クラウドソーシングとは、不特定多数の人に仕事を依頼するという新しい仕事のやり方です。インターネットやパソコン(スマートフォン)の普及によって、インターネットを通じて仕事をするということが容易になりました。
概念自体は真新しいものではなく、アウトソーシング(外部委託)の一つの形態にすぎません。インターネットによってそれが“専門業者”から“広く一般”に広がったというものですね。
クラウドソーシングも広く利用されるようになり、副業や副収入、あるいはお小遣い稼ぎレベルの仕事から、高い専門性が要求される仕事まで幅広く存在してます。
今回はそんなクラウドソーシングについて“仕事をする側(受託する側)”にたって、仕事の受け方や収入の増やし方、クラウドソーシングサイトの選び方まで分かりやすく紹介していきます。
副業・副収入レベルから専門家としての仕事まで様々
クラウドソーシングにおいて依頼される仕事というのは実に様々です。
作業レベルのお仕事から、高度な専門性や知識が求められる企画や開発、コンサルに近いようなお仕事まで依頼されています。
もちろん、専門性が高い仕事ほど、お仕事の単価も高くなるのが一般的です。逆に、作業のような仕事だと、よほど手際よくやらないとアルバイトの最低賃金以下しか稼げないというケースもあります。
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上記の記事でも紹介しましたが、今はインターネットを利用していろいろとお仕事(副業)ができるようになりました。上手に活用したいところですね。
クラウドソーシングで仕事を受託するメリット
まずはメリットを考えてみましょう。
- 自分のペースで仕事ができる
- 専門性を活かして仕事ができる
- ニッチな専門性でもお金にできる(ことがある)
- 独立のための一歩になる
こういったところでしょうか?
自分のペースで仕事ができるので副業や子育て中にも
クラウドソーシングは基本的に自分で仕事を選べます。また、基本的には制作物を納品するのが仕事なので、プロセスが問われることはありません。
なので、自分の空いた時間で好きに仕事ができるというのは大きなメリットといえるでしょう。
- サラリーマンをしながら夜の空いた時間に副業として仕事をする
- 子育て中のママが子どもが昼寝している時間、学校に行っている間に仕事をする
といったようなことができるわけです。ライフワークバランスを重視した働き方ができるわけです。
専門性を活かして仕事ができる
クラウドソーシングで仕事、副業をするときは自分の専門性を活かすことが重要です。
作業レベルのお仕事であれば正直言って、バイトレベルにはなるかもしれませんが、それ以上は難しいです。仕事を発注する側も自社の社員(アルバイト)でできるレベルなら社内でやってしまうからです。
逆に、自分の強みを持っている人についてはクラウドソーシングでも強いです。
- 語学
- システム開発、プログラム
- デザイン
- 設計
- 音楽
などの分野で専門的な知識や経験、スキルがあるのであれば副業として本業(仕事)としても収入アップにつながるはずです。
ニッチな専門性でもお金にできる(ことがある)
インターネットを通じて仕事受託できる、委託できるというのがクラウドソーシングの大きな特徴です。そのため、かなりニッチな専門性であってもそれが必要とされる機会があるというのも強みです。
たとえば、スワヒリ語が話せるからといって日常のリアルでそれが仕事につながることはあまりないでしょうが、世の中ではニッチでもそれが必要な人もいます。それがマッチすれば高単価でのお仕事ができる可能性があります。
独立のための一歩になる
もしもあなたが、何らかの技術やスキルを持っており、それで独立・開業を考えているのであれば、クラウドソーシングはその一歩につながる可能性があります。
専門分野の仕事をすることで、自分自身のスキルアップにもつながります。
また、多くのクラウドソーシングサイトには評価制度もあるため、クラウドソーシングを通じて仕事をしてそれが評価されれば、こちらから応募しなくてもクライアントのほうから仕事を依頼されることもあります。
そうなってくれば、あなたの実力は認められたようなものです。
クラウドソーシングのデメリットや注意点
続いて、デメリットや注意点をあげてみます。
- 雑用レベルの仕事だと収益性は低い
- クソみたいな発注をするモンスタークライアントがいる
雑用レベルの仕事だと収益性は低い
クラウドソーシングにおける仕事の中にはまさに雑用に近い仕事もあります。“タスク”などと呼ばれることが多いこの仕事は、1文字0.5円でライターをしてもらう、商品を使うモニターになってもらうといったようなものが多いです。
こうした仕事だとクライアントとのやり取りの時間なども含めて考えるとアルバイトの時給レベル(あるいはそれ以下)になってしまうことも少なくありません。
クラウドソーシングの場合、自宅で空き時間で作業ができるわけなので、アルバイトレベルでも収入になるならいいや。と思う方も多いかもしれませんが、それ一本で食べていくというのは難しいでしょう。
クソみたいな発注をするモンスタークライアントがいる
クラウドソーシングでは値付けは自由です。
中にはそんな無茶なことを、そんな値段で発注するの?という仕事に応募が集まっているケースも見受けられます。
クラウドソーシングは仕事をする人が様々であるように、仕事を依頼する側も様々です。良識ある発注者もいれば、非常識なクライアントもいます。
クラウドソーシングサイトの選び方
クラウドソーシングサイトは色々なサイトがあります。仕事を受託する側からすると候補となる案件が多いほどいいわけなので、複数サイトに登録しておくほうが良いです。ただし、専門性を持ちたいというのであれば、“評価”が重要になってくるので、一つ、二つのサイトで集中的に仕事を受けるほうが将来的には良いかもしれません。
タスク系(お手軽系)を重視するなら数が大切ですね。
クラウドワークス
案件の数も多く、メディア露出も多いサイトとなっています。クラウドソーシングをするなら外せないサイトです。専門性の高い案件からタスク案件と呼ばれる簡単な仕事も豊富です。
2011年創業の会社ですが、すでに上場しており注目度の高いサービスです。プロフィールページで専門性をPRすることもできるので専門性のあるスキルをお持ちの方は有利です。
また、タスクと呼ばれる簡単な作業案件も多数ありますので、初心者からプロまで活用できるクラウドソーシングサイトです。
ランサーズ
日本のクラウドソーシングの先駆けとなった会社です。クラウドワークスと並び豊富な案件と実績があります。案件数と登録者数が多いため、仕事がマッチングしやすく好循環が起きているサービスとなっています。
案件数ベースだと今はクラウドワークスに少し劣っている感じがありますが、それでもクラウドワークス、ランサーズの2サービスは外せないところでしょう。
Bizseek
Bizseek(ビズジーク)は上記のクラウドワークス、ランサーズと比較すると案件数は少なめです。サイトによる中抜き手数料が抑えられているのが特徴です。以前は実名制を売りにしていましたが、現在は匿名でも登録できるようになり、大きな特徴はなくなりました。
案件も上位2サービスと比較すると少なめではありますが、仕事の数をこなしたい方にはおすすめです。
以上、クラウドソーシング初心者が知っておきたい仕事の受け方と収入、サイト選びのコツについて紹介しました。
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