インヴァスト証券という証券会社が提供している“トライオートETF”というサービスがあります。
トライオートETFはETF(上場投資信託)に対して投資する資産運用サービスになります。大きな特徴としては売買を自分で行うのではなく自動動売買のプログラムを元に売買する仕組みになっています。
今回はそのトライオートETFについてサービス内容や特徴、メリット、デメリットや投資の注意点、自動売買として最近注目を集めているロボアドバイザー投資との違いなどについてまとめていきます。
そもそもETF投資とは何か?
そもそもETFとは何かについて説明します。ETFとは上場投資信託といって、個別の株式と同じように証券取引所で売買できる投資信託です。これらのETFは基本的に特定の値動きに連動するように作られているのが特徴です。
たとえば日経平均株価やTOPIXなどのような株価指数が代表的です。こうした指数などに小額から投資できるというのがETFのメリットです。
トライオートETFでは以下のようなETFに対して自動売買による投資を行うサービスとなっています。
- 日本株ETF
- 米国株式ETF
- 米国債券ETF
- 世界投資ETF
- コモディティ(金・原油)のETF
- レバレッジ型ETF
日本のETFだけでなく、いわゆる海外ETF(米国ETF)も投資対象となっています。全部で26個のETFが投資対象となります。
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通常のETF投資とは違う、トライオートETFはCFD取引
通常のETF投資は、扱いとしては株式になります。日本のETFなら日本株、米国のETFなら外国株として扱われています。
一方でトライオートETFはETFを投資対象としていますが、ETF投資ではありません。それは売買の仕組みに、CFD取引(差金決済取引)という仕組みを使っているからです。
CFD取引はデリバティブ取引の一種で、ETFそのもの(現物)を売買するのではなく、その価格の差だけをやり取りする取引となります。なので、実際にETF現物を買うわけではありません。
CFD取引の特徴としては以下のようなメリット、デメリットがあります。
- レバレッジ投資が可能(自己資金の数倍のトレードができる)
- 買いだけでなく、売りから入ることもできる(トライオートETFには無し)
と、言った点がメリットといえます。
- 買いポジションにオーバーナイト金利が発生する
- 相場が予想と反対に動くとその分、損失も大きくなる
といったデメリットもあります。少なくとも、株式投資の仕組みや信用取引などの投資について知識がある人に向いている取引です。
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トライオートETFの仕組み
トライオートETFは自分自身で売買に関するプログラム(ルール)を作成することで、運用することができます。
また、予めトライオートETFが用意している自動売買セレクトという投資スタイルから選択することもできます。リターン重視、リスク重視、バランス重視などがあり、自動売買セレクトを選択すればあとは自動でETFを売買してくれるようになります。
- 円建てなので為替レートによる影響が少ない
- 複数の自動売買が用意され、色々な戦略を手軽に練ることができる
トライオートETFの注意点
以下ではトライオートETFを始めるにあたって知っておくべき注意点を紹介します。
レバレッジ取引なので、大きな相場変動で大きく損をするリスクもある
トライオートETFは証拠金取引になります。
自動売買ルールに従ってロスカット注文などをすることは可能ですが、相場が急変した際などは大きな損失が発生する可能性があります。
もっとも、レバレッジは悪ではなく、使い方次第だということです。適切なリスク管理ができていれば、投資をより効率的に行えるツールである一方で、過大なリスクをとってしまうとただの投機(ギャンブル)になってしまいます。
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スプレッドと金利負担がある
トライオートETFで利用しているCFD取引には大きく二つのコストがあります。
- スプレッド
- 金利
スプレッドというのは、トライオートETFで売買されるETFの「買い価格」と「売り価格」の差に相当する部分です。FX取引などをしている方には身近ですが、CFD取引は2wayプライス表記となっており、売値と買値の差(スプレッド)があり、これがインヴァスト証券の手数料となっています。
もう一つは金利です。CFD取引は買いポジションを維持するために金利(オーバーナイト金利)が発生します。0.9%+LIBORとなっており、2018年1月現在は[JPY・国内ETF]0.86964%、[USD・米国ETF]2.46425%となっています。
ポジションの維持に金利が発生するのはレバレッジ取引ではよくあることです。たとえば、株の信用取引でも買い方金利(空売りなら貸株料)などのコストが発生しますが、それなりの金利水準であることは忘れてはいけません。
金利はレバレッジをかけている分、大きくなります。
超長期にわたっての保有をベースにするのではなく、細かく売買をして利ザヤを抜くという自動売買プランでないと金利負けするリスクがあります。
トライオートETFを始めるには?
インヴァスト証券に口座を開設する必要があります。
その上で、投資用の資金を入金し、ETF自動売買の設定を行います。前述のように自動売買セレクトという予めセットされたプラン(戦略)もあるので、色々考えるのが面倒だという方はこちらをチョイスしてもよいと思います。
すると必要な証拠金(推奨証拠金)の金額が表示されますので、注文を確定します。なお、推奨証拠金はその自動売買のポジションを維持するのに推奨される証拠金です。
マネーハッチ(自動積立投資)と投資方法
マネーハッチというのはインヴァスト証券が提供している積立投資サービスです。こちらは同社が発行しているクレジットカード(インヴァストカード)を使った時のポイント相当(1%)をトライオートETF投資に回せるというサービスです。
トライオートETFには興味があるけど、資金を投下するのはちょっと……。という方には面白い取り組みといえるかもしれませんね。
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同じ自動売買でもロボアド運用との違いを比較
最近増えているほったらかし投資としては“ロボアド(ロボットアドバイザー)”を利用した自動投資があります。
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WealthNaviや楽ラップ(楽天証券)、MSV LIFEといったロボアドバイザー投資と今回紹介したトライオートETFの違いはどのようなところがあるのかを比較してみました。
ロボアドバイザー | トライオートETF | |
---|---|---|
投資対象 | ETFないしは投資信託への現物投資 | ETFを対象としたCFD取引 |
レバレッジ | なし | あり |
売買頻度 | そこまで頻繁ではない | 頻繁に行える |
投資家の選択肢 | 基本的にはプランを選択するだけ | プランを選択するだけにもできるが、自分で細かい数字を設定することができる |
コスト(手数料) | 運用残高(総額)の1%弱程度 | 売買時のスプレッド 建玉(ポジション)に対する金利1~2% |
細かい違いを挙げればもっといっぱいあるのでしょうが、大雑把にちがいをあげると上記のようになります。
ロボアドバイザー投資は基本的には長期運用をするためのツールであるのに対して、トライオートETFは基本的には短期運用(相場に合わせた運用)ということで、投資をする人の関与度は当然に高くなります。
2018年3月まで“超大型”のキャンペーン展開中
インヴァスト証券では、トライオートETFのキャンペーンとして2018年3月31日(土)までを期間とする大型なキャンペーンを実施ています。
最高:20万円がもれなくキャッシュバックされるという内容になっています。
期間中に決済した口数 | 判定日の実質入金額 | ||
---|---|---|---|
100万円以上 500万円未満 |
500万円以上 1,000万円未満 |
1,000万円以上 | |
300口以上 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
1,000口以上 | 20,000円 | 70,000円 | 70,000円 |
3,000口以上 | 20,000円 | 70,000円 | 200,000円 |
条件は二つで、入金金額と取引回数(口数)で決まります。このクロスしたところがキャッシュバック金額になります。
たとえば、500万円を入金したとして、300口の取引なら2万円、1000口なら7万円といった具合です。1000万円以上入金して3000口以上の取引なら20万円がもれなくもらえるというキャンペーンになります。
なお、入金期限は
- 2018年2月1日(木)午前5:55
- 2018年3月1日(木)午前5:55
- 2018年3月31日(土)午前4:55
の3回となっており、取引回数の算定はその3か月後となっています。たとえば2月28日に入金をしたら、6月1日(午前4:55)までに取引した回数がキャンペーンの計算対象となります。
本キャンペーンはすでに口座を持っている方も対象です。
金額はともかくとして決済した口数が300口以上って条件として難しい?
そうでもないです。トライオートETFの1回の売買における口数は10口程度になっているので、300口なら30取引程度となります。3か月の期間がありますので、難しくはないです。入金条件となる金額を入金したうえで実際に取引をすれば達成できるでしょう。
100万円の入金と取引で2万円もどってくるというのであれば、元金の2%分です。トライオートETFに興味があって試してみたいという方にとっては、どんな取引なのかを知ることができるいいチャンスだと思います(2万円までなら損したって懐は痛まないってことになりますし)。
以上、世界のETFを自動売買するトライオートETFのメリット、デメリット
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