NP後払いや後払い.comの審査に通らない理由と審査落ちの対策

NP後払いや後払い.comといったサービスを通販会社が採用するケースが増えています。これらは文字通り後払いが可能な支払い方法で、ネット注文をすると先に商品が送られてきて、後日送られてくる払い込み票などを利用してコンビニ等で後払いができるというサービスです。

ネット通販などで先払いの銀行振込とかは怖いし、クレジットカードは持っていない(使いたくない)という方にとって便利なサービスです。

ただし、NP後払いや後払い.comなどは決済会社による「審査」があり、場合によっては審査に通らないというケースもあります。今回はそんな通販後払いサービスの審査とその審査に落ちてしまう理由などについてまとめていきます。

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後払いサービスは通販サイトの増加で増えている

ネット通販などで後払いができるサービスはいくつかあります。

  1. NP後払い
  2. 後払い.com
  3. ニッセンコレクト@払い
  4. アトディーネ
  5. WEぶんかつ
  6. Paid(ビジネス向け)

このほかにも、ファッション通販のZOZOTOWNが「ツケ払い」というサービスを後払い.comと提携してスタートしたり、フリマアプリのメルカリも後払いサービスとなる「月イチ払い」のサービス開始を発表しています。

 

後払いサービスは利用時に審査がある

こうした後払いサービスをユーザーとしてお買い物で利用する場合には、通販サイトで注文完了後に、後払いのサービス事業者が審査をしています。
その審査に通った場合に、通販会社は商品を発送してくれます。そして商品到着後に送られてくる請求書で支払いをするという流れになっています。

 

後払いサービスの審査は厳しい?

正直言うとそこまで厳しくないです。
というか、厳しくしようがありません。NP後払いなどはクレジットカード会社などが加盟している個人信用情報機関との連携をしていません。

個人信用情報機関の持つ個人情報の読み方。CICに開示請求してみよう。
2022-01-18 16:14
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そのため、申し込みがあった人の信用力を調べる術があまりないのです。

  1. 氏名
  2. 住所
  3. 電話番号
  4. メールアドレス
  5. 注文した商品+金額
  6. 過去の支払い状況

新規に利用する方でしたら、(6)の情報はないですね。じゃあ、どうやって審査しているのでしょうか?

 

通らない理由1:情報が間違っている

審査落ちの理由としては氏名住所などの記載に間違いがあるというケースがあげられます。

電話番号抜け、番地抜け、メールアドレスが抜けているといった情報は審査にとってマイナスです。メールアドレスもできることならフリーメールではなく携帯のキャリアメールがあればそちらの方が信頼されるでしょう。

 

通らない理由2:同じ住所などで問題があった

これはあなた自身に問題があるケースもあれば、あなたに関係がないケースもあります。
後払いサービスは前述のように、入手している情報に限界があります。そのため、問題があると疑わしきケースでは審査で落とすというケースがあります。

特に問題になるのは過去に支払いをしなかったり、大幅に遅延をしたようなケースです。あなたが自身がそれをしていなかったとしても、以下のようなケースで審査落ちとなる可能性があります。

  • 過去にあなたの住所に住んでいた人に問題があった
  • 同居している家族などが過去に問題を起こした

 

後払いサービスで審査に通るためにできること

では、後払いサービスを利用するうえで審査に通るためにできることにはどんなことがあるかをまとめていきたいと思います。

 

1)最初から高額注文をしない

NP後払いなどの後払いサービスは上記のとおり情報が少ないです。たとえばNP後払いでは与信上限が5万円(+税)までとなっています。ただ、最初の第1回目の取引から5万円の与信をユーザーに与えるかどうかは別です。

最初から数万円単位で後払いを申し込むとリスクが高すぎるということで審査に通らない可能性があります。最初は数千円から始めてみるのもよいかもしれません。

また、取り込み詐欺などに使われやすい買い物は審査が厳しくなるかもしれません。

・金券やプリペイドカード類
・家電製品やゲーム機のように換金性が高い商品

初回利用で上記のような商品を後払いで買うと審査の上で不利になるかもしれません。

 

2)情報は丁寧にしっかりと書く

住所は番地はもちろん、マンション名(アパート名)や部屋番号までしっかりと書くようにする。会社名などの付加情報(任意のところ)もしっかりと書くようにするというのもよい手だと思います。

 

3)請求書が届いたらすぐ払う

これは2回目以降のためです。請求書には支払期限が定められているので必ず支払いをしてください。期限を過ぎてしまう、あるいは支払いをしないというのは一気に信用度が下がり、2回目以降の利用が厳しくなります。

 

どうしても落ちる人は別の決済手段を考えたほうがいいかも

例えばNP後払いはCIC等の信用情報機関の情報を入手できません。そのため、NP後払いの審査に落ちたからといって、「もしかしてブラックリストに登録されている?」と心配をする必要はありません。

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途中でも書きましたが、限られた情報でおそらく機械的に判断しているにすぎません。
そのため、同じマンション(アパート)に住んでいた前の住人のトラブルによって審査に通らないというケースだってあるわけです。

こうしたことで悩む必要もないので、もしも、後払い審査に通らないならないで別の決済手段を使えばいいだけです。

いやでもクレジットカードは持てないし……。とでもブランドデビットカードやブランドプリペイドカードを利用すればクレジットカード払いと同じように決済可能です。後払いと違って手数料もかからないうえに、決済額に応じてポイントが貯まるものもあるので、こちらの方が断然おすすめです。

 

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以上、NP後払いや後払い.comの審査の仕組みと通らないときの対策を紹介しました。

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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