住信SBIネット銀行は2016年1月より新制度「スマートプログラム」を導入しました。このスマートプログラムとは、これまで一律だった利用者に対するサービス内容を、銀行の利用状況に合わせて変更させるというものです。
預金残高やサービスの利用状況などに合わせてATMの無料利用回数や振り込み手数料の無料回数などが変わってくるというものです。
預金残高が少ない方にとっては改悪となりそうですが、利用状況によってはスマプロポイントが貯まるケースもあり、条件を満たせる方にとってはプラスの面もあります。
なお、2021年4月から大きくスマートプログラムの条件等が変わります。
スマートプログラムの概要
住信SBIネット銀行スマートプログラムは、利用者の利用状況に合わせて1〜4までのランク付けを行い、ランクに応じてサービス特典(振り込み手数料の無料回数やコンビニATMの無料利用回数)が変わるというものです。
上記のようにランクが上がるほど、無料で利用できるATM利用回数や振込手数料無料回数が増えます。
ちなみに変更前は2021年3月31日まで、変更後は2021年4月1日~となります。
ランク条件について解説
それぞれのランクの条件は以下のようになっています。
大きく変わりまして、ランク2までは「スマート認証NEO」を利用すれば全員が対象となりました。つまり、設定さえすれば
- ATM5回無料
- 他行振込手数料5回無料
の特典が得られるわけです。これはむしろ改善といえそうです(従来は預金残高等の条件が必要でした)。
スマートプログラムの攻略方法と手軽にランクを達成する方法
ランク3以上はスマート認証NEOの設定に加えて住信SBIネット銀行が提供している様々なサービスを利用しているかどうかで判定されます。
- 預金残高300万円以上
- 住宅ローン利用
- ロボアド100万円以上運用
- A条件を3つ以上達成
となります。でA条件というのは以下のようになっています。
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- 仕組預金の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- BIG・toto購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上
- 純金積立の月末時点でご契約あり
- 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
- 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
- カードローンの月末残高あり(50万円以上ならカウント2つ分)
- デビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
- ミライノ カード(クレジットカード)の引き落としがある(1ランク~2ランクアップ)
- JAL Global WALLETのチャージがある(1万円:1点、3万円:2点)
となっています。この中から3点以上を満たせばランク3になれます。
達成の基準が厳しくない物としては「外貨預金(普通・定期)の月末残高あり」と「SBIハイブリッド預金の月末残高あり」「純金積立」の3つです。
これだけでランク3は確定できます。詳しく見ていきましょう。
外貨預金は1ドル買っておけばOK
外貨預金の残高があればいいので、たとえば1ドルだけでもいいので外貨預金をしておけばいいわけです。1ドルなら110円くらいなのでATM手数料1回分くらいです。
ちなみに、住信SBIネット銀行では外貨預金に「南アフリカランド」があります。こちらは2017年8月の為替レートは1ランド=8円ちょっとくらいなので、南アフリカランドにしておけば8円ちょっとの支払いで条件を達成できるということになります。
SBIハイブリッド預金はSBI証券に口座があればコストゼロで達成可能
SBIハイブリッド預金は住信SBIネット銀行とSBI証券(証券会社)の資金共有サービスです。住信SBIネット銀行の預金の内、ハイブリッド預金に指定した分はSBI証券で株の売買等に充てることができるようになります。
SBI証券に口座は必要ですが、ハイブリッド預金は1円単位で設定できるので1円だけでもハイブリッド預金に振り替えておけば条件達成となります。
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純金積立は1度契約してそのまま停止していても大丈夫
住信SBIネット銀行で実施できる「純金積立サービス」の利用についても条件は簡単です。最低積立金額は1,000円(+手数料25円)ですが、初回だけ積み立てをして、そのあとは「積み立て停止」をしておいてもランク算定の対象(契約あり)にはなります。
最高のランク4を目指すには?
最高ランクの4を目指すには以下の条件が必要です。
- 外貨預金+仕組み預金500万円以上
- 外貨預金+仕組み預金300万円以上+住宅ローンあり
- B条件を満たす
1、2はハードル高すぎです。
なので3のB条件を満たすというのを中心に考えましょう。
B条件というのはいわゆるクレジットカードやデビットカードの契約になります。
- ミライノカードGOLD
- ミライノカードPLATINUM
- ミライノカードTravelers Gold
- ミライノデビットPLATINUM
※クレジットカードの場合は引き落とし口座を住信SBIネット銀行口座に設定する必要アリです。
いずれも年会費の必要なクレジットカード、デビットカードになります。
ミライノ カードは住信SBIネット銀行が2017年11月より発行を開始したクレジットカードです。
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一番手軽なのはミライノ カードGold(ゴールドカード・年会費3,300円)で達成できます。これでランク4になります。
年会費については実は「JCBカードのスマリボは休眠カード・死蔵カードの年会費節約に効果的」でも紹介しているようにJCBのスマリボをうまく活用すれば実質無料化できます。
これを利用すればゼロコストで住信SBIネット銀行のスマートプログラムを最高ランクとすることができます。
スマートプログラムはサービス利用でポイントが貯まる
住信SBIネット銀行のスマートプログラムは2017年、2018年に大きく改善されました。
その一つが「ポイント対象サービスの利用で毎月ポイントが貯まるようになる」ということです。
- 給与・年金の受け取りまたは定額自動入金サービス利用で毎月30ポイント
- 口座振替(引き落とし)が1件以上あれば毎月5ポイント
- 外貨積立(毎月1万円以上)で10ポイント
- 純金積立(毎月5000円以上)で10ポイント
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が300万円以上で100ポイント
- ミライノ カード(JCB)の月内引落金額合計5万円以上で100ポイント
となっております。特に利用簡単なのは(1)と(2)ですね。特に(1)の給与振り込みは手軽に毎月30ポイント(年360円相当)がもらえます。近年の預金金利の低さを考えるとポイントは結構お得ですね。
ただ、こちらは「定額自動入金」でもポイントがもらえます。給与振込でポイントや特典が付く銀行は他にもあるので、これを併用してしまいましょう。
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- 別の銀行で給与振り込みをしてもらいポイントをもらう
- その銀行を対象に住信SBIネット銀行で「定額自動入金」を設定
少し手間かもしれませんが、こうしておけば、ポイントの二重取りが可能となります。
口座振替も設定だけでOKなので光熱費とかの振替を一件でいいので設定しておけばよいでしょう。
直近のネット銀行の動向をみると、無条件に一律のサービスを提供するというのではなく、その銀行をたくさん使っている人に対しては手厚くするようになってきています。
そのため、各銀行のサービス内容などを確認したうえで、より優遇されたサービスを受けられる銀行をメインバンクにして使うという方法のほうが賢いかもしれませんね。
以上、住信SBIネット銀行のスマートプログラムの内容と活用方法についてまとめてみました。
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