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キンカブのメリット、デメリットを紹介!株の積立投資におすすめサービス

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キンカブはSMBC日興証券のネット取引専用の「ダイレクトコース」で提供している株式投資サービスです。国内株式の定額積立投資が可能なサービスです。株式の定額積立投資には株式累積投資(るいとう)というサービスがありますが、それよりも手数料が格段に安くお得です。

今回はそんなSMBC日興証券の「キンカブ(金額・株数指定取引)」というサービスについて、そのメリット、デメリットを中心に実際に試した私の感想を紹介していきます。

上手く使えば株の積立投資に役立ちますよ!

>>SMBC日興証券公式ホームページ

キンカブ(金額・株数指定取引)とは?

その名のとおり「金額指定(100円単位)」「株数指定(小数点第5位まで)」で取引できる株取引サービスとなっています。

特徴的なのは株式を100円単位の金額で買えるという事です。

たとえば、任天堂(7974)の株を買おうと思った時、1株44970円(2020年5月12日)です。

普通に単元株(100株)を買おうと思ったら449万円もの資金が必要です。1株単位の単元未満株取引をしようとしても44,970円も投資資金が必要になります。

これをキンカブなら100円で購入できるわけです。

100円÷44,970円=0.00222株

というような感じで小数点未満でも株を購入できるわけです。金額指定(100円単位)ではなく、金額指定取引(小数点第5位まで)というのは、この小数点未満の株を売却するためのサービスもあります。

なので、キンカブというサービスは株式を100円単位の金額指定で購入することができ、それを売却できるという事になります。

 

るいとうと比較して手数料が安い

るいとう(株式累積投資)のサービスは手数料が高めです。買付時に1%以上の手数料がかかります。

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一方でキンカブの場合の売買手数料は以下の通りです。100万円以下の買付は手数料無料なので積み立て投資という前提なら手数料は実質無料です。売却時は手数料がかかりますが、0.5%です。片道にすれば0.25%という事になり割安です。

  • 買付手数料
    • 100万円未満:無料
    • 100万円以上:0.5%
  • 売却手数料
    • 100万円未満:0.5%
    • 100万円以上:1.0%

ちなみに、売却時の手数料は単元株化(100株単位)にして売却すれば手数料はもっと抑えることができます。

 

キンカブを利用した株取引のやり方

キンカブを使って株式投資をするには、SMBC日興証券のダイレクトコースの口座が必要となります。SMBC日興証券に口座がない方はまずは口座開設から始めましょう。

>>SMBC日興証券公式ホームページ

※すでに口座をお持ちの方で総合コースの方はオンライントレードのサイト上で変更できます。オンライントレードのサイトにログインできない方は取引店(支店)または日興コンタクトセンターで手続きが必要です。

 

日興イージートレードからキンカブで取引

キンカブを使った株取引はSMBC日興証券のオンライントレードサイト(イージートレード)にログインして行うことができます。

「お取引」の中にキンカブという項目があるので、そちらで買い注文を行います。100円以上、100円単位で買付を行います。売却時は金額単位だけでなく、株数単位でも注文することが可能です。保有株数が単元株(100株)に達した場合、単元株とすることもできます※。

キンカブ定期定額売買は、いわゆる積立投資です。毎月○○円(100円以上)を定期的に積立投資するという形になります。また、毎月○○円ずつ売却するという定期売却もできるようになっています。

※キンカブで取得した株式は100株未満の場合、名義上SMBC日興証券が株主となっています。100株以上になった場合、「単元株振替」の手続きをすることで株主としての名義を投資家本人のものとすることができます。

 

日興フロッギーから取引

SMBC日興証券のブログメディアの「日興フロッギー」を通じてもキンカブ取引ができます。こちらは買い注文・売り注文のみが可能で定期積立はできません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/service/19378″]

SMBC日興証券のダイレクト口座(日興イージートレード)を作成すれば自動的に利用できるようになります。dポイントのアカウントと連携ができ、連携することでdポイントを使った投資ができるほか、売買でdポイントが貯まったりもします。

 

キンカブのデメリット

キンカブで株式投資をする時の注意点を紹介していきます。

  • 端数切捨て問題
  • 100株に達するまで株主になれない問題

の二つがあります。

 

小数点第6位の切り捨て処理が生じるため、値がさ株の購入時は注意

冒頭で紹介した任天堂。1株44970円を100円で購入した場合の取得株数は「0.00222株」となります。ただ、厳密に計算をすると0.00222370469株となっています。

ただ、キンカブは計算上小数点第6位以下を切り捨てします。そのため、0.00000370469株分は切り捨てとなります。

44,970円×0.00222株=99.8334円となり、切り捨て処理により多少のマイナスが生じることになります。この状態でこの株を売却すると小数点以下が切り捨てとなるため、99円しか戻ってきません。小さいかもしれませんが1%です。わずかですけど、積み重なると大きいです。

1000円購入時
>>0.02223株
>>999円(0.1%のロス)

10000円購入時
>>0.22237
>>9999円(0.01%のロス)

ちなみに、この差は総額なので、たとえ100円単位の購入でもそれを10回、100回と投資をすればロス率は小さくなります。あまりいないと思いますが、数百円単位で細かく売り買いするのが勿体ないという話です。

 

100株に達するまで株主になれない問題がある

キンカブの仕組みとしてはSMBC日興証券が保有している株を借りているような状況で取引をしています。そのため、形式上は株を保有していても株主にはなりません。

配当金はSMBC日興証券が保有株数に応じて配分してくれますが、株主に登録されていないので株主向けの書類(計算書など)は届きません。

また、株主優待も受け取ることができません。一部の企業は100株未満の単元未満株株主に優待を提供している会社もありますが、これも受け取れません。
参考:隠れ優待銘柄・裏優待銘柄・端株優待ってなに?お得な株主優待投資をしよう

100株にまで株数を増やせば「単元株振替」をすることによって晴れて株主となれますが、それまでは株主として登録されません。

 

小額投資サービスとしては十分活用できるスペック、積立ユーザー向け

小額投資をして株を積立投資するという前提だと取り組みやすいです。定額投資とすることで、いわゆるドルコスト平均法を使った投資ができます。

また、NISA枠の利用にも最適です。株数単位の通常の投資だと枠を使い切るのは難しいですが、キンカブなら全額を100%投資することができます。

また、ドコモユーザーやdポイントを貯めている方はポイントを使って株に投資ができるという点も魅力的だったりします(日興フロッギー経由)。

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ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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