサービスが特典を受けることができるようになります。

今回はそんなクレジットカードのグレード(ランク)の中でも最も高い「ブラックカード」と呼ばれるタイプのクレジットカードについてその種類や作り方、特典などをわかりやすくまとめていきたいと思います。

ブラックカードは一般人には関係ない?

ブラックカードといえばお金持ちのカードと思われる方も多いでしょう。確かに収入や支出が多い方にこそ役立つような特典も多いですし、ブラックカードのホルダーの方はそういう方が多いです。

その一方でブラックカードを持つということに限れば普通のサラリーマンをしている方でも決して不可能ではないです。また、そうしたブラックカードの特典を上手に活用している方もいらっしゃいます。

 

ブラックカードとは何か?

ブラックカードは前述の通り、一般→ゴールド→プラチナ→ブラックという順番で上がっているクレジットカードのランクです。明確な基準があるわけではありませんが、券面がブラックで年会費が高額、コンシェルジュサービスや上級会員権の付帯などの様々な特典がついているカードです。

 

ブラックカードの種類

ブラックカードの定義自体が難しいところもありますが、まずは5大国際ブランドの最上級カードとしてのブラックカード(日本国内で取得可能なもの)を紹介していきます。

 

アメリカンエキスプレス・センチュリオンカード

ブラックカードの由来伴ったのがこの一枚です。アメリカンエキスプレスが発行しているブラックカードです。世の中にはなんちゃってブラックカードもありますが、センチュリオンカードはブラックカードの中のブラックカードです。

年会費はなんと35万円(税別)。
発行基準は明確にされておらず、インビテーション(招待)専用です。どうやったら招待されるのかといった基準も不明です。カードフェイスはブラックです。
ちなみに、カードの材質は通常プラスティックではなくチタンを選択することもできるとのことです。

 

ダイナースクラブ・プレミアムカード

国際ブランドの一つダイナースクラブが発行するクレジットカードです。ダイナースクラブは一般カード自体が他社カードのプラチナカードクラスの内容となっていることから、ダイナースクラブ・プレミアムカードはブラックカードとして扱います。

カードフェイスはブラックで、入会はインビテーションのみとなっています。

年会費は13万円(税別)。
センチュリオンの35万円と比べると、あれ、安いと思ってしまいますが、よく考えたら全然安くないですね。

 

SBIワールドカード

SBIカードの最上級クレジットカード。MasterCardブランドのブラックカードです。MasterCardは最上級カードとして「World MasterCard」という名前で発行しており、SBIカードのブラックカードとなっています。カードフェイスはブラック。

年会費は15万円(税別)です。

 

JCB the Class

国産クレジットカードブランドのJCBが発行するブラックカードです。年会費の関係などからクレジットカードマニアの間ではブラックカードではなくプラチナカードだという扱いを受けることもありますが、カードフェイスがブラックであることやJCBカードにはゴールドカードの上位カードとして「JCBゴールド・ザ・プレミア」があることから当サイトではブラックカードとしてか使っています。

年会費は5万円(税別)です。
その一方で取得条件はかなり厳しいといわれております。サービス内容も非常に充実しており、年1回の2万円相当のプレゼントやディズニーリゾート関連の優待などを考えると「非常にコストパフォーマンスの高いブラックカード」といわれています。

 

スルガ VISA INFINITE

VISAカードブランドのブラックカードです。VISAはブラックカードとして世界で「VISA Infinite」のブランドを展開しており、日本国内でこのVISA Infiniteの冠を持つカードはスルガ VISA Infiniteのみとなっております。

VISAブランドといえば三井住友カードがありますが、こちらは「三井住友VISAプラチナカード」が最上級でVISA Infiniteのカードは発行できておりません。

年会費は12万円(税別)です。基本的にはスルガ銀行ユーザー専用のカードで、同行に銀行口座を持っていないと通常のカードに申し込みもできません。スルガ銀行の銀行サービスの利用なども評価される模様です。

 

ブラックカードの年会費は高いけど元は取れるの?

こうした元を取るという考えですが、どれだけカードの特典を使えるかによって大きく変わってくるはずです。ブラックカードと呼ばれるレベルのカードには様々な特典やサービスが付帯しています。
こうした特典・サービスに対してどれほどの価値を見出すかが大きな違いになってくると思います。

一つだけ言えることはお金を使わない人にとってはほとんど価値がないということです。

 

コンシェルジュサービス

いわゆるプラチナカードと呼ばれるレベルのカードからはカードデスクではなく、コンシェルジュデスクと呼ばれるところに電話ができるようになります。
24時間対応してくれるコンシェルジュ・サービスは多少の無理な話も聞いてくれたりします。

ホテルや交通機関の予約などはもちろん、普通では予約が取れない超人気店の予約を取ったり(カード会社が枠を抑えていたりする)、入手が難しいチケットの入手(確約はできないでしょうが)などもお願いできたりします。たいていのお願いは払っている年会費の中でカバーされているそうなので、代行を依頼したから○○円払ってくれというような有料サービスではありません。

たとえば、明日に東京駅八重洲口周辺で20人くらいが入れる居酒屋を探して。といったような自分でお店を探そうとすると面倒な依頼だって引き受けてくれます。

 

上級会員の権利付帯

例えば、世界のホテルチェーンや航空会社など上級会員(エリート会員)としての資格が複数ついていたりします。上級会員資格が与えられることで、ホテルに宿泊するときに部屋のアップグレードや予約などでの優遇を受けられたり、航空会社の専用ラウンジが利用できたりするなどの特典があります。

他にも様々な会員制サービスで上級会員になれたり、会費が無料だったりするなどのいろいろな権利がついています。

 

ホテルやリゾートなどに特典付きで泊まれる

上記上級会員資格と被る部分もありますが、シティホテルやリゾートホテルに宿泊する際などに通常の予よりも良い条件や特典付きで泊まれるといったようなサービスを行っているところが多いです。

ブラックカードのコンシェルジュデスク経由で予約をするとアップグレードされていたというような報告も多く受けています。

 

レストラン・料亭などのグルメサービス

レストランや料亭などの飲食店におけるグルメサービスも充実しています。代表的なものとしては「2名以上でコース料理を注文すれば1名分が無料になるサービス」などは多くのカード会社でプラチナカード会員、ブラックカード会員に対して提供されています。

 

会員限定のイベントに案内してもらえる

カード会社は自社の最上級顧客であるブラックカード・ホルダーに対して様々なイベントの企画などを行ってくれます。たとえば、会員限定の貸し切りイベントなどが挙げられます。

人気スポットを貸し切って会員限定での鑑賞イベント、人気の花火大会で会員専用シートの確保などがあります。いずれも確約できるわけではありませんが、普通に利用するよりははるかに利用しやすい内容となっています。

 

プレゼントや特典などが貰える

年会費も高いですが、お誕生日などにプレゼントがもらえたりします。たとえばJCB the Classには年に1度のプレゼント(プレミアムセレクション)の中に、ディズニーランド内にある会員制レストランClub33(一般非公開)での食事券などがあるなど、普通には手に入れることができないプレミアム感のある特典もあります。

 

ブラックカードを取得するための手段

ブラックカードはいずれも「招待制(インビテーション制)」となっています。
あなたのクレジットカード利用がそれぞれのカード会社に認められる、上得意先だと思われるということが重要になります。

以下ではブラックカードを取得するための主だった流れを紹介していきます。

 

1)地道にクレヒスを積み上げていく

クレジットカードの利用履歴のことをクレヒス(クレジット・ヒストリー)と呼びます。こうした利用履歴のうち、よい履歴(たくさん使ってくれてしっかりと毎月欠かさずに返済してくれる)というものが積みあがることがカード会社にとっての信頼につながります。
参考:クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性

こうした地道なクレヒスを積み上げていけばきっと評価されて上位カードの紹介をしてもらえるはずです。

なお、その際に取得するカードはそれぞれのブラックカードを発行している会社のプロパーカードと呼ばれるタイプのカードで取得可能なグレードの最も高いものが近道です。たとえばJCB the Classの取得を目指すなら、JCBゴールドカードから始めるのが近道です。

インビテーションなしで取得できるブラックカードの下位カード
アメリカンエキスプレス・ゴールドカード
・ダイナースクラブカード
・SBIゴールドカード
JCBゴールドカード
・SURUGABISAクレジットカードゴールド(要 スルガ銀行口座)

 

2)営業を通じてインビテーションを取得する

裏技的な話になってしまいますが、カード会社の営業マンや銀行の担当者などを通じてカード会社からインビテーションを送ってもらうという方法もあります。

そうはいっても普通に仲良くなってというよりも、「この人はすでに○○で成功しており、経済的にも人格的にもお勧めできる人ですよ」といったような形で紹介してもらってインビテーションをもらうという流れになります。
少なくともそうした人脈などがないと難しい話です。また、招待制のプラチナカードくらいまでならこうした話は比較的通しやすいと聞きますが、ブラックカードに直接というのは難しいかもしれません。

 

ここまでブラックカードの特徴や種類、年会費、特典、入手方法などを紹介してきました。お金持ちのためのクレジットカードともいえるブラックカードですが、35万のセンチュリオンは別としても、数万円~10万円ほどの年会費で取得することができます。

旅行や出張が多い、接待などの利用が多いという方はサラリーマンをしながらでも活用シーンは意外と多いかも知れません。

いずれにしても入手するためには各カード会社との良好な関係が重要です。普段からカードを上手に使うように心がけましょう。

 

以上、クレジットカードの最高峰「ブラックカード」の種類や作り方、特典のまとめでした。