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銀行振込で振込先を間違えた時の返金手続き(組み戻し手続き)の流れ

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utern銀行振込は相手先の銀行名、支店名、口座番号があれば振込できてしまいます。そのため、口座番号を間違えてしまえば、まったくの他人に振り込むことなります。

間違えないように確認画面などもあるわけですが、急いでいて見落としてしまったというケースも少なくないようです。

このような場合、どうしたらいいのでしょうか?振込間違いで行う手続きを「組み戻し手続き」と呼びます。ただ、この間違った振込で振り込んでしまったお金を取り戻すというのは結構大変だったりします。

相手が応じない可能性がありますし、また、高額な組み戻し手数料というコストもかかります。一番は振込間違いをしないということです。

間違い振込みの返金手続きの流れ

まずは、銀行振り込み先を間違ってしまったときの返金(組み戻し)の手続きの流れを簡単に説明していきます。

  1. 振込依頼をした銀行(A銀行)に組み戻しの手続きの依頼をする。
  2. A銀行は振込先銀行(B銀行)に組み戻し依頼を行う。
  3. B銀行は間違って振込をした人(Cさん)に組み戻しの了解を得る。
  4. 組み戻し手続きの開始、あなたの銀行口座にお金が戻る。

また、組み戻しを行う場合、組み戻し手数料という手数料が銀行によって異なりますが800円~1000円(税別)程度かかるのが一般的です(最初に払った振込手数料とは別でこちらも戻ってきません)。

 

組み戻しの手続きは窓口かオンラインバンキングで可能

組み戻し手続きは、普通の銀行の場合は窓口で受け付けていることが多いです。通帳と印鑑、本人確認書類をもって窓口に行きましょう。その時は、間違って送金した振込先の情報もあるとよいです。

ネットバンク(ネット銀行)の場合はオンラインバンキング上で手続きをすることができます。

  • 組戻
  • 資金返却依頼

のどちらかの名前で該当する項目があるはずです。すべてが順調に進めば1週間もかからずに手続きは完了します。

 

組み戻し手続きの難所は間違って受け取った人の了承を得ること

組み戻しの流れにおいて一番の課題は「3」の間違って振込を受けた先の了解を得るというところです。
一旦Cさんの口座に振り込まれたお金はたとえ間違いだったとしても、Cさんの了解なしに銀行が勝手に取り出すことはできないのです。

組み戻しの依頼をうけた銀行は、Cさんにコンタクトは取りますが、電話に出ない、連絡がつかないということでなかなか話が先に進まないというケースがあります。

また、場合によってはCさんが組み戻しを拒否した場合も挙げられます。一度送金を受けた以上はCさんが了承をしない限り、銀行はそれ以上の手続きをすることはできません

拒否された場合でも、振り込んだお金はあなたのお金なので民事裁判をするなどして返金を求めることは可能です。ただし、裁判には時間も費用もかかりますし、回収できる保証もありません。

 

振込先は絶対に間違えないこと。指差し確認必須

銀行振込をするときは細心の注意を払って手続きをするということしかありませんね。

多いミスとしては、「オンラインバンキングで登録した振込先に送るために振込先を選択したつもりが、間違った振込先を選択してしまっていた」というケースのようです。他にも振り込みをする桁数を間違えるケースもありますね。

クリックだけで振り込める便利なオンラインバンキングですが、このようなミスがないように、毎回振込先の名前などをしっかり確認するようにしましょう。

間違った振込をしたら、そのお金は戻ってこない可能性が高い。そんな気持ちで振込先、銀行名、口座番号などをしっかり指差し確認しましょう。

 

間違い振込のお金を受け取った場合はどうしたらいい?

組み戻し手続きは拒否することができるっていうことは、拒否してしまえばその間違ったお金は自分の物になる?と思われるかもしれませんがそれは違います。

返金に応じないと窃盗罪や詐欺罪に問われることも

法律的に、誤振込で受け取ったお金については「不当利得」となり返還する義務を負っています。銀行から組み戻しについての依頼を受けた時点で、誤入金であることを知らなかったという理屈は通りません。

振込をした人が訴訟(不当利得による返還請求)を求めてくる可能性があります。

また、銀行預金内に入金されているだけの状態なら刑事上の責任はありませんが、ATMや窓口でお金を引き出すと(使ってしまうと)、窃盗罪詐欺罪として刑事罰の対象となる判例がでております。

間違って振込を受けた方も手続きなど多少面倒なこともあるでしょうが、ぜひ協力してあげてください。

直接の返金はやめておいた方が良い。必ず組み戻しを利用しよう

送金ミスの場合で相手から直接返金してほしいというような連絡が来た場合はご注意ください。

過去のトラブル事例として振り込め詐欺のグループがあなたの口座に被害者から送金させて、それを「間違えた送金した」から現金で返してほしい、お礼はするというような形で現金の授受をしたというケースがあります。

被害者→送金された人→加害者

へとお金が渡ったわけですね。送金された人は勝手に口座を使われただけなのに、実質的には振り込め詐欺の出し子になってしまったような形でトラブル被害にあったようです。

組み戻しというのは振込間違いを銀行が間に入って確実に行ってくれる手続きなので直接の返金には応じず、組み戻しで対応してもらうようにするのが良いです。

以上、銀行振込で振込先を間違えた時の返金手続きの流れでした。

ABOUT ME
ふかちゃん
マネーライフハックの編集長 兼 管理人です。節約やマネー術などについての情報発信を2004年から続けています。
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