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ソーシャルレンディング運用とその危険性。おすすめしない3つの理由

2017/03/24最終更新   webサービス クラウドファンディング

ソーシャルレンディングというのは、インターネットを利用してお金を借りたい人(ボロワー)と、お金を貸したい人(レンダー)を結びつける仲介サービスのことです。

一般的に個人向けにソーシャルレンディングという場合はお金の出し手(ボロワー)となって、事業資金等を貸して、その代わりに金利などのリターンを得ませんか?という内容になっています。

ソーシャルレンディングの募集サイトなどで募集されている案件はどれも比較的金利が高めに見えます。マイナス金利時代の現状を考えると魅力的な運用先と映るかもしれません。

今回はそんなソーシャルレンディングの基本やメリット、デメリット、リスクなどについて詳しくまとめていきたいと思います。

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ソーシャルレンディングとは

欧米ではP2Pレンディング(Peer-to-peer lending)と呼ばれることもあります。

銀行を通すことなく、お金を借りたい人と貸したい人(投資したい人)とをWEBを通じてマッチングするサービスです。

一時期は個人対個人の融資サービスが行われていた時期もありましたが、2017年現在のサービス状況では個人が法人・事業者に対して融資をするというスタイルが一般的です。

 

ソーシャルレンディングはラウドファンディングの一種

クラウドファンディングという言葉を聞いたことがあるかもしれません。クラウドファンディングとは不特定多数の人がインターネットを通じてお金などで協力をすることです。クラウドファンディングには様々な種類があります。

1)特定の商品の開発を支援する(購入型)
2)特定の活動を金銭的に支援する(寄付型)
3)金銭的なリターンを狙う支援(投資型・貸付型)

ソーシャルレンディングという場合はクラウドファンディングの(3)である金銭的なリターンを狙いお金を出すという事にあたります。貸付型クラウドファンディング、投資型クラウドファンディングなどとも呼ばれます。

 

ソーシャルレンディングの仕組み

日本においては法的な問題もあり、ソーシャルレンディングでは匿名組合契約というものを利用した方法が中心です。

匿名組合とは、貸し手は借り手に対して直接お金を貸すのではなく、ソーシャルレンディング事業者(匿名組合)に出資をします。そしてその匿名組合が借り手にお金を貸し、借り手は金利などを匿名組合に支払い、匿名組合が貸し手に元金や利息を返済するという形になっています。

 

ソーシャルレンディングのメリット

貸し手としてお金を出す側にとってのメリットを考えてみましょう。最大のメリットは高いリターンです。マイナス金利の現状は銀行に預金(定期預金)として預けていてもほとんど金利は付きません。

一方のソーシャルレンディングであれば、預金しておくよりは高い利回りが付くケースが多いです。低金利で運用先がないという資金には好都合といえます。

 

リターンが高い

たとえば最大利回り14.5%といったように高い利回りをウリにしている案件もあります。確かに10%を超える利回りというのは、現状ではかなり高いリターンといえそうです。

 

応援したい事業を支援できる

ソーシャルレンディングでは、自分が応援したいと思っている事業に自分自身がリスクマネーを供給することにより応援できるという側面もあります。
こんな志や夢がある、社会をこうしたいと思っている事業があるけど、資金がないからできない、銀行もお金を貸してくれないという夢にあなたが手助けをすることができます。

ただし、昨今のソーシャルレンディングを案件を見ると大半が不動産投資か太陽光発電システム関連が大半でそんな夢を支援するといった話はなさそうですけど。

 

ソーシャルレンディングをお勧めしない3つの理由

ソーシャルレンディングは特定の事業者に対してお金を貸すサービスです。ソーシャルレンディングのサービス会社が間に入りますが、リスクを負うのはすべて出資者となります。

しかも、特定組合という性質上、出資者であるあなたが組合に対して口を出すことはできませんし、借り手に対してどうこう言うこともできません。

 

(1)貸し倒れリスク・デフォルトリスクが高い(と予想される)

貸し倒れ・デフォルト(債務不履行)というのは、要するに借りた金が返せないということです。ソーシャルレンディングのサービスでも融資先が貸し倒れとなっているケースはあります。

ソーシャルレンディングは途中でも書きましたが「銀行が融資しない案件」が中心となっています。昨今のマイナス金利政策において銀行の融資姿勢もかなり積極的になっているにも関わらずです……。

 

実はメチャクチャハイリスクな投資(融資)である可能性

世の中にフリーランチ(ただ飯)はありません。
メリットのところで挙げた最大14.5%のリターンなどというのであれば、借り手は14.5%以上(間に入っているサービス事業者の取り分を入れたらもっと)の利息を支払っているわけです。

なぜ?と考える必要があります。これほどの高い利息を要求されるというのはそれあけ高いリスクがあるからです。

 

(2)匿名組合という仕組み上、投資家はリスク判断できない

ソーシャルレンディングは匿名組合という仕組み上、投資家(資金の出し手)は投資先の情報を詳しく知ることができません。
判断はすべてソーシャルレンディング事業者にゆだねることになります。

一方の株式投資のケースを考えてください。上場企業は情報を開示する義務がああります。ソーシャルレンディングでは○○というビジネスをしている会社に融資します。といった書き方くらいになっており、投資先のリスクを自分自身で判断することができません。

それだって、本当にそうしているかは外部からは見ることができないわけです。

 

(3)運用会社自身のリスクもある

さらに運用会社のリスクもあります。前述の通り匿名組合を通じて融資を行っているため、運用会社に万が一があった場合でも投資家が融資先に返済を求めることはできません。ルールにのっとり運用会社を通じてとなってしまいます。

万が一、運用会社が不正を行っていたような場合の対応が不安です。

たとえばクラウドバンクというソーシャルレンディングサービスは平成25年12月10日~平成27年2月24日まで投資資金の分別管理を適切に行っていなかったとして処分されています。

(2017年3月追記)
「みんなのクレジット」というソーシャルレンディングサービスは2017年3月、集めた資金を融資先として説明したところではなく、自社グループに融資をしていたとして、証券取引等監視委員会が金融庁に行政処分勧告を行う方針とのこと。

このみんなのクレジット問題は、匿名組合のリスクと運用会社のリスクがまざったケースですね。これでソーシャルレンディングの信用は地に落ちたといっても過言ではなく、現状の制度(匿名組合活用)では限界にきているといえると思います。

 

それでもソーシャルレンディングを利用したい場合

それでもソーシャルレンディングを使って投資をしたいという場合は、以下の鉄則を忘れないでください。

 

鉄則1)融資額はごく少額にし、分散する

ソーシャルレンディングによる融資はリスクの高い運用だと理解すべきです。間違いなくローリスクの運用ではありません。それは分配される金利自体が物語っています。

なので、サービスを利用する場合は失っても構わないと思える金額の範囲内で、かつ融資先は複数に分散するようにしましょう。

 

鉄則2)出資するソーシャルレンディング事業者の信用力を重視

前述の通り、ソーシャルレンディングは匿名組合を利用して運用するという特性上、投資家の出資が見えにくい以上、素性や管理体制がしっかりしている事業者を通じて投資をするのは基本といえます。

 

まとめ。クラウドファンディング自体を否定はしない

クラウドファンディングというのは意義のある行為、あるいは自分が欲しいと思えるような商品の開発費(リスクマネー)をインターネットを通じて供給するという意味で非常に面白いサービスだと思っています。

その一方で現在のソーシャルレンディングと呼ばれる融資型・出資型については、夢や理想を実現するために支援するといった、理想は今の日本のソーシャルレンディングには見当たりません。

そうなってくると、ソーシャルレンディングは自分自身の資産運用として価値があるかどうか?という判断しかありません。

株式投資や債券投資、投資信託への投資などと比較すると、現在のソーシャルレンディングというサービスは現段階ではこうした投資や運用手段と比べて、あえて選択するというだけのメリットが無いように感じます。

もちろん、将来的には法整備、管理体制、情報開示などが整い、変わってくることもあるかもしれませんし、そうなることを期待しています。

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