定期預金とはどんな預金?定期預金の仕組みと預け方と満期の選び方のコツ
資産運用の中でも一番お手軽なものの一つが「定期預金」です。
2024年に日本銀行がマイナス金利を解除して以降、段階的な利上げが続いており、ついに「金利のある世界」が本格化しています。長らく「金利がほとんど付かない」と言われていた定期預金ですが、現在はネット銀行を中心に大幅な金利上昇が見られ、元本保証の金融商品としての魅力が再び高まっています。
今回はこの定期預金の活用方法として、基本的な仕組みや預金金利の計算方法、金利上昇局面における満期の決め方のポイント、そして最新のおすすめネット銀行などをまとめていきます。
大切な資産の「減らしたくないお金」を守りながら増やすために、身近な定期預金をぜひ活用していきましょう。
「金利のある世界」へ!定期預金金利が上昇中
定期預金の仕組みを知る前に、まずは直近の金利動向について整理しておきましょう。日本銀行は2024年3月にマイナス金利を解除して17年ぶりの利上げを実施しました。その後も以下のように段階的な利上げが継続されています。
- 2024年3月:マイナス金利解除(政策金利0〜0.1%)
- 2024年7月:追加利上げ(0.25%)
- 2025年1月:追加利上げ(0.50%)
- 2025年12月:追加利上げ(0.75%)
これに伴い、メガバンクの普通預金金利も0.300%程度まで上昇しましたが、一部のネット銀行の定期預金ではさらに高く、1年もので年0.4%〜1.20%水準の金利を提示する銀行も増えています。預け先を工夫することで、得られる利息には数倍から10倍程度の差がつく状況となっています。
定期預金とは?定期預金の商品性と仕組み
普通、銀行にお金を預ける時は「普通預金」と呼ばれる預金口座に入金されます。これは要求払い預金とよばれ、いつでも預金を現金として払い戻ししてくれる預金です。
とても便利がいい(流動性が高い)代わりに、預金金利は低めに設定されています。
一方、定期預金というのは、「定期」と名前がついているように、一定の期間預けることを銀行に約束する代わりに、その分高い金利を受け取ることができる預金商品です。
まずは、定期預金の商品性を見ていきましょう。
定期預金の満期
- 1カ月
- 3か月
- 6か月
- 1年
- 2年
- 3年
- 4年
- 5年
- 6年
- 7年
- 10年
といった区分で満期が決められていることが多いです。預けたお金は預金日から起算して満期まで預け入れられます。原則として満期日が到来するまでは引き出すことはできませんが、中途解約は可能です。
定期預金の金利計算と応当日
定期預金の金利は1年を365日とする日割計算で行われます。
また、定期預金には応当日というものがあります。たとえば、9月1日に1か月満期の定期預金を設定した場合は10月1日に満期(付利期間30日)となり、10月1日に1か月満期の定期預金を設定した場合は11月1日に満期(付利期間31日)となります。
時々、定期預金キャンペーンなどで「1か月満期限定で高金利が付く」という案件がありますが、こういう場合は1か月が31日ある月に設定をする方が1日だけですが運用期間が長くなり、少しだけもらえる利息が大きくなります。小技ですが、よかったら活用してみてください。
定期預金の期間中の解約とペナルティ
中途解約をした場合は、解約時のペナルティ金利が適用されます。これは通常よりも低い金利(普通預金金利など)で計算されるという意味です。
途中で解約してもマイナス(元本割れ)になることはなく、窓口やネットで手続きをすれば、すぐに普通預金に振替され出金することもできます。なので、定期預金とは言っても、万が一の場合はすぐに引き出すことができます。
また、短期間であれば解約せずに、口座貸越という方法で、定期預金の残高の範囲内で自動融資を受けることもできます。ただ、この設定はできるだけオフにしておいた方が良いと思います。
定期預金が満期になったらどうなる?
定期預金が満期になった場合、「自動継続」か「解約(自動解約)」の二つの選択肢があります。多くは定期預金に預け入れをする際に決めているはずです。
自動継続を選択した場合、もう一度同じ期間の定期預金に預け入れられます。解約を選択した場合は元金+利息が普通預金口座に払い戻されます。
なお、自動継続の場合「元利継続」と「元金継続」の二つがあります。
元利継続を選択している場合は「預金+利息分」が次回の定期預金に預けられる形となり複利効果を得られます。元金継続の場合は、利息分は普通預金に払い戻され、元金部分のみが再度定期預金に預け入れられます。
スーパー定期、大口定期、ネット定期とは何か?
定期預金の名称には「スーパー定期」「スーパー定期300」「大口定期預金」「ネット定期」といった名称がつけられていることがありますが、意味合い的には以下のような感覚です。商品性自体には大きな差はありません。
| 名称 | 意味 |
|---|---|
| スーパー定期 | 銀行の定期預金全般を指します。 |
| スーパー定期300 | 300万円以上の定期預金。通常のスーパー定期よりも金利が高い場合があります。 |
| 大口定期預金 | 1000万円以上の定期預金。スーパー定期300よりも金利が高い場合があります。 |
| ネット定期 | ネット支店、ネット口座、ネットバンキング専用の定期預金。一般に窓口で預けるよりも金利が高いことが多いです。 |
ちなみに、なぜ「スーパー定期」と呼ばれることが多いのかについては「スーパー定期とは何か?何が「スーパー」なの?」の記事で紹介しています。豆知識です。
仕組預金(新型預金)は定期預金ではないのでご注意
なお、預金の中でも注意したいのが「仕組預金(新型預金)」と呼ばれるタイプの商品です。
こちらは、預金という名前がついていることがありますが、ここで紹介している定期預金とは性質も仕組みも全く異なります。オプション取引などが組み込まれており、原則として中途解約ができず、元本割れのリスクを伴う場合もある商品になりますのでご注意ください。
上記記事で解説しているので仕組預金を利用しようという場合はご一読をお勧めします。
定期預金の満期の選び方と預け方
定期預金の満期を決める時は、大きく「金利面」と「資金ニーズ面」の両方から考えていく必要があります。
金利から考える定期預金の満期の選び方
定期預金の金利は一般に「固定金利」が採用されています。預けた時点で満期までの預金金利が確定するわけです。
しかし、預金金利というものは世の中の情勢によって常に変動しています。そのため、金利が低い時期に長期の定期預金へお金を預けてしまうと、その後世の中の金利が上昇しても、満期までは低い金利で預け続けることになってしまいます。
逆に、金利が高いピークの時に長期満期の定期預金に預けることができれば、その先金利が下がっても長期間にわたって高金利を維持できることになります。
そのため、金利予測が確実とは言えませんが、当面は短期〜中期(3ヶ月〜1年程度)の定期預金で運用し、満期が来るごとにその時点での高い金利のものへ乗り換えていく方法が有利になりやすい傾向にあります。
資金ニーズ面から考える定期預金の満期
貯めたお金というのは貯めることが目的ではなく、使うことが目的のはずです。
定期預金を組む時は、人生の節目節目で必要なお金の需要に合わせて満期が来るように設定するのも重要です。たとえば、自動車の車検や買い替え時期に合わせたり、子供の教育費がかかる入学時期に満期を合わせたりすることが考えられます。
大きなお金を定期に入れる時は分割して預ける
たとえば500万円の資金を一つの定期預金で運用しようと考えた場合、急に100万円だけが必要になって解約しようとしても、原則として一括して解約する必要があります。
これを「100万円×5本」の定期預金にそれぞれ分けて預けておけば、万が一の場合でも必要な分だけの解約で済みます。
預金保険制度(ペイオフ)についての注意点
銀行が万が一破綻した場合でも、預金保険制度(ペイオフ)により「1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息」が保護されます。1,000万円を超える多額の資金を運用する場合は、リスク分散の観点から複数の銀行に分割して預け入れることを推奨します。
なかなか貯めれない人には積立預金
貯金をしようと思っていてもなかなか貯まらないという方にお薦めなのが「積立貯金(預金)」です。毎月の給料日などにお金が入ってくる日に積立設定をしておけば、自動的に普通預金から定期預金の方へ積み立てられていきます。
強制的に天引きで先取り貯金ができるのは非常に強力なメリットです。
なお、預金以外の方法でお金を育てたい場合は、投資信託の積立投資などを検討してみるのも良いでしょう。
【2026年最新】定期預金で銀行を比較するならどこがいい?
定期預金で銀行を選ぶとすると、圧倒的にネットバンクがおすすめです。
メガバンク(都市銀行)やゆうちょ銀行などは知名度は高いですが、金利面ではネットバンクに見劣りします。実際のところ、選び方次第で得られる利息に数倍の差が生じます。
以下は2026年5月現在における、主要な銀行の金利水準の目安です。
| 銀行名 | 1年もの定期(税引前) | 備考 |
|---|---|---|
| 住信SBIネット銀行 | 年1.20% (キャンペーン・2年もの) |
6ヶ月ものでも年1.10%のキャンペーン等を実施。全般的に金利が高水準。 |
| SBI新生銀行 | 年1.00% | 常設で高い水準の金利を提供していることが多い。 |
| GMOあおぞらネット銀行 | 年0.410% | 定期預金だけでなく、条件付き普通預金(ハビト支店など)が年0.60%と定期を上回る高水準。 |
| メガバンクなど | 年0.10% 前後 | 利上げの影響で上昇したものの、ネット銀行と比較するとまだ低水準。 |
※金利は2026年5月時点の目安であり、キャンペーンや市場動向により変動します。最新情報は各行の公式サイトをご確認ください。
最近のネットバンクはコンビニATMを使って手数料無料で入出金が可能になっている所も多く、利便性は店舗型の銀行とほとんど変わりありません。
まとめ。銀行の定期預金を活用しよう
個人の資産ポートフォリオを考えるとき、リスク商品(株式や投資信託など)だけでなく、元本が保証されていて確実な現金(キャッシュ)にすることができる資産は一定割合で必ず必要になります。
金利が復活してきた現在、いくら現金が必要だからといってタンス預金として自宅に保管しておくのは、インフレによる実質的な価値の目減りや、盗難・災害といった別種のリスクを伴います。
確実によけておかなければならないお金や、近いうちに使う予定があるお金については、ベースアップしてきた定期預金の金利をしっかりと享受し、上手に活用していきましょう。
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