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クレジットカードのお買い物でポイント投資のインヴァストカードのメリット、デメリット

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クレジットカードの利用でポイントが貯まるというのは、多くの方がご存知かと思いますが、インヴァスト証券という証券会社が発行しているクレジットカード「インヴァストカード」はお買い物をすることで、ポイント相当分が自動的に資産運用(投資)に回るというユニークなポイントプログラムを提供しているクレジットカードです。

ポイントというと、貯めて現金化したり、商品券に交換したりするのが一般的ですが、ポイントで資産運用というのは実に面白いカードです。今回はそんなインヴァストカードの特徴と、利用するメリット、デメリットについて紹介していきます。

そもそもインヴァスト証券とは?

インヴァスト証券はFX(外国為替証拠金取引)、くりっく365(取引所FX)、CFD取引(店頭CFD)、くりっく株365(取引所CFD取引)などに特化した証券会社です。

個人の資産運用として知られているな株式投資や投資信託投資は行っていないので、一般知名度は高くありませんが、くりっく365(取引所FX)を扱う証券会社としては、野村證券やauカブコム証券といった大手証券会社を抑えて口座数、預かり資産ともに第1位の大手です。

 

インヴァストカードの特徴と基本スペック

インヴァストカードはインヴァスト証券とジャックスカードが提携して発行しているクレジットカードです。年会費無料は無料でショッピングにおけるポイント還元率は1%(100円ごとに1ポイント)となっています。

そしてここが最大の特徴なのですが、たまったポイントは毎月現金化されてインヴァスト証券の口座で海外ETFの積立投資に利用されます。

年会費 無料
カードブランド VISA
ETCカード 発行可能。年会費、発行手数料も無料
ポイント還元率 100円の利用につき1ポイント
貯めたポイントの使い道 毎月キャッシュバックされ、ETF(トライオートETF)に投資されます。
国内旅行傷害保険 なし
海外旅行傷害保険 なし
ショッピング保険 なし

通常のスペックだけに見たら、ポイント還元率が高めでETCカードが無料というところはうれしいですね。

一方で付帯保険は設定されていないので注意が必要です。海外旅行傷害保険やショッピング保険などはクレジットカードをつか上での大きなベネフィットなので、インヴァストカードを使うにしても他のカードで補っておくとよいですね。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/4874″]

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/12111″]

 

インヴァストカードのメリットとデメリット、注意点を理解しよう

クレジットカードのショッピングでたまるポイントで投資ができるというのは非常に面白い取り組みだと思います。

 

インヴァストカードのポイントでの投資の仕組み

インヴァストカードのポイント投資では、ETF(上場投資信託)への投資を通じて資産運用をするということになっています。これらのETFはそれぞれ日経平均やTOPIX、ダウ平均株価などの株価指数に連動するように作られている投資信託です。

インヴァスト証券におけるポイント投資は店頭CFD取引を利用したものになります。CFD取引は差金決済取引と呼ばれる取引で、実際には現物(今回の場合はETF)に投資をするのではなく、その差額のみをやり取りするトレード方法です。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/12880″]

インヴァストカードで貯めたポイントは同社が提供している「トライオートETF(マネーハッチ)」と呼ばれるサービスで運用されます。トライオートETFはCFDを使ったETF投資を「リターン重視」「バランス重視」「リスク重視」といった戦略に基づいて投資をするとう金融商品となっています。

正直、投資経験がない方にとってはサッパリかもしれません。それなりに投資経験がある方でも理解するのは難しいかもしれません。投資の鉄則的には「わからないものには投資をしない」ということなので、上記の参考リンク等を読んでもよくわからないや、というのであれば使わないという選択でもよいと思います。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/2897″]

 

トライオートETF(マネーハッチ)の投資としての特徴

より具体的にトライオートETFについて説明します。

トライオートETFはいわゆるシステムトレード(自動売買)が行われます。リターン重視、バランス、リスク重視という3段階のリスクレベルの選択と、投資スタイルを決めていきます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/cfd/14414″]

一般的なETF投資との違いをまとめると以下のようになります。

  • 海外ETFが投資対象だが円建てである
  • 分配金は円建てで受け取れる
  • 売買時にはスプレッドが生じている
  • 金利コストが発生する(1.5%程度)
  • インヴァスト証券の信用リスクがある
  • 収益については雑所得(申告分離20.315%)である

コスト面でいえば、店頭CFD取引なので売値と買値に差があります。この差は実質的な手数料となります。
また、CFD取引の買いポジションとなるため、オーバーナイト金利が生じることになります。

また、店頭CFD取引はくりっく株365(取引所CFD取引)と違って投資者保護基金の対象外となるため、万が一インヴァスト証券が破綻した場合にはリスクがあります。

最後に利益が出た場合には確定申告が必要です。通常の株式投資の場合は特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば確定申告は不要ですが、店頭CFD取引の場合はそうした制度がありません。

 

カード作成にはインヴァスト証券の口座開設が必須

インヴァストカードを作るにはポイントのキャッシュバックの関係上、インヴァスト証券への口座開設が必要になります。口座開設はそこまで難しくありませんが、証券会社に口座を一度も作ったことがないという方は少し面食らうところもあるかもしれません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/7461″]

全体的に辛口の評価に見えるかもしれませんが、CFD取引を理解して運用するのであればインヴァストカードは非常に面白いクレジットカードだと思います。ただ、その理解のハードルが高すぎるというのはマイナスです。

ポイント還元率も高いのでポイントで投資を考えている方には魅力的である一方、使う人は選ぶクレジットカードであるというのがインヴァストカードに対する私の評価です。

 

インヴァストカード以外にもあるポイント投資ができるクレジットカード

ちなみに、インヴァストカード以外にもクレジットカードのポイントを使って投資ができるサービスもいくつかあります。

他のクレジットカードではクレディセゾンが「永久不滅ポイント」を使って投資ができるサービスを開始しています。こちらはロボアド(ロボットアドバイザー)というAIを使った自動運用を行っています。こちらは永久不滅ポイントが貯まるクレジットカードならなんでもいいのですが、このポイント自体の還元率が悪いので少し微妙です。

 

MATSUI SECURITIES CARD

2018年にMATSUI SECURITIES CARDというクレジットカードが発行されています。松井証券とジャックスカードによるカードです。

こちらは200円利用につき1ポイント(松井証券ポイント)が貯まり、こちらを使って松井証券で投資信託を買えるようになっています。自動積立の設定も可能なので、インヴァストカードと同じようにポイント失効を気にせずにポイント運用が可能になります。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/fund/19306″]

MATSUI SECURITIES CARD公式ホームページ

 

楽天カード+楽天証券でポイント投資

もう一つは楽天カードが挙げられます。年会費無料でポイント還元率は1%です。2017年より同じグループの楽天証券を使えばポイント(楽天ポイント)で投資信託が買えるようになりました。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/13491″]

手軽度とわかりやすさを考えると「楽天カード」+「楽天証券」の方が間違いなく初心者向けではありますね。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/asset-management/9981″]

楽天カード公式ホームページ

楽天証券公式ホームページ

 

以上、クレジットカードのお買い物で自動投資のインヴァストカードのメリット、デメリットについてまとめてみました。