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隠れ優待銘柄・裏優待銘柄・端株優待ってなに?お得な株主優待投資をしよう
隠れ優待銘柄、裏優待銘柄というのは、公には株主優待として公表されてはいないけれども、会社が株主に対して優待品や謝礼などがプレゼントされるという銘柄のことを指します。また、端株優待のは通常の単元株数未満の株主に対して提供されている優待を指します。これらは、いずれも会社が全面的に公表しているわけではありません。
まさに企業からのサプライズプレゼントにちかいわけですね。今回はそんな隠れ優待銘柄・裏優待銘柄・端株優待と呼ばれる株主優待について実施している企業について私が独自に調べた実施状況の他、こうした優待銘柄に対する投資の注意点などもまとめていきます。
目次
隠れ優待・裏優待の特徴
要するに公表されていないけど、実質的に主に対して提供されている優待です。無条件に送ってくれることもありますが、多くのケースでは「議決権行使」「アンケートへの回答」などが条件になっているケースもあります。
議決権の行使というのは、自宅に郵送されてくる「議決権行使書」と呼ばれる書類を返送すればOKです。単純にハガキを返送するだけ(切手不要)なので別に手間はさほどかかりません。通常の株主優待を実施している会社でも議決権行使をしてくれた株主に対して別途プレゼントを提供してくれる会社もあるので、なるべく返送するようにしましょう。
他にも、株主となっている会社からアンケートなどが同封されていることもあり、そちらに回答するとクオカードや図書カードなどがもらえるといったこともあるようですね。
また、隠れ優待という話とは少しずれてしまいますが、議決権行使と関連してそれぞれの企業が実施している株主総会に出席をすればお土産がもらえることもあります。ただ、この株主総会のお土産は廃止としている会社が増えています。多分今後はさらに減っていくと予想しています。
隠れ優待ではどんなものがもらえるの?
通常の株主優待と同様に会社によってさまざまです。自社製品、自社使える優待券(金券)、クオカード、カレンダーなどが多いですね。
また、エンタメ系の会社だとコンサート入場券などがもらえるようなところもあるようです。
このほかにも人気が高いのが株主向けの懇親会です。自社製品の試食やお土産などがもらえることがあります。これらは結構人気が高く、抽選となるケースも多いようですね。
隠れ優待で注意するべきところはある?
まず、正式に発表されていないものなので、前回実施されとしても今回実施されるかどうかはわからないというところです。たとえば、アンケート回答での謝礼はあくまでもそうした企画があっただけであり、毎年実施する必要があるかどうかはわかりません。他にも、会社が実験的に実施しているという可能性もあります。
通常の株主優待は公に発表しているものなので、廃止や変更をする際には開示が必要になりますが、隠れ優待はそもそも公表していないわけなのでやめることを開示する必要はないのです。
だから、ネットなどで隠れ優待銘柄の情報を見つけて投資しても、今年は優待が実施されなかった……なんてことも十分にあり得るわけです。通常の株主優待投資以上に改悪リスク・廃止リスクを理解しておく必要があります。
たとえば、以下の隠れ優待一覧でも紹介しているセゾン情報システムズ(9604)はアンケート回答でクオカードがもらえるという人気の隠れ優待銘柄です。こちらは単元未満株(端株)の株主にも全プレするという太っ腹な行動をしていたのですが、「単元未満株取引」などを利用して1株だけを所有してクオカードをもらおうとする賢い人(?)が増えたことで、隠れ優待の内容を少し変更しました(単元未満株株主は抽選)。
あくまでも、成長性などで投資をして、結果として優待がもらえたらラッキーくらいの感覚でいるとよいでしょう。
単元未満株(端株)で株主優待がもらえるケースも
もう一つの端株優待(単元未満株優待)というのは1単元(100株)に満たない株式を保有している株主に対しても株主優待を提供している会社です。
※一般的に株主優待は1単元以上としている会社が大多数
※ちなみに端株優待という言葉ですが、今は単元株制度が採用されているので正式な意味での「端株(0.1株などの単位)」は使われておらず、単元株数(100株など)未満の株数を指す「単元未満株」が正式な表現なので、単元未満株優待という言葉のほうが本来は正しい表現となります。
1株や2株といった株数でも貰える株主優待ですね。
最近では「単元未満株取引」といって小額投資ができるネット証券のサービスが増えています。こうした単元未満株(端株)なら、最低投資額は数百円~数千円で済みます。それで優待がもらえるならかなりお得になるはずです。
株主優待(隠れ優待や端株優待)を設定している企業
私が実際に保有している企業やネット上の情報をまとめたところによる端株優待実施企業です。IRページで公開されているものもあれば、公開されてはいないけど優待を実施している会社もあります。
- 2337:いちご(Jリーグ観戦チケットの抽選)
- 3201:ニッケ(自社商品割引券)
- 3405:クラレ(カレンダー)
- 4204:積水化学(アンケート回答でカレンダー)
- 4539:日本ケミファ(ヘルスケア商品の割引販売)
- 4543:テルモ(買い物優待券、カレンダー)
- 4921:ファンケル(特別割引販売)
- 5007:コスモ石油(アンケート回答でカレンダー)
- 5711:三菱マテリアル(純金投資等の割引、観光坑道無料)
- 5938:LIXILグループ(アンケート回答でカレンダー)
- 7013:IHI(オリジナルカレンダー贈呈)
- 7513:コジマ(株主限定クーポン)
- 7638:ニューアートHD(株主優待カード)
- 7741:HOYA(コンタクトレンズ割引クーポン)
- 8058:三菱商事(美術館無料招待券)
- 8173:上新電機(株主優待券)
- 8473:SBIホールディングス(サプリメント等の割引販売)
- 9433:KDDI(auPAYクーポンなど)
個人的な一押しは、上新電機とジャパンベストレスキューシステムですね。優待利回りは100%を超えてきます。
SBIネオモバイル証券なら単元未満株取引を低コストで実現可能
単元未満株取引をするならSBIネオモバイル証券が圧倒的におすすめです。
手数料は月間取引金額50万円以下なら月額定額制の220円(税込)となっていますが、株式買付に使える200円分のポイントがもらえるのでコストはかなり抑えられます。
これで単元未満株取引をやれるわけなので、1株単位の端株優待投資であれば絶対に抑えておきたい証券会社です。なお、Tポイントを使って株を買うこともできるTポイント投資に対応した証券会社でもあります。
※注意点のところでも書いたように、隠れ優待はいつ廃止されたり変更されるかはわかりません。投資は自己責任でお願いします。
執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。
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