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子育て支援パスポートの活用術。お店で割引や優待などが受けられる無料の会員サービス。

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子育て支援パスポート事業は各都道府県が行っている子育て世帯に対する支援事業の一つで、各都道府県が専用のパスポートを発行し、連携しているお店などで割引や優待サービス受けることができるサービスとなっています。

利用できるのは18歳未満の子どもがいる世帯となっており、対象者はお住まいの都道府県の運営している子育て支援パスポート(名称は多少自治体で異なる)に登録することで無料で利用することができます。これまでは各都道府県が各々実施してきましたが、平成28年以降は全経共通展開が進められ、子育て支援パスポートが都道府県を超えて利用できるようになりました。

今回はそんな子育て支援パスポートの仕組みや活用方法、利用するまでの手順などをわかりやすくまとめていきます。

子育て支援パスポート事業とは何か?

子育て支援パスポート事業とは、子育て世帯にやさしい社会を実現するために、国・地方自治体・企業(店舗)が連携して、子どもがいる家庭に、各種割引・優待サービス・外出サポートを提供する事業です。

単純にパスポート保有者に対して割引をするといった内容ではなく、子育て世帯にとって嬉しいサービスをおこなってくれる事業者(店舗)を増やすといった取り組みもあります。そのため、

  • 授乳やおむつ交換場所の提供
  • ミルクのお湯の提供
  • トイレにベビーキープの設置
  • キッズスペースの設置
  • ベビーカーの入店可能化

上記のようなサービスは子育て支援パスポート保有者だけに提供されるものではありません。

その一方で、子育て支援パスポート保有者だけに対して割引や優遇サービスを行うケースもあります。たとえば、パスポートの提示で10%割引、入場料100円引き、○○のプレゼント、お子様のジュース無料などといった具合です。この子育て支援パスポートの加盟店は比較的緩い基準で登録できるようなので、パスポート保有者に対してすごく魅力的なサービスが用意されているケースもあれば、特に何もないようなお店もあります。

ただし、持っていて損があるものではないですし、自治体をまたいでの利用もできるようになったので、18歳未満の子供がいあるご家庭なら作っておいて損はないと思います。無料ですし。

実は意外と役立つ場面もあり

たとえば以下のような大手チェーンで使えたりします。

  • マクドナルドでハッピーセットの割引
  • モスバーガーでの優待
  • ミスタードーナツの割引
  • 丸亀製麺でミニうどんが無料またはサイズアップ委無料
  • コメダ珈琲店でミニソフトクリーム無料
  • ドトールコーヒーで割引

知らなかったよ……って方多いんじゃないでしょうか。

 

子育て支援パスポートの入手について

パスポートの入手はお住まいの自治体によって異なりますが、無料で入手可能です。
「都道府県名 子育て支援パスポート」でGoogle検索などをすれば引っかかってくるはずなので、そちらで調べて登録してください。利用条件は「18歳未満の子供がいること、または妊婦」というだけです。
※一部の時違いでは小学生以下としていたり、中学生以下の子育て世帯といったように条件が異なるケースがあるようです。

 

いずれの自治体のパスポートもデザインも違いますし、名称も違いますが、共通展開が図られるようになって、パスポートのデザインに左のような「全国共通展開 コソダテ」と書かれたロゴがプリントされているはずです。

これが子育て応援事業の共通ロゴとなりますので、こちらのロゴがあれば、自分のお住まいの自治体以外のお店でも利用できるようになります。

  • どさんこ・子育て特典制度(北海道)
  • あおもり子育て応援パスポート(青森)
  • i・ファミリーサービス(岩手)
  • みやぎっこ応援の店(宮城)
  • 子育て家庭優待(秋田)
  • やまがた子育て応援パスポート(山形)
  • 子育て応援パスポート(福島)
  • いばらき子育て家庭優待制度(茨城)
  • とちぎ子育て家族応援(栃木)
  • ぐーちょきパスポート(群馬)
  • パパ・ママ応援ショップ(埼玉)
  • 子育て応援!チーパス(千葉)
  • 子育て応援とうきょうパスポート(東京)
  • 子育て家庭への優待サービス・トキっ子くらぶ(新潟)
  • とやま子育て応援団(富山)
  • ながの子育て家庭優待パスポート(長野)
  • 岐阜県子育て家庭応援キャンペーン(岐阜)
  • しずおか子育て優待カード(静岡)
  • 子育て家庭優待・はぐみんカード・ぴよか(愛知)
  • 子育て家庭応援クーポン(三重)
  • 淡海子育て応援団(滋賀)
  • きょうと子育て応援パスーポート(京都)
  • 関西子育て世帯応援事業「まいど子でもカード」(大阪)
  • ひょうご子育て応援の店(兵庫)
  • なら子育て応援団(奈良)
  • わかやま子育て支援パスポート(和歌山)
  • とっとり子育て応援パスポート(鳥取)
  • しまね子育て応援パスポート(島根)
  • おかやま子育て家族応援カード・ももっこカード(岡山)
  • 子育て応援イクちゃんサービス(広島)
  • やまぐちっ子応援パスポート(山口)
  • とくしま子育て支援パスポート「くっつき虫」(徳島)
  • みんなトクだね応援団(香川)
  • えひめのびのび子育て応援隊(愛媛)
  • こうち子育て応援の店(高知)
  • 子育て応援の店(福岡)
  • 子育て応援の店(佐賀)
  • ながさき子育て応援の店(長崎)
  • くまもと子育て応援の店(熊本)
  • おおいた子育て応援パスポート(大分)
  • 子育て応援カード(宮崎)
  • かごしま子育て支援パスポート(鹿児島)
  • おきなわ子育て応援パスポート(沖縄)

 

課題は知名度・お店の店員が把握していないケースも

この子育て世帯を応援するという事業の制度趣旨は素晴らしいものだと思いますし、割引や優待といったサービスも大変嬉しいです。その一方で事業に対する知名度の低さは如何としがたいものがあります。

私も、子育て世帯としてこのサービスを利用しています。ただ、加盟店として登録しているのに、お店の方がこの割引サービス自体の存在を把握していないというケースの何度かありました。

住んでいる地域のパスポート提示でもでもそうなのですから、違う都道府県のパスポートも使えるというのはもっと混乱するんじゃないでしょうか。それならいっそのこと、別々の名称やロゴで運用されているパスポート事業も統一ロゴ&統一カードで普及させた方が知名度も高まりやすいんじゃないでしょうか。