GMOあおぞらネット銀行というネットバンクが誕生しました。GMOインターネットグループと、あおぞら銀行による提携で誕生する銀行です。金融とITに関しては“フィンテック”という言葉が使われるようになって久しく、親和性が大きい分野です。そんな中でIT企業であるGMOインターネットグループの銀行業参入は決して不思議なことではありません。
GMOインターネットの銀行業参入については、あおぞら銀行との協議を2015年6月には始めており、実際の開業となった2018年7月までに多くの時間をかけてきたことがわかります。
今回はそんな満を持しての登場となる新ネットバンクのGMOあおぞらネット銀行についてどんなネットバンクなのかを紹介します。既存ネットバンクのまさに“いいとこどり”をしたようなグッドバンクとなっています。
投資や個人向け決済や中小企業などにも強み
GMOインターネットグループは様々な事業を行っていますが、銀行業と近い分野では以下のようなサービスがあります。
- GMOクリック証券(ネット証券。コスト面に強み)
- GMOペイメントゲートウェイ(クレジット決済、個人向け与信)
こうした投資や決済サービスと連携させたサービスと銀行サービスをを連携させるようです。
銀行+証券の連携サービス
まず一つ目は銀行+証券の連携(銀証連携)のサービスを提供しています。
ネット銀行+ネット証券の連携は珍しい話ではなく、「楽天銀行+楽天証券」「住信SBIネット銀行+SBI証券」あるいは「大和ネクスト銀行+大和証券」のように多くの銀行と証券会社が連携しています。
GMOインターネットグループの場合、大手ネット証券の一角を占めている「GMOクリック証券」があります。GMOあおぞらネット銀行と連携した預金サービス等は証券コネクト口座という形で実現しています。
必ずしもGMOクリック証券での株取引は求められず、GMOクリック証券に口座があり、証券コネクト口座として設定するだけでOKです。
これだけで普通預金金利が0.12%(キャンペーン期間中は0.15%)にアップします。都市銀行から見れば150倍の水準ですし、他のネットバンクと比較しても最高水準です。
0.15%という水準は他の銀行を見渡しても数少なく、それがいつでも引き出し可能な「普通預金」というのは驚きです。
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個人向けの与信サービス、中小企業向け事業も強い
このほか、GMOインターネットグループのGMOペイメントゲートウェイ(GMOPG)は、クレジットカードの決済サービスで個人向けの与信(後払い)サービスを行っています。
一時期話題になった、ZOZOTOWNの「ツケ払い」についてもGMOPGによって提供されています。
事業者向けには、GMOメイクショップなどによるネットショップ運営サービスを始めとした、事業者向けのサービスも数多く提供しています。
たとえば、銀行預金口座からダイレクトに支払いが可能になる「銀行Pay」というサービスはGMOPG社が手掛けており、GMOあおぞらネット銀行もこうした「キャッシュレス決済」についてもサービス充実が期待できます。
また、ネットバンクというと、主にリテール(個人)向けのサービスが中心の銀行が多い中、GMOあおぞらネット銀行は中小企業との繋がりを広げています。
実際に、ECサービスにおけるお客様からの銀行振り込み入金を管理してくれるサービスなどを始めています。
ATM手数料、振込手数料などの手数料も安い
各種手数料も安いです。
- ATM手数料:月2回まで無料 (3回目以降は108円)
- 振込手数料:月1回まで無料 (2回目以降は154円)
いずれも税込です。ATM入出金、他行への振込も手数料無料回数があるのに加えて、それを超過したときの手数料もかなり抑えめになっています。
2018年11月には「カスタマーステージ」も設定しており、預金残高30万円以上などの一定の条件を満たすことで、ATM手数料や振込手数料の無料利用回数が増加するように改善されました。
1テックま君 | 2テックま君 | 3テックま君 | 4テックま君 | |
---|---|---|---|---|
ATM無料回数 | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
他行宛振込手数料 無料回数 |
月1回 | 月3回 | 月7回 | 月15回 |
たとえば2テックく君になる条件は以下のいずれか1つを満たすだけでOKです。
- 円預金30万円以上
- 外貨預金1万円以上
- Visaデビットカードを1万円以上利用
- 30歳未満である
比較的簡単な条件で達成可能なので、ぜひ満たしちゃいましょう。20代以下の方なら自動的に2テックま君達成ですね♪
ちなみに、3テックま君以上はちょいとハードルが高いです。
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フィンテック分野に注力、オープンAPIを導入
GMOインターネットというIT企業との連携にあたり、外部の事業者と安全にデータ連携ができるシステムを導入します。これによって、外部の様々な事業者と連携した、いわゆるフィンテックなサービスを展開することができます。
この辺りはまだ、展開されていませんが、今後に期待したい分野です。そうなると事業者向け(ビジネス口座)としての価値も高まりそうです。
GMOあおぞらネット銀行はオールラウンドなグッドバンク
2018年7月開業のGMOあおぞらネット銀行はスペック的にはかなり高い、メインバンクにできそうなネットバンクとなっています。これから、既存のネット銀行からシェアを奪っていきそうです。
高い預金金利は、マイナス金利時代で安全に資産を運用したい人にとっては大きな強みとなるでしょう。
また、ATM手数料、振込手数料などのコスト面もカスタマーステージの導入によってより魅力的になりました。
さらに、今後もセキュリティの強化されたデビットカードなどが発行される予定となっており、今後にも期待したい銀行です。
以上、新ネット銀行のGMOあおぞらネット銀行について紹介しました。
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