人気の高いIPO投資、新規公開株は多くの証券会社で希望者が殺到するため抽選等の形がとられています。そのような抽選という中で、当選確率を上げるために取られている手段が「複数証券会社での申し込み」と「家族口座(家族それぞれがIPOに申し込む)」です。
要するに抽選口数を増やすための取り組みという事になりますね。今回はそんなIPO抽選のための家族で口座を開設したり、複数の証券会社でのIPO申し込みをする方法と、それを実施する上での注意点を紹介していきます。
抽選口数を増やしてIPOの当選確率をアップさせる
IPO投資の効率の高さについては広く知られるようになりました。
- 投資から結果が出るまでの期間が短い
- 初値>公募価格となる確率が高い(勝率が高い)
- 場合によっては2倍、3倍になるような銘柄もある
といったことからIPO投資は何年も前から多くの投資家から人気を集めています。投資家の中には通常の株取引は一切やらないけど、IPO投資だけをやるという人もいるようです。
そうした中、あの手この手でIPOの当選確率を高めるための方法も模索されています。そんな方法の中でも比較的手軽にできる方法は以下の二つです。
- 複数の証券会社の口座を作りそれぞれでIPOの申込をする
- 家族みんなが証券口座を作り同様にIPOの申込をする
この二つの方法、確かに有効な手段ではありますが、それぞれに注意点もあります。上手にやるコツを紹介していきます。
複数の証券会社の口座を作りそれぞれでIPOの申込をする
IPOの受付は複数の証券会社で行っています。同じIPOでも1社でやるよりも、2社、3社と増やした方が当選確率はupします。
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上記の記事でも紹介しているように、IPOに力を入れている証券会社(ネット証券)は複数ありますので、それぞれで申し込みをすれば当選確率は高まるはずです。
複数証券会社での需要申告(ブックビルディング)は問題ないの?
IPOの申込は通常、ブックビルディングと呼ばれる需要申告として行っています。
これは証券会社がIPOをほしいと考えている人が買いたいと考える価格や数量を元に公開価格を決める作業でもあります。
そのため、複数の証券会社で需要申告をすると本来の需要申告の趣旨ずれる可能性があります。
日本証券業協会では多重申し込みをについて以下のように「会員におけるブックビルディングのあり方等 について」という内容をまとめています。
主に個人顧客の実需に基づかない重複申告を防止する観点から、各社の社内規則等において適宜その方策(例えば、個人投資家に対しては需要申告時に前受金を受領すること、実需に基づかない申告は公開価格を歪める恐れがあるため禁止されている旨の普及・啓発を行うこと、自社内における重複申告排除のための名寄せ事務など)を定めることを義務付ける。
この点について、実需が伴えば問題ないわけで、3つの証券会社で100株、100株、100株の申込をして、いずれも購入するつもり(300株当選したらすべて買うつもり)ならよいわけです。
すべて当選した場合は買えないような大規模な需要申告(株数の申込)をしなければ、ブックビルディングのあり方と照らし合わせも問題ないでしょう。
ただし、一部の証券会社では規約として他証券会社でIPOのブックビルディングに申込をしている場合は申し込みできないとしているところもあるようです。
複数の証券会社でIPOに応募するときの注意点
注意点としては、証券会社ごとの抽選ルールを理解することです。
- IPO申し込みと資金拘束の有無
- 抽選口数の考え方(一人一口と1単元1口)
資金拘束がある場合、投資資金が少ないと複数の証券会社に口座を作っても資金が足りません。
また、抽選口数が一人1口の会社であれば、最低株数の申込でOKですが、株数単位ならできるだけたくさんの株数で申し込みをするほうが当選確率はupします。
それぞれのIPOの主幹事証券会社がどこなのか?といった情報も参考に申込をコントロールする必要があります。
家族みんなで証券口座を作りIPOの申込をする
複数証券会社に口座を開設するだけでなく、家族がいらっしゃる場合は、自分だけでなく家族も巻き込んでIPO抽選に参加する方もいらっしゃいます。
特に、一人一口といったような抽選を敷いている証券会社であれば、一人で応募するよりも家族四人で応募すれば当選確率は4倍になります!
これはかなり大きいです。実際にIPO投資家の方で年に何度も当選しているという方は、ご家族の協力の下で家族でIPOに応募されている方が少なくありません。
借名取引とならないように注意が必要
ただし、大きな注意点があります。株取引などの金融商品取引において他人の名前を借りて取引をする行為は「借名取引(しゃくめいとりひき)」といって法律(証券取引法)で禁止されています。
これは、マネーロンダリングや相場操縦などを予防するためのルールで、「家族」であっても処罰の対象となります。
たとえ、IPOの申込であったとしても、それは本人の資金で本人の意思の元で行われる必要があります。家族の名義を借りる形で株取引を行うのは借名取引として処罰の対象となります。
家族がそれぞれの意思でIPOに申込をするならOK
そうではなく、家族がそれぞれの意思をもって、IPOのブックビルディングに申込をするというのであれば問題ありません。
なお、未成年口座の場合、親権者が法定代理人としてこの財産を管理する場合は、借名取引にあたりません。
複数の証券口座や家族で申し込みをしてIPO当選確率を高める
それでは、具体的に複数の証券口座や家族みんなでIPOに申込をすることで当選確率を高める具体的な方法について紹介します。
- めぼしい証券会社には自分だけでなく家族にも口座を作ってもらう
- IPOの配分に応じて、うまく証券会社に資金移動して応募する
この二つです。
めぼしい証券会社には自分+家族で口座を作り応募する
IPO抽選への応募だと以下のネット証券がおすすめです。
- SBI証券 (引受数ダントツ、IPOチャレンジもあるので必須)
- SMBC日興証券 (対面証券の力、IPOもダイレクト口座分は公正配分)
- マネックス証券 (引受数多め、口座数単位の公平抽選、家族口座おすすめ)
とりあえず、この3証券はぜひ押さえておきたいところですね。手間でなければ以下もおすすめです。
抽選機会を増やすため、これらの証券会社は押さえておきたいところです。
IPOに応じてうまく資金移動をして応募する
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岡三オンライン証券のように資金拘束がないIPOはとりあえず申し込みだけをして当選したら入金でOKです。
ただし、大半の証券会社はIPO申し込み時または抽選時に資金拘束があります。
たとえばSBI証券の場合は抽選時に購入できるだけの残高がない場合は抽選対象になりません。そのため、IPOに申込をする場合はお金の移動が必要になります(そんなこと考えなくてもいいくらい余裕資金がある人は別)。
そのためには、各証券会社への送金に対応した銀行口座を持っておくと便利です。
上記の銀行であれば、ほとんどのネット証券のリアルタイム入出金に対応しています。
IPO抽選の当選確率をアップさせたいのであれば、こんな感じで、複数の証券会社や家族の協力を得て抽選機会を増やすことが重要になります。
以上、IPOの当選確率を高める、家族口座+複数証券での申し込み方法と注意点についてまとめました。
繰り返しになりますが、家族名義の口座を勝手に作りIPOに申込をする行為は「借名取引」という違法取引になりますので気を付けてくださいね。
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