クレジットカードはポイントの失効(期限切れ)に注意。期限切れの対策はあるか?

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timeout普段から毎月何万円から何10万円もカード払いしている方は別として年間で数万円程度しかカードを使わないという方にとって大きな問題は「ポイントの失効(期限切れ)」ではないでしょうか。いくらポイントが貯まるからお得とはいっても期限内に使えるだけ貯まらないと意味がありません。

クレジットカード会社のポイント失効は実はかなり多いらしく、発行したポイントの3~4割は期限切れなどの理由で消滅しているとも言われています。

今回は、そんなポイントの失効を恐れなくていいクレジットカードのポイント活用術やカードの選び方を紹介していきます。

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ポイントは年々すごい金額が失効している

野村総研は毎年主要業種が発行している「ポイント・マイレージについての調査」を行っています。

2016年版によると、発行推計額は最低でも8495億円と分析しており、2020年には1兆円を超える見込みであると計算しています。

同調査では、8495億円のうち、クレジットカード会社による発行額は2313億円に達しています。

また、野村総研の報告では年間に500億円相当のポイントが失効したと推計するという記事もあります。

また、上記とは別の調査ではクレジットカードポイントの3割~4割は有効期限切れで失効しているというデータもあるそうです。

すると日本全体で年間に700億円~1150億円ものポイントが使われずに失効しているという事になるわけです。とんでもない数字ですよね?

 

なぜポイントが失効させてしまうのか?

ではなぜクレジットカードのポイントを失効させてしまうのでしょうか?その理由は大きく以下の2つに集約できると思います。

  • ポイント交換の最低基準まで有効期限内に貯めきれず失効
  • ポイントの存在を忘れてしまって失効

 

ポイント交換の最低基準まで有効期限内に貯めきれず失効

クレジットカードの利用で貯まるポイントには大抵の場合「有効期限」が決められています。そして、その有効期限中にポイントを使わないと当然「失効」してしまい使えなくなってしまいます。

多くのクレジットカードのポイント有効期限は「2年間」となっており、その期限内にポイントをなにかしら交換できる水準まで貯める必要があります。

たとえば、JCBカードの場合で見ていきましょう。

JCBカードは1000円につきOkiDokiポイントが1ポイントたまります。

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JCBカードでは、最低200ポイントから商品と交換することができるようになっているので、“2年間で最低限使わないといけない金額は20万円”と言うことになります。

年間で10万円、月々にすれば9000円以上の利用が必要になります。

金額としてはそこまで大きくはありませんが、あまりクレジットカードは使わないという人にとっては、これ以下の金額しか使わないという事も多いのではないでしょうか。

ポイントは貯めるのが目的ではなく、何かしらに交換して初めて価値をもつものです。いくらポイント還元率が高くても、失効させては意味がありません。

たとえば、高還元率で人気のオリコカード・ザ・ポイントなどはその筆頭です。

1%~2%ほどのポイント還元率のお得なクレジットカードですが、ポイントの有効期限が1年間しかないので利用額が少ない人はポイントを交換することができない可能性があります。

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このように還元率は高く見えても有効期限が短いとポイント失効リスクは高まります。もっとも、こうしたクレジットカードは決済金額が多い人向けなので、クレジットカード選び自体が間違っているとも言い換えることができます。

 

ポイントの存在を忘れてしまって失効

消極的なケースですね。

そもそもポイントに興味がないという方もいらっしゃると思いますが、それだけでなく、貯めているポイントが多すぎて管理しきれなくなっているというケースもあります。

  • デパートがお得になるクレジットカード
  • スーパーでのお買い物がお得なクレジットカード
  • マイルが貯まるクレジットカード

といったように、色々なお店や場所ごとにポイントがよくたまるクレジットカードを使い分けている節約上手な方も、分散させすぎてしまって有効期限管理ができずに失効……という話もあります。

 

ポイント失効のリスクが小さいおすすめクレジットカード比較

ポイント失効は本当にもったいないです。

じゃあ、失効させないためにはどうしたらいいのでしょうか?方法としては

  • クレジットカードを集約する(リストラする)
  • ポイントが使いやすいクレジットカードに乗り換える

という方法があります。

お得なカードだからといってむやみに作りすぎて、結局失効させていては本末転倒です。何枚までが最適とは言いませんが、普通に考えると5枚、6枚くらいが活用できる限界ではないでしょうか?

持ちすぎているというのであれば、一部を解約(リストラ)しましょう。

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もう一つは、クレジットカードを選ぶときにポイントが使いやすいカードを選ぶようにするのも手です。

1ポイント単位で消費できるようなクレジットカードなら失効のリスクは限りなく小さくなります。

ポイントの貯まりやすさも大切ですが、同じくらい使いやすいというのも重要な要素となるわけです。そんな視点でポイント失効が怖い人におすすめのクレジットカードを比較、紹介していきます。

 

楽天カード 有効期限は最終獲得から1年間と事実上無期限

まずは、みんな大好き楽天カード。楽天市場でのお買いもので使える楽天スーパーポイントが貯まります。もちろん、年会費は無料。

貯めたポイントは1ポイント(1円)から楽天内でのお買い物に使えるほか、楽天ポイントとして共通ポイント加盟店でも利用できます。

また、ポイントを楽天カードの決済金額に充当したり、楽天証券を通じて投資信託の購入にも使えたりします。

  • 楽天市場やポイント加盟店のお買い物に使う
  • カードの支払い代金充当に使える
  • 投資信託の購入に使う

といったように使い道の幅がものすごく広いのも楽天カード(楽天ポイント)の強みです。

また、ポイントの有効期限は最終獲得から1年間となっています。1ポイントでも獲得すれば自動的に1年延長となります。年に1回、100円以上のお買い物をすれば有効期限は無期限となります。

ポイント還元率も1%と高く、楽天市場でのお買い物なら3%~5%のポイント還元となります。

ポイント失効のリスクを考えるなら最もおすすめできるクレジットカードです。

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楽天カード公式ホームページはこちら

 

リクルートカード 年会費無料で1.2%還元、Pontaポイントで1P から使える

リクルートカードは年会費無料でありながら1.2%のポイント還元がお得なクレジットカードです。カード利用で共通ポイントのPontaポイントを貯めることができます。

楽天ポイント同様に1p以上の獲得があれば、有効期限が1年延長されますので、少しでもクレジットカードでお買い物をするのであれば実質無期限となり、ポイント失効のリスクを減らせます。

ローソンなどのPontaポイント加盟店なら1ポイント単位でお買い物に使うことができますので使いやすいです。

使い道は楽天ポイントほど豊富ではありませんが、基本のポイント還元率が楽天カードよりわずかに高い点が魅力です。楽天市場など楽天系のサービスをほとんど使わないというのであれば、リクルートカードの方がおすすめです。

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リクルートカードは、あのリクルートが発行するクレジットカードです。最大の特長はその高いポイント還元率にあります。一般のクレジットカードの還元率は0.5%程度なのに対してリクルートカ
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リクルートカード公式ホームページ

 

セゾンカードの永久不滅ポイントは有効期限なし

セゾンカードのポイントも「永久不滅ポイント」と書いている通り無期限です。

有効期限が存在しないので失効のリスクはありません。ただし、ポイント還元率は0.5%と決して高くない点がネックですね。

これはポイントが絶対に失効しないので、セゾンカード自体がその原資を積み増しし続ける必要があるためと考えられます。

絶対失効しない≒還元率が低い

という図式になってしまうわけです。なので、個人的にはここまでせずとも、前述の楽天カードやリクルートカードのように失効リスクが小さいクレジットカードを選ぶ方が賢いと思います。

セゾンカード公式ホームページはこちら

 

ポイントの失効を防ぎ、うまくポイントを活用しよう

クレジットカードのポイント失効について、その理由やポイント失効対策を紹介しました。

クレジットカード会社だけではありませんが、ポイントプログラムを提供する企業というのは少なからず「死蔵益(顧客に付与したポイントは本来は企業にとっての負債(将来利用されることでコストを生む)であるが、使われずにその負債がなくなり利益となること)」というものがあり、その金額は決して小さくありません。

せっかくのポイントなのですからぜひとも無駄にせずに活用できる方法で貯めて、かつ有効活用していきたいものです。

 

航空会社のマイルの失効も注意

ちなみに、クレジットカードのポイントではありませんが、並んで失効が多いとされるのが航空会社のマイルです。こちらもお気を付けくださいね。

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死亡時のポイントやマイルについて

ポイントが期限切れ以外で失効するのは利用者の「死亡時」です。多くのクレジットカードのポイントは「会員死亡=ポイント失効」となっています。

万が一を常に考える必要はありませんが、ポイントは貯まったら手早く使ってしまうほうがリスクは小さいという事になりますね。ちなみに、永久不滅ポイントも会員死亡時は権利喪失となります。(死ぬまで)永久不滅ポイントなんですね。

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様々な企業が発行しているポイントプログラムや航空会社のマイレージ(マイル)なども個人単位でみれば立派な資産といえるほどの金額規模になってきています。 クレジットカードのポイン
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以上、クレジットカードのポイント失効に気をつけようという内容の記事でした。

執筆者・監修者:ふかちゃん
元証券マン。2004年より個人の金融リテラシー底上げのために投資、節約、キャッシュレス、ポイントなどの活用に関する情報を15年以上にわたり発信するマネー専門家です。
SNS苦手でしたけど最近はtwitterやっています。ぜひ絡んでくださいませ。

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