JR東海(東海道新幹線)、JR西日本(山陽新幹線)の利用において2017年9月にスマートEXというサービスを開始しました(東京-博多の区間)。スマートEXを利用すれば新幹線への登場を交通系ICカード(Suicaなど)とスマホを利用することで、まるで在来線の利用のように使えるようになります。
iPhoneのApplePayを利用すれば交通系ICカードも含めてスマホ一つで新幹線に乗車できます。今回はそんなスマートEXの使い方やそのメリット、デメリット。既存の新幹線の搭乗方法としてエクスプレス予約との違いを比較していきます。
スマートEXの使い方。事前準備と会員登録
まずは「会員登録」をする必要があります。
必要なものはクレジットカードと交通系ICカードです。交通系ICカードがなくても登録はできますが、その場合は券売機で新幹線の乗車券・特急券の発行が必要になってしまうので、交通系ICカードも用意しておきましょう。
スマートEXにおすすめのクレジットカード
登録できるのは「VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、DinersClub」の国際ブランドクレジットカードです。日本で発行されているクレジットカードならほぼすべて大丈夫という事になります。
スマートEXでは乗車券や特急券の支払はクレジットカード払いとなりますので、とりあえずポイント還元が高いカードを登録しておけばよいでしょう。
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さらに言えば、国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードで支払うようにしておけばスマートEXで新幹線等に乗車したら、移動中の事故や宿泊先での事故での万が一を補償してくれます。
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個人的にはどちらを重視してもよいと思いますが、私自身はポイント還元重視です。
スマートEXに登録する交通系ICカード
首都圏の方ならSuicaかPASMOでしょうか。それぞれの違いは下記の記事でもまとめているので参考にされてください。
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ちなみに、それ以外の地方の交通系ICカードでもOKです。
- Kitaca
- manaca
- TOICA
- PiTaPa、ICOCA(関西圏)
- はやかけん、nimoca、SUGOCA(九州圏)
また、まだこれの交通系ICカードを持っていない方でiPhoneユーザーの方ならモバイルSuica+ApplePayを利用すれば発行手数料もなしにSuicaを作ることができます。
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スマートEXに会員登録、もちろん無料
会員登録は「スマートEX」の公式サイトから行えます。パソコン、スマホのどちらからでも大丈夫です。
「会員登録」というボタンがあるので、そこから登録していきます。
クレジットカードを登録して会員IDとパスワードを設定します。その後で、交通系ICカードIDを登録します。ちなみに番号はカードの裏面に書かれています。()内に書いているのはICカードのID番号の頭文字です。
- Suica(JEで始まる17桁)
- PASMO(PB)
- Kitaca(JH)
- manaca(TP)
- TOICA(JC)
- PiTaPa(SU)
- ICOCA(JW)
- はやかけん(FC)
- nimoca(NR)
- SUGOCA(JK)
これで登録が完了します。スマートEXのIDとパスワードは後ほど必要になるので忘れないようにしてください。
EXアプリをスマホにインストールして予約可能に
スマートEXはパソコンでも予約可能ですが、アプリの利用がお手軽です。
予約アプリはEXアプリです。
こちらをスマホにインストールしておきましょう。先ほど登録したIDとPWでログインすれば新幹線の予約が可能になります。
スマートEXのメリットはその便利さ
スマートEXは新幹線に安く乗りたいではなく、便利に乗りたいという人向けのサービスです。
- きっぷ売り場で並ぶのではなく、チケットレスで乗車できる
このスムーズが最大のウリです。観光シーズンや連休中などは新幹線のきっぷ売り場、自動発券機には長蛇の列ができることもあります。そんな大行列をしり目に、アプリを使ってサクっと予約をして交通系ICまたはApplePayなどでスマートに新幹線に乗り込むことができます。
スマートEXは新幹線料金がどのくらい安くなる?
駅で購入するよりも200円安くなります。601km以上の区間だと往復割引が着っきますが、こちらも通常の往復料金より200円安くなります。
たった200円というところがスマートEXの弱さですね。ただ、新幹線をよく使う人であればその便利さの方が勝ることを実感できると思います。
ちなみに「新幹線の学割」は適用できません。
年会費が必要だけど割引も大きいエクスプレス予約(EX予約)
スマートEX同様と同じようにJR東海(東海道新幹線)、JR西日本(山陽新幹線)で利用できる乗車サービスの「エクスプレス予約(EX予約)」があります。
エクスプレス予約(EX予約)はスマートEXよりも、よりお得な料金プラン(早割など)が用意されているのが特徴です。一方で利用するには年会費(1,000円+税)が必要になるなど、利用のハードルはやや高いです。
従来はプラスEXというサービス(JR東海)もありましたが、現在はエクスプレス予約(EX予約)に統合されております(ただし会員名としてはプラスEX会員という名称が残っています)。少しわかりにくいと思うので、エクスプレス予約とスマートEXの違いを表にまとめました。
エクスプレス予約 | スマートEX | |
---|---|---|
年会費 | 1000円+税 | 無料 |
利用方法 | 指定された一部のクレジットカードで決済してエクスプレス予約専用のICカード(プラスEXカード・EX-ICカード)で乗車 | 一般的なクレジットカードで登録して、交通ICカードで乗車 |
対象区間 | 東海道新幹線・山陽新幹線(東京-博多) | |
東京-新大阪料金 | 13,370円 (1080円安い) |
14,250円 (200円安い) |
共通なのは利用可能な区間ですね。後は少しずつ違っています。
コスト重視ならエクスプレス予約
東京-博多間の新幹線利用を利用するとして、価格(料金)を重視するのであればエクスプレス予約の方が安くなります。
当日乗車はもちろんですが、さらに、エクスプレス予約には以下のような割引もあります。
- EX早得(3日前までの予約)
- EX早得21(21日前までの予約)
- EXグリーン早得(グリーン車利用、3日前まで)
- EXこだまグリーン早得(こだまのグリーン車利用、3日前まで)
- EXのぞみファミリー割引(3日前まで2名以上の利用、土日休日)
- EXこだまファミリー早得(こだま利用のみ。3日前まで2名以上の利用、土日休日)
※いずれも予約変更が可能です。キャンセル(払い戻し)の場合は手数料が必要になります。
一方でエクスプレス予約は利用までのハードルはやや高め
料金的にはメリットがある一方でエクスプレス予約は以下のようなハードルがあります。
- 年会費1,000円(税別)が必要
- 利用可能なクレジットカードが限定されている
年会費が必要だけど東京-大阪に1回乗車で元が取れる
エクスプレス予約を利用するには年会費が必要になります。東京-大阪をエクスプレス予約で利用すれば元が取れる程度の年会費なのですが、あまり新幹線を利用しないという方にとってはすこし痛いですね。
利用可能なクレジットカードが限定されている
エクスプレス予約を利用するには以下のクレジットカードに限定されています。
- JR東海エクスプレスカード
- J-WESTカード エクスプレス
- JCBカード
- 三井住友カード(三井住友VISAカードなど)
- 三菱UFJニコス(MUFGカード)
- アメリカンエキスプレス
- イオンフィナンシャル(イオンカード)
- セディナカード
- 三井住友トラストクラブ(ダイナース)
- トヨタファイナンス
ただ、2017年9月1日までは登録できるのはJR系の「JR東海エクスプレスカード」と「J-WESTカード エクスプレス」しか利用できなかったことを考えると、以前よりは使いやすくなったと考えるべきです。
エクスプレス予約(プラスEX会員)になる人は、出張等での移動が多い人かと思います。飛行機も使うのであれば、ANAカードやJALカードで登録しておくと新幹線の利用でもポイント(マイル)を貯めることができます。
ちなみにANAカード、JALカードはいずれの国際ブランド(JCBやVISAなど)も上記のエクスプレス予約に対応しています。
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スマートEX、エクスプレス予約を上手に利用しよう
ここまで新幹線の予約についてスマートEXやエクスプレス予約について紹介してきました。便利で手軽に使えるスマートEXはときどき新幹線を使う方向け。そして、年会費はかかるけど割引が大きいエクスプレス予約(プラスEX会員)は頻繁に新幹線を利用する方に向いています。
ちなみに、東京-大阪、東京-岡山、東京-広島、東京-博多といった区間であれば、エクスプレス予約がお得ですが、たとえば、大阪-博多といった区間の場合、JR西日本(山陽新幹線)独自の割引(スーパー早特きっぷなど)の方が安いケースもあります。
この辺りについては下記の記事でもまとめているので参考にしてみてください。
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以上、スマートEXのメリット・デメリット、エクスプレス予約との違いを比較してみました。
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