年金や社会保険に関する手続きをするときに必要となる基礎年金番号。基礎年金番号は年金手帳などに記載されていますが、過去に会社に年金手帳を預けたままで手元にないという方や、そもそも紛失してわからなくなってしまったという方もいらっしゃるようです。

現在は年金手帳の新規発行が廃止されるなど、制度が大きく変わっています。今回は「基礎年金番号が必要だけどわからない」という方向けに、最新の制度を踏まえた基礎年金番号の調べ方を詳しく解説します。

基礎年金番号とは?

基礎年金番号は、国民年金や厚生年金などすべての公的年金制度において共通利用する番号です。原則として、一人につき1つの番号が付与されています。

数字は10桁で、4桁+6桁の組み合わせとなっています。

基本的には20歳以上の方が持っている番号ですが、高校卒業後すぐに就職するなど、20歳前に厚生年金被保険者となった方にも付番されるため、20歳未満でも基礎年金番号を持つケースがあります。なお、平成8年(1996年)12月までは加入していた年金ごとに異なる番号が付与されて管理されていましたが、平成9年(1997年)1月から現在の形式に統一されました。

重要年金手帳は2022年4月に廃止されました

2022年4月1日より、年金手帳の新規発行は廃止されました。新たに年金制度に加入する方には、手帳の代わりにA4用紙1枚の「基礎年金番号通知書」が交付されています。
すでに発行済みの年金手帳は引き続き有効として利用できますが、万が一紛失してしまった場合、年金手帳としての再発行はできず、「基礎年金番号通知書」での再交付となります。

ちなみに、すでにお持ちの年金手帳の色について補足します。
オレンジ色(橙色)の年金手帳は平成8年12月31日以前に発行されたもので、よく見てみると手帳に上から「基礎年金番号通知書」が貼り付けられています。
青色の年金手帳は平成9年1月1日以降に発行されたもので、手帳に直接番号が印字されています。なお、年金手帳が青色でも、平成21年(2009年)12月までに発行されたものは表紙が「社会保険庁」、それ以降のものは「日本年金機構」と記載されています。

基礎年金番号がわからないときの調べ方(最新版)

基礎年金番号を確認するには、いくつかの方法があります。ご自身の状況に合わせて最適な方法を選んでください。

1. マイナポータルで即時確認する(最もおすすめ)

手元に書類がない場合、最も手軽で確実なのがスマートフォンやパソコンを使った確認方法です。
2024年10月9日より、マイナポータルにマイナンバーカードを利用してログインし、「年金」の画面を開くことで、基礎年金番号を即座に確認できるようになりました。マイナンバーカードをお持ちであれば、この方法を最優先でお試しください。

2. 手元の書類で確認する

基礎年金番号は、ご自宅にある以下の書類でも確認することができます。

  • 基礎年金番号通知書 または 年金手帳(青色・オレンジ色)
  • 国民年金保険料納付書 または 領収証
  • ねんきん定期便 または ねんきん特別便

「ねんきん定期便」は毎年誕生月に送られてくるハガキや封書です。35歳・45歳・59歳の節目の年には封書で全期間の年金記録が届きます。(※2026年度版の定期便は4月から順次送付されており、基礎年金が月70,608円に改定された最新の情報が反映されています)捨てずに保管してある方は、書類の記載内容を探してみるのが確実な手段です。

3. 再交付の手続きをする

マイナンバーカードもなく、手元の書類もすべて紛失した場合は、「基礎年金番号通知書」の再交付を依頼する必要があります。いずれも免許証などの本人確認書類が必要になります。

加入している年金による手続き先

  • 第1号被保険者(自営業・学生・無職など)
    お住まいの住所地の市区町村役場で手続きをします。
  • 第2号被保険者(会社員・公務員)
    勤務する会社を経由して、事業所を管轄する年金事務所(あるいは事務センター)で手続きをします。
  • 第3号被保険者(第2号被保険者の配偶者で被扶養者)
    第2号被保険者と同様に、配偶者の勤務する会社を経由して手続きをします。

なお、再交付を直接年金機構(年金事務所)に依頼する場合、本人の基礎年金番号を特定するために職歴等の確認が必要になります。また、自分以外の番号を知りたいという場合には代理人用の委任状が必要になります。

就職や転職で会社に基礎年金番号を教える必要がある?

以前は、就職時に「年金手帳を会社に提出して預ける」というケースが一般的でした。しかし、2022年の制度変更により、現在は会社側もマイナンバー(個人番号)によって社会保険手続きが可能となりました。
そのため、入社時に年金手帳を渡す必要はなくなり、「会社に年金手帳を預けている」というケース自体が現在では少数派となっています。

過去に預けたままで手元にないという方は、会社に返却を求めて問題ありませんし、会社へ確認すればすぐに基礎年金番号を教えてくれるはずです。基礎年金番号を知りたいというのは後ろ向きな話では全くないので、怖気づく必要はありません。

基礎年金番号は、年金の支払い状況などを確認できるWEBサービス「ねんきんネット」への登録や、将来の資産形成として近年注目されている「iDeCo(個人型確定拠出年金)」に加入する場合など、前向きな手続きにも必須となります。

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基礎年金番号と混同しやすい番号

基礎年金番号(10桁・年金事務所が管轄)以外にも、役所などが付番している番号があります。これらとは別物なのでご注意ください。

混同しやすい3つの番号

  • マイナンバー(個人番号)
    12桁の数字。税・社会保障・災害対策など幅広い行政手続きで利用されます。
  • 雇用保険被保険者番号
    11桁の数字。ハローワークが付与し、仕事探しや失業保険等の受給に利用する雇用保険関係の番号です。
  • 健康保険 被保険者番号
    協会けんぽなどの場合、記号+番号の組み合わせになります。病気やケガをして病院にかかるときなどに必要な保険証の番号です。こちらは退職や転職をすると番号が変わります。

以上、基礎年金番号がわからないときの最新の調べ方と、年金手帳廃止に関する注意点でした。

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ふかちゃん
マネーライフハック編集長。証券会社で個人向け金融サービスに従事した経験をもとに、2004年より金融・投資・クレジットカード・節約・ポイント活用に関する情報を発信しています。2011年からMoneyLifehackを運営し、2018年3月には月間200万PVを達成。金融サービスの提供側ではなく、利用者目線で実際に使って検証した一次情報をもとに、家計改善に役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
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