お金に関するマナー・常識 PR

無料でお金のことを学べるマネーセミナーの選び方、見分け方、注意点

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お金に関するセミナーというのはいたるところで実施されています。こうしたセミナーは上手に活用すれば自分自身のお金に関する知識を高めてくれる役割があります。普段の生活に役立つ内容もあれば、投資に役立つ内容もあるでしょう、節約に役立つ情報もあるかもしれません。

今回はそんなお金のことを学ぶことができるマネーセミナーを活用する方法やこうした無料セミナーを利用する上での注意点を紹介していきたいと思います。

セミナーには2種類がある

まず、お金に関するセミナーを受けようと思ったときには大きく2つの種類があることを理解しておく必要があります。

1)セミナー自体で収益を得ることが目的のセミナー

2)セミナーは収支度外視で見込み客集めを目的としたセミナー

(1)のセミナーはセミナーの実施で利益を出すことが目的なので参加費無料はありえません。有料のセミナーとなります。その分、高い参加費に見合うかどうかを利用者は厳選して考える必要があります。有料だからいいというわけではありません。なかには全く役に立たないセミナーなのにセミナー料金はやたら高額というケースも少なくありません。
ただ、今回の記事はお金に関する無料マネーセミナーの見分け方が対象なので有償セミナーについては置いておきます。

続いて、(2)のセミナーについては、参加費は無料ないし低価格だけれども、最終的な目的は見込み客を見つけたり、商品を販売したりすることが目的となっているものです。

一般的に無料のマネーセミナーというのは何らかの目的があるわけです。まずはこの前提を理解しておく必要があります。

 

明らかにサービス売り込み目的のセミナーには要注意

無料セミナーの中には、明らかにサービスの売り込みを目的とするセミナーがあります。こうしたセミナーには注意が必要です。私も仕事柄、お金に関するセミナーには参加する機会がそれなりにありますが、売り込み&売り込み&売り込みといった内容のセミナーも多数ありました。

ここまで露骨なら、あきれるだけで終わりという話にできますが、中には言葉巧みに(中には嘘や大げさな表現で)私たちの不安をあおり商品やサービスの購入を勧めるようなセミナーもあります。

こうしたセミナーはデパートで行われている実演販売と何も変わりません。わざわざ貴重な休みの日を使って企業のプレゼンを聞きに行くようなものです。さらに、高額な商品でも買わされたら目も当てられませんね……。

 

無料セミナーは価値がないのか?

それでは、無料セミナーに参加する価値がないのか?と言われると必ずしもそうとはいえません。

無料セミナーの中には比較的良心的な内容の講座を用意しているケースもあります。どちらかといえば、社会貢献や業界全体の底上げ・イメージアップを意図してセミナーを行っているようなケースもあります。

それでは具体的にどんなケースであれば無料のマネーセミナー参加しても良いセミナーといえるのでしょうか?

 

参加する価値がある無料セミナーの条件

以下に該当するようなセミナーには価値があるんじゃないかと思います。

 

1)外部の専門家、特に著名人が講師である

外部講師(専門家)が実施するセミナーの方が信用できるといえそうです。特に講師が著名人の場合は、あまりにも偏った内容(企業寄りの内容)を話す可能性は低いでしょう。

一方で、セミナーの講師をその主催会社の社員や社長などの代表者が担当しているようなケースでは、会社の営業方針から外れた内容の主張はできない(しない)ので中立性に問題があります。

 

2)不安をあおったりキャッチーなタイトルが使われていない

不安をあおるようなタイトルやキャッチコピーで詳しい内容が書かれていないようなセミナーは危ないと思います。そもそもユーザーの危機意識が統一されているので商品を売りみやすいからです。

そういったセミナーは、老後不安をあおっておいて不動産投資に誘導、保険商品に誘導するといったように販売が目的であることが多いです。

 

3)お金のセミナーならその後の相談は有料

今回はお金のセミナーとなっています。そのため、マネーセミナーではFP(ファイナンシャルプランナー)が講師を務めるケースが多いかと思います。そうしたセミナーにおいてはセミナーは無料でも、その後の個別相談は有料というケースの方が安心できます。

え、無料の方がいいじゃん。と思うかもしれませんが、それだとそのFPは何のためにやっているの?という話になります。その後の相談も無料というケースはそのFPが証券会社、保険会社などから紹介料(手数料)をもらっているケースが多々あります。

そうなってくると特定の金融機関に属していなくても投資商品や保険商品を売りつけてくる営業マンと何ら代わりありません。アドバイスはするけど有料ね。というFPの方が信用できます。

こうした問題点は「FPへの保険無料相談利用の注意点」でも紹介した件と同様です。

 

さいごに。セミナーの内容をを信じすぎない

お金に関するセミナーについて、お話する中で最後に伝えておきたいのは、セミナーの内容を盲目的に信用しないという事です。

無料セミナーの場合、程度の差、露骨さの違いはあれ主催者には目的があります。セミナーで説明された内容を信用するのではなく、それは本当か?という疑問の心を常に持つことが大切です。

そうした疑問をもつことが、自分自身のより深い学習にもつながるはずです。