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ホテルや旅館予約のキャンセル料の仕組み。支払い義務や払わないどうなるかのまとめ

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERAホテルや旅館などの予約する時にはキャンセルポリシーなるものが定められていることがあります。たとえば、当日のキャンセルや連絡なしのキャンセルは100%、3日前までなら50%、7日前までなら10%といった具合で一定のキャンセル料を支払うことが契約に定められているという内容です。

当然ですが、そうしたキャンセルポリシーを確認した上で予約をしているわけですから、こちらの都合でキャンセルするのであればキャンセル料の支払いは必要になるでしょう。その一方でこちら都合でキャンセルしたのにキャンセル料を請求されなかったというお話も耳にします。今回は、あるホテルグループのキャンセル料等に関する部署で働いている方にお話を伺うことができたので、ホテルや旅館のキャンセル料の仕組みや実態についてまとめていきます。

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キャンセル料はホテルや旅館側からすれば払ってほしい

ホテルや旅館との宿泊予約は冒頭にも書いたとおり「契約」です。
宿泊施設も、お客様から予約があると部屋を確保しておく必要もるため、突然のキャンセルにより急な空室がでて、本来なら予約が入ったかもしれない部屋が空室になる機会損失になります。

また、旅館などなら食材の仕入れなども行います。数日前ならまだしも前日等のケースだと食材ロスのリスクも高まります。

こうしたことから、ホテルや旅館としてはキャンセル料はもらえるのであればもらいたいというのが本音といえます。その一方で払ってもらえないという状況も大きいようです。

 

心情的に請求しづらいケースもある

たとえば、お子様が急に熱を出して旅行が取りやめになった。飛行機が欠航になってそもそも現地にいけない。身内に不幸があった。このような理由でキャンセルになるときに、それに配慮が必要で請求できないケース。あるいは請求しても客側から逆切れされるようなケースも多いそうです。

 

そもそも請求先がわからない

ホテルや旅館の予約は名前と電話番号のみということもあります。住所なども確認するケースもありますが、いちいち身分証明書で本人確認をするということもありませんので、それが本当かどうかを確かめるすべはありません。

ホテルとしても悪質なケース(連絡なしの不泊)などの場合にはキャンセル料の請求書を送るケースもあるそうですが、そもそもそうした悪質なキャンセルをするような人は登録している住所自体が嘘というケースも多いそうで請求したくてもできないというケースもあるようです。

 

悪質なケースはホテルも強気で請求する

たとえば、複数の部屋を確保しておきながら直前にキャンセルをする。別に本当は泊まりたいホテルがあって、そちらが取れたからキャンセルするというような場合には強気に請求するケースも多いようです。

 

申込金を事前に支払っている場合はキャンセル料を取られやすい

ツアーを利用している場合や厳格なホテルや旅館などは予約時に申込金を前受けしているところがあります。そうしたケースでは約款(契約)に従ってキャンセルがあった場合にはキャンセル料を差し引いて戻す(返金する)というケースが多いようです。
現金による申込金でなくても、クレジットカードによる事前決済も同様ですね。この場合もホテル側はカード会社を通じてキャンセル料を請求できるような仕組みになっています。

直近では2016年3月にディズニーホテルが申込金を徴収するようになっています。これはキャンセル対策ということのほか、特定ユーザーによる過剰な重複予約を排除するという意味合いもあるようです。

 

楽天トラベルやじゃらんネットなどで予約した時のキャンセル料はどうなる?

楽天トラベルやじゃらんネットなどの旅行ポータルサイトでの宿予約の場合も、キャンセル料はポータルサイト経由ではなくホテルや旅館などからの直接請求となります。現金決済(現地決済)などを選択している場合はホテルからの直接請求となります。

一方で、楽天トラベルの場合「クレジットカード事前決済」、じゃらんネットの場合「オンラインカード決済」の場合は事前決済という扱いになるので、予約時点でカード決済が行われ、キャンセルをした場合は所定のキャンセル料を差し引いた金額が戻されるという流れが一般的です。

 

キャンセル料を請求されたけど払わないとどうなる?

キャンセル料の請求については契約で定めてそれに同意した以上、請求された場合は正規の請求となります。いくら現実には請求されないケースもあるとは言え、ホテルや旅館側が請求をしてきたときに払わないという選択肢はあまり好ましいものではないでしょう。

一方で、残念ながらキャンセル料を支払わずに踏み倒すという方も多いのが現実のようです。キャンセル料は通常(1室分)だと数千円~一万円程度の料金になることが多く、訴訟などを起こすほどの手間は……と考える施設も多いようです。

 

訴訟になる場合は民事訴訟

仮に請求を無視し続けてホテル側が訴訟となった場合は、民事です。警察が介入するようなお話ではなく、裁判を通じて当事者同士で争うという形になります。実際に裁判となった場合には当然ホテル側が有利となります。
60万円以下となるでしょうから、1日で判決が出る少額裁判となるでしょう。

ただし、訴訟となる場合は、裁判所からの特別送達が自宅に送られてきて、裁判となります。裁判となった場合はホテル側の言い分が認められるでしょうが、それでも支払いを拒否したら財産調査・差し押さえなどをしなければなりません。

正直言って、かなり手間がかかります。

 

だからといってキャンセル料は踏み倒おして良いという話じゃない

このブログでは色々なお金に関して「得」をすることができるような記事を多数配信しています。その一方で支払うべきものは支払うべきだと思っています。

実際にはサービス受けないんだから払う必要はないだろうというのは、客側にしかたっていない理屈で、最初の方に書いたように宿泊施設側には機会損失も生じているし、食材等の準備にともなう損失も発生しています。

キャンセル料なんてどうせ請求されないし、請求されたって踏み倒せばいいや!なんてみんなが考えるようになってしまえば、どうなるでしょうか?

ホテルは今後、予約を受けるときは必ず前受け金やクレジットカードによる事前決済をしないと受け付けない。ビジネスホテルは到着時間を1分でも過ぎたら自動キャンセル。宿泊客の身元確認の徹底と。

といったように不便な世の中になるかもしれません。

 

予約は相互の信頼関係に基づくもの

まず大切なのはキャンセルをしないでいいように、しっかりと予定を立てたうえで予約すること。あるいは候補を後で絞るために複数のホテルを抑えておくという場合でもキャンセル料が発生する前にキャンセルをするというのは常識といえます。

ちなみに、私も過去に2回だけホテルを直近のタイミングでキャンセルしたことがあります。
その時は両方ともキャンセル料はお支払いすると、こちらから申し上げました。1件は丁寧に今回は結構です。また泊まりに来てくださいという対応で、もう1件は口座振り込みを案内され支払いました。

後日キャンセル料を支払ったホテル側から丁寧なお手紙と地元の特産品を送っていただき、心遣いに大変感動したことを覚えています。

以上、ホテルや旅館予約のキャンセル料の仕組み。支払い義務や払わないどうなるかをまとめてみました。

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