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部屋探しをするときに知っておきたい「めやす賃料」とは何か?計算方法や活用方法
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家を借りるとき、賃料以外にも様々な費用が発生する場合があります。物件によって異なる様々な費用を分かりやすく比較できるようにしたものが「めやす賃料」というものです。
家探しをするときは、表面上の賃料だけでなく、めやす賃料を参考にする方が分かりやすいです。ただし、めやす賃料の表示は義務ではないため、場合によっては表示されていないこともあります。計算自体は簡単なので、自分で計算してみても良いでしょう。今回はめやす賃料の仕組みとその計算方法まで分かりやすく解説していきます。
めやす賃料表示とは?意味はなにか?
めやす賃料(めやす賃料表示)とは、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が定めている家賃表示方法です。全国一律で賃貸物件の「めやす賃料」を表示することにより公平かつ公正な判断で賃借人(借り手・借主)が物件を選択することができるようにすることを目的としたものです。
共益費、管理費、礼金、敷き引き(敷金から差し引かれるお金)、更新料といったように賃料以外に発生する費用はたくさんあります。これについては「賃貸住宅、家賃以外にかかる費用を知ろう」でも取り上げました。
めやす賃料とは、家を借りる時にかかる様々な費用をトータルで計算することで、この物件を借りることでいくらかかるのか?と言うことを比較すくなります。
めやす賃料の計算方法
この計算方法、実はすごく単純です。
めやす賃料表示自体は義務化されていないため、めやす賃料が表示されていない物件もありますが、これは自分で手計算もできます。計算の基本は「その物件に4年間住んだ時にかかる総トータルのコストを1ヶ月分に換算し直したもの」と言うものです。
(ただし、定期借家契約の場合は契約年数)
まずは下記の費用にいくらかかるかをまとめてみてください。右に書いている数字はサンプルとしての数字です。
毎月かかる費用
・賃料(家賃) :50000円
・共益費 :3000円
・管理費 :0円
・その他月次に発生する費用 :0円
入居時・退去時にかかる費用
・敷金の内、敷き引き分(退去時に差し引かれるお金) :50000円
・礼金 :100000円
・その他入居時にかかる諸費用 :0円
・フリーレント :-25000円(半月分の賃料がタダだった)
数年に一度かかる費用
・更新料 :2年に一度50000円
めやす賃料=(毎月かかる費用)+(入居退居時にかかる費用÷48)+(4年間で発生する更新料の合計÷48)
=(50000+3000)+{(50000+100000-25000)÷48}+{(50000×2)÷48}=53000+2604+2083=57687円
上記のケースではめやす賃料は57687円となります。ちなみに、めやす賃料の計算プログラムを公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が公開しています。くわしくは「こちら」をご覧ください。
めやす賃料で物件を比較しよう
このめやす賃料を使えば、賃貸物件を比較するのがやりやすくなります。
表面上の家賃ではなく、一定期間にかかる総費用にすることで総合的な家賃を簡易的に比較可能となります。
見た目は賃料は安いけど、更新料が高額で結果的には見た目の賃料が高い物件の方が総トータルでは安く済んだというようなケースもあるでしょう。
また、家賃交渉などをする際に、家賃をまけてもらうのと、フリーレント(無料賃貸期間)をつけてもらうののどちらがお得になるか?というのも計算できます。
たとえば、月々の家賃を1000円負けてもらうのと、1ヶ月分が無料(5万円)とでどちらが得になるか?というのもめやす賃料表示で考えてみると分かります。
(ちなみに、上記のケースではフリーレントを付ける方がわずかですがお得になります)
お部屋さがしをするときにぜひ参考にしてみてください。
執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。
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