ビジネスカード・法人カード PR

税金のクレジットカード払いにお勧めのカード比較、還元率やマイル活用術

記事内にプロモーションを含む場合があります

2017年1月より、国税(所得税や消費税、法人税など)の支払いのためにクレジットカードが利用できるようになりました。クレジットカード払いができるということはその分“ポイントが貯まる”ということになりますよね。

その一方で、通常のお買い物時のクレジットカード払いと違う点が一つあります。それは『手数料が発生する』という点です。支払いによる手数料はおよそ0.82%です。国税のクレカ払いをするときには、その手数料を考慮したうえで、カード払いをするのがお得なのか、それとも現金払いをするのがお得なのかということを考える必要があるわけです。

今回は、国税のクレジットカード払いお勧めできるクレジットカードとその支払い方法、ポイント活用術を紹介していきます。

2017年1月より税金のクレジットカード払いが可能に

2017年1月より国税(所得税、法人税、消費税、相続税、贈与税など)がクレジットカードによる納付が可能になりました。そのことについては制度がスタートしたときに以下のように記事にしました。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/diary/7288″]

今回は、実際にクレジットカードで税金を払うというときに、どんなカードを選ぶようにすればいいのか?ということを中心に検証していきます。

 

ネックはやはり0.82%分の手数料。これをペイできるか?

税金のクレジットカード払いは実質的に0.82%のカード手数料が納税者(納付者)負担となります。クレカ払いをするかどうか、どのカードで支払うか、という部分はこの手数料をどのように考えるかというところが大きいです。

クレジットカードのポイント還元率は一般的に0.5%~1.2%くらいとなっています。0.82%を超える還元率のクレジットカードなら単純にお得ということになりますね。

 

個人のクレジットカードでの納付なら高還元のクレカでOK

実際に1%を超えるポイント還元率のクレジットカードは多いです。年会費無料のクレジットカードでもリクルートカード(1.2%)、楽天カード(1.0%)のように、0.82%を超えるクレジットカードは多いです。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/5662″]

たとえば、個人の株の売買益に対する所得税、あるいは相続税の納付などが必要な時には個人のクレジットカードを上手に使えば、ポイント還元率と手数料率の差分は得をすることができますよ。

 

ビジネスカードだと0.82%超のポイント還元は少し厳しいかも……

 

一方で、法人税や個人事業主の所得税などの場合、通常なビジネスカード(法人用のクレジットカード)を使って決済(納付)することになります。法人用のクレジットカードはそもそもポイント還元率が底まで高いカードはあまりありません。実質的には0.5~0.8%くらいのカードが多いのが現状といえそうです。

 

手数料は経費(必要経費・損金)にすることができる

一方で、税金を支払う際のクレジットカード手数料の0.82%分は法人なら損金、個人事業主なら必要経費となります。払って手数料分は翌年の税金計算の際の経費にできてしまうわけです。

仮に、税率を30%とすれば、払った手数料の30%分の来年度の税金が安くなることになります。

仮に300万円の所得税を納付。手数料は24,600円です。来年度はこの24,600円が必要経費(損金)になるので7,380円分の税金が来年安くなります。ここまで考えると実際に払う手数料は「手数料率×(1-実効税率)」ということになりますね。仮に30%とすれば『0.82%×0.7=0.574%』になります。

こう考えると、手数料を考えてもクレジットカード払いのポイント分でペイできそうな気がしませんか?

 

税金のクレジットカード払いにお勧めのクレジットカード(法人カード)

ここまで踏まえたうえで、実際に税金(国税)をクレジットカード払いするときのおすすめのカード(ビジネスカード・法人カード)を紹介していきます。

 

セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカード

年会費:2万円(税別) ※年200万円以上の利用で半額

JALマイルを貯めたい方にとって最大級にお得

法人や個人事業主のクレジットカードとして税金払いにもっとも最適といえるのが、このセゾンプラチナアメックスではないかと思います。年会費2万円ですが、年間の支払い金額200万円で年会費は1万円に減額されます。国税払い(税金払い)もその金額に含まれますから、こうした点からの国税(税金)払いにメリットのあるクレジットカードとなっています。

ポイント還元は、通常セゾンカードの永久不滅ポイントですが、セゾンプラチナは『セゾンマイルクラブ』に無料で加入できるようになり、1000円あたり10JALマイルと交換できます。さらに2000円ごとに1ポイント(永久不滅ポイント)も貯まりますので、その分も考慮して1%のJALマイル+0.25%相当の永久不滅ポイントがもらえます。

永久不滅ポイントは50%のレートでJALマイルと交換できるので、すべてJALマイルにすれば1.125%相当となります。この還元率は本家JALカードよりもレートが高くなります。1マイル2円とすれば2.25%相当の実質的な還元率で0.84%という手数料を圧倒的なお得度でペイできます。

ちなみに、JALマイル以外だとポイント還元率は0.5%程度となりますので、あくまでもJALマイルを貯めたいという方向けです。

ちなみに、仮に200万円分の税金をセゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカードで決済すればおよそ22500マイルが貯まる計算です。近距離の国内線なら2往復分、海外でもグアム往復分くらいのマイルになります。

JALマイルを貯めたくてお得な法人カードを探しているなら一番お勧めできるカードです。ちなみに、プラチナカードではありますが、直接申し込みが可能です。

>>セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカード公式ホームページ

 

ラグジュアリーカードブラック

年会費:10万円(税別)

年150万円以上決済ならポイント還元率1.0%で旨味。ラグジュアリーカードの高品質のサービスが利用したい方向け

金属製クレジットカードのラグジュアリーカード。法人用(ビジネス用)にも発行が可能です。
ポイント還元率は通常0.5%ですが、利用金額に応じてボーナスがあります。国税のカード払いで150万円以上を支払えばポイント還元率は1.0%にまでアップします。

還元率的にはナイスですが、年会費が10万円(税別)とお高めです。税金の支払い専用にクレジットカードを考えているというのであれば向いていませんが、ラグジュアリーカード自体は年会費が高いだけあって高品質なサービスに魅力を感じているなら利用価値はあると思います。

  • コンシェルジュサービス
  • グルメ系の優待
  • ホテル優待、特典

こうしたサービスを利用するというのであれば税金の支払い用にも最適かもしれません。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/creditcard/card-index/14574″]

>>ラグジュアリーカード(ブラック)公式ホームページ

 

アメリカンエキスプレス・ビジネスゴールド

年会費:31,000円(税別)

ポイント還元の半減(200円→1ポイント化)で魅力も半減

法人用、個人事業主用のクレジットカードとして人気が高く、普及度も高い一枚です。

ただし、国税払いについては通常の100円あたり1ポイントが、200円あたり1ポイントと通常の半分の還元率になっています。

メンバーシップ・リワード・プラス※に加入しているケースでは、1ポイント=1マイルと各航空会社のマイルと交換可能になっていますので、マイルの価値を1マイル=2円以上とみているなら交換の価値があります。
※年間3000円+税の年会費を払うことでポイント交換のレートがよくなるサービス

マイルとの交換を考えているケースであればアメックスビジネスでの決済でもややお得度を感じることはできるかもしれませんが、その他の用途で考えているなら微妙な判断となりそうです。

アメックスプラチナ(ビジネス)のインビテーションが欲しいという方の実績づくりとしてはいいかもしれませんけど……。

>>アメリカンエキスプレス・ビジネスゴールド公式ホームページ

 

まとめ。手数料は高めだけど、ペイ可能なクレジットカードもある

税金・国税のクレジットカード払いについては、手数料はやや高めですが、航空会社のマイルとの交換なども選択肢に含めれば支払いメリットがあるクレジットカードもあります。

手数料(0.82%)との差はわずかになるかもしれませんが、納付額が大きな方・法人であればその分だけもらえるポイントも大きくなります。上手に活用して、税金でもポイントをゲットしましょう。

 

以上、税金のクレジットカード払いにお勧めのカードを比較してみました。