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指値注文と成行注文の意味とそれぞれの使い分け。売買注文用語を解説

2018/01/29最終更新   初心者のための株の始め方

指値(さしね)、成行(なりゆき)という言葉をご存知でしょうか?

株式投資や為替取引などでよく利用される言葉で、売買注文を出すときの価格を意味しています。指値というのは価格を指定すること。成行というのは価格を指定しない注文ということになります。この二つの注文方法の特徴や利用方法、それぞれのメリット、デメリットや投資やビジネスの場でどのように使われているのかという事例などを詳しく紹介していきます。

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指値注文の基本的な意味と用例

指値注文は価格を指定した注文となります。

買うときはその価格以下なら買う、売るときならその価格以上なら売るという意味になります。株式の売買や為替の売買などのように価格が変動する金融商品の売買で使われます。

たとえば、株式のケースで見てみましょう。下はある株式の売買状況を示す板というものを当サイトが加工したものです。

左列は市場に出ている売り注文、右列は市場に出ている買い注文です。
(板画像はSBI証券より)

注文を出した時点で対応する売り注文があればすぐに売買成立となりますが、対応する売り注文がない場合は、対応した売り注文が出てくるまで買えません。上記のケースでは3165円で指値買い注文を出しても、すぐには成立はしないということになりますね。

一方で3170円の指値注文(買い)ならすでに売り物があるので、すぐに売買成立する可能性が高いです。

希望した価格で購入できるというメリットがある半面で、場合によっては注文が成立しないこともあるというのはデメリットといえるでしょう。

 

指値オペとは何か?

同じ“指値”という言葉が使われている経済用語に指値オペという言葉もあります。

これは日銀(日本銀行)が実施している金融政策の一種であらかじめ決まった価格(利回り)で銀行などの金融機関から国債を無制限に買い入れるオペレーション(公開市場操作※)の一つです。

※金融市場において日銀が国債などの有価証券を売買することでマネーサプライ(通貨供給量)や金利を調整する金融政策のこと。省略して“オペ”と呼ばれる。

 

不動産投資業界で使われる指値の意味

不動産投資でも使われることがあります。この場合は主に、買主がある物件を購入しようと考えているとき、売主に対してこの価格なら買うという提示価格になります。逆に売主が提示する価格を「出値」といいます。

この時の指値というのは通常は出値よりも安い価格で提示され、売主に対する値切交渉になります。

 

成行注文の基本的な意味と用例

続いての成行注文というのは価格を指定しない注文です。

買いたい、売りたいと考えている数量だけを指定する方法です。指値のケースと同様に例を見ながら紹介していきます。

この段階で100株の成行注文で買いを入れたらどうなるかというと3170円で100株が成立する可能性が高いといえます。
一方で売りに出ている株数は現時点で22,700株です。仮に30,000株の買い注文(成行注文)を入れた時は、3170円で22700株を買い、残りの7300株を3175円で買うということになります。

メリットは注文した場合、指値と比較して売買成立となる可能性が高いということです。

一方で、上記のケースは板が厚い(売買注文がたくさん出ている)ので心配は少ないですが、板が薄い(売買注文が少ない)と自分の買い注文や売り注文で価格を変動させてしまうことがあるということです。

また、相場が勢い良く動いている状況での成行注文は思わぬ金額で売買成立となってしまうこともあります。このあたりが成行注文のリスクといえそうです。

 

成行注文は余力があっても注文が出せないこともある……

成行で買い注文を出すときの注意点として、証券会社が余力不足という注意をだすことがあるという点があります。

たとえば、前日の終値が1,100円の株があり、今現在の株価が1,110円でこれを1000株買おうと思ったとします。ざっくり必要な投資資金(余力)は1,110円×1000株=111万円となります。

このとき口座内には130万円の資金があったとします。十分買えますよね?でも、このとき大抵の証券会社だと注文が余力不足で出せません。

理由は、成行での買い注文の場合、当日の上限価格(ストップ高価格)で余力を計算するからです。前日終値が1,100円の場合、その日の値幅制限は1,400円になります。そのため、証券会社では、この注文を入れるには1,400円×1000株=140万円の投資余力が求めらるのです。

こうした場合は、自分が許容することはできる範囲の最高価格(買い注文)、最低価格(売り注文)で指値注文を出すというのも手です。ちなみにその価格で約定(売買成立)となるのではなく、自分にとって有利な価格で成立するので安心して下さい。

たとえば、余力が130万円あるなら、1,200円×1000株の指値注文をしておけば、1,200円以下の価格で1000株まで買えるだけ買ってくれます。余力的にもOKです。

 

指値注文と成行注文の使い分け

株の売買注文における指値と成行についてざっくりと説明してきました。続いてはこれらの注文方法をどのように使い分けたり、利用したらいいのかを紹介していきます。

 

指値注文は待ち構える注文

指値注文のメリットとしては“待ち構える投資”ができることです。

たとえば、チャートなどを分析してみて、○○円くらいまで下げてきそうと思って、その水準で指値買い注文を入れるというのは有効な方法だといえます。現在は800円だけど、780円にまで下げたら買いたいというときに、780円で買い注文を入れておくというのは手ですね。

 

成行注文はトレンドに乗る、あるいは“いますぐ”に適した注文

基本的に、現在の価格で今すぐ買いたいというのであれば成行注文がベストでしょう。

相場のトレンド(流れ)に乗るときなどに有効です。相場が抵抗線をブレイク(上値突破)したときなどに、買い注文を入れる際、指値だと注文が間に合わないことも多いため、そのようなタイミングでの売買注文には有効です。いわゆるトレンドフォローです。

また、それとは逆に損失拡大を防ぐため、ロスカット注文などでとりあえず素早く約定させたい(売買成立させたい)という場合も有効です。

ただし、お会計でビックリということにならないように、相場の状況(板の状況)を確認して自分の出す注文が多すぎないかを確かめておきましょう。

そういったケースでは、“少し高めの金額で指値買い注文を入れる”、“少し低めの金額で指値売り注文を入れる”というのも有効です。こうしておけば、その金額以上で買うことはないですし、その金額以下で売ることもないです。

 

トレンドフォロー、リスク回避の注文なら逆指値という注文もある

また、トレンドフォローや損切(ロスカット)の注文であれば、指値とも成行とも違う“逆指値”という注文方法もあります。これは一定の価格以下になったら売り、一定の価格以上になったら買いということを機械的にできる注文方法です。詳しくは以下の記事でも紹介しているので指値や成行になれたら、ぜひ活用してみてください。

逆指値注文のやり方と意味、株やFXなどで使える逆指値を活用しよう
2017-12-08 18:39
株式投資やFX(為替)のように価格取引をするときの注文方法の一つに“逆指値(ぎゃくさしね)”と呼ばれる注文方法があります。一般的にはリスクヘッジとなる注文や予約注文として活用できる
リンク

 

まとめ。株や為替の売買注文の基本だからこそしっかりと理解しよう

指値注文、成行注文という売買注文の出し方というのは株や為替取引に関わらず、様々な投資商品における基本中の基本です。その仕組みや特性、どのような時に利用するべきか、といったことは基本だからこそしっかりと覚えるようにしておきましょう。

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