クレジットカードは賢く使えば便利でお得ですが、不正利用されたという話もちらほら聞きます。
クレジットカードが不正利用されてしまった場合、盗難保険という保険がついているので、利用者の負担はありません。
ただ、そうした不正利用されてしまうこと自体が気持ち悪いですし、状況によっては一時的に費用負担が生じることもあります。
今回はクレジットカードが不正利用されないための対策、自衛策を紹介していきます。
クレジットカードの不正利用の現状
クレジットカードの不正利用の被害額は増加傾向にあります。
- 平成26年:114.5億円
- 平成27年:120.9億円
- 平成28年:142.0億円
- 平成29年:236.4億円
※クレジットカード不正使用被害の発生状況(平成30年12月・一般社団法人日本クレジット協会)
こうしてみるとクレジットカードの不正利用は年々増加し、金額も大きくなってきてます。
こうした結果をみると、いつ自分のクレジットカードが不正利用されるかどうかわかりませんよね。
ただ、記事冒頭でも書いた通り、クレジットカードには盗難保険という保険があります。
- 財布を落としてカードを第三者に利用された
- 空き巣被害に遭ってクレジットカードを不正利用された
- スキミング被害にあってカードが不正利用された
- フィッシング詐欺にあってカードが不正利用された
- 通販サイトなどからカード情報が流出して使われた
- お店の人が不正にカードを利用した
このような形でクレジットカードが不正利用されてしまった場合であっても、その損失は保険でカバーされます。
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一方で、あなた自身に過失があると判断されば場合は、補償されないケースも出てきます。
不正利用にされないための備えはカードの利用者にも求められます。
クレジットカードを不正利用されないためのチェック項目
以下はクレジットカードで不正利用されないため、また万が一不正利用されたときに自分を守るためのチェック項目です。
- クレジットカードの利用明細(控え)とレシートは保管しておく
- 請求明細書は毎月必ずチェックする
- メールでの利用通知サービス等を活用する
- クレジットカード番号は安易に人に見せない
- 暗証番号は誰にも教えない
- クレジットカードの裏面サインは確実にやっておく
- カードは身内でも絶対に貸さない
クレジットカードの利用時の控えとレシートは保管する
クレジットカードでお買い物をすると、利用の控えとレシートを受け取ることができると思います。
これは後からカードの利用金額等を知るためにも必要になりますので保管しておきましょう。
また、不正利用ではありませんが、クレジットカードの付帯保険である「ショッピング保険(購入物の盗難や破損を補償する保険)」を利用する際に必要になることもあります。
請求明細書は必ずチェックする
不正利用の被害を補償してくれるのは発見から60日以内というように期限があります。
クレジットカードの利用明細を必ずチェックするのはもちろんですし、最近ではオンラインで随時利用状況を確認できるので確認すると良いですね。
カード会社によってはカードが使われると、携帯電話・スマートフォンなどのメールアドレスに利用通知を送ってくれるようなサービスもあります。こうした利用設定をしておくと安心かもしれませんね。
また、クレジットカードは最近WEB明細(オンライン明細)という形で紙の明細書を発行しないケースが増えてきました。これはある意味、自分から明細をチェックしないと不正利用に気が付きにくくなるという問題があります。
できれば紙の明細書にしたほうがリスク管理には適しています。WEB明細のみなら必ず毎月チェックする日を作るなどして対策しましょう。
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メールでの利用通知サービス等を活用する
最近はほとんどのクレジットカード会社がメールによる利用通知サービスをやっています。
クレジットカードで決済をする都度、利用しましたよーという内容を携帯電話やスマートフォンに通知してくれるというものです。
いちいち通知が来るわけですが、万が一不正利用された場合もすぐにおかしなことに気が付くはずなので極めて有効な対策の一つです。
クレジットカード番号、セキュリティコードは安易に人に見せない
クレジットカードの不正利用被害で最も被害額が大きいのは“番号登用被害”です。番号というのはカード番号やセキュリティコードです。
ネット通販ならカードの現物が無くてもカード番号(セキュリティコード)さえわかってしまえば買い物ができてしまうケースが多いです。知人や友人であっても安易にクレジットカード(番号)を見せるのは控えましょう。
また、twitterやFacebook、InstagramなどのSNSを通じてオンライン上にクレジットカードの写真などをアップするのは絶対にやってはいけません。
暗証番号は超重要
最近のICクレジットカードではサインではなく、暗証番号による決済が主流ですが、子の時のクレジットカードの暗証番号は超重要です。
なぜなら、「暗証番号が流出した時は不正利用されても補償されない」ためです。
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4ケタの数字ですのでつい覚えやすい数字を使ってしまいがちですが、これが漏れて不正利用されると大変なことになります。推測されやすい誕生日や電話番号などを用いるのはやめましょう。
裏面サインは必ずしておく
カードの裏面には必ず届いたらすぐサインをしておきましょう。サインがされていないクレジットカードを紛失して不正利用されたような場合、被害額は補償されません。
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どこで仕入れた知識なのか、裏面にサインをすると筆跡をまねされて逆に危ないというような話もあるようですが、筆跡が真似されていようが不正利用であれば補償されますのでご安心ください。
ちなみに、サインは何でもいいです。
家族でもカードを貸さない
クレジットカードは家族を含めて誰にも貸してはいけません。夫婦間で貸し借りしているような話もありますが、それがカード会社にわかると「カード利用者が実質的に管理していない=補償しない」ということになりますのでご注意ください。
よく聞く話としてスーパーや百貨店などのクレジットカードを夫婦で貸し借りしたりするケースもあるようですが、こうした利用方法はNGです。
それぞれで別々にクレジットカードをつくるか、家族カードなどを申し込みするようにしましょう。
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クレジットカードは現金を持ち歩くよりは安心
色々とチェック項目を書きましたが、クレジットカードには盗難補償があります。あまり意識をしなくても、明細チェックだけしていれば、基本的に被害は補償されます。
財布の盗難や紛失などのことを考えると、現金を持ち歩くよりもクレジットカードの方が安全だと思います。
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