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コストの高い古いインデックスファンド(投資信託)は買い替えや乗り換えをしたほうがお得?

2017/06/30最終更新   投資信託 資産運用のライフハック

投資信託で資産運用を続けているという方の中には長期投資として日経平均やTOPIXなどに投資をするインデックスファンドに投資してずっと保有し続けているという方もいらっしゃるかもしれません。そんな投資をして10年以上の方は、保有されている投資信託の買い替え(乗り換え)をするほうがお得なるかもしれません。

理由はインデックスファンド業界における手数料競争の激化によって、新しく登場しているファンドほど、信託報酬という投資信託の年間保有コストが引き下げられているからです。

今回はコストの高い古いインデックスファンドの買い替えについて紹介していきます。

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古い投資信託(ファンド)は信託報酬が高いことが多い

たとえば、以下はネット証券最大手のSBI証券で販売している日経平均株価に連動するインデックスファンドです。
同じような商品性のファンドなのに大変な数がありますね。

ファンド名 販売手数料 信託報酬(運用経費) 信託財産留保額
ニッセイ日経225インデックスファンド 無料 0.27% 0%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 無料 0.1944% 0%
たわらノーロード日経225 無料 0.2106% 0%
SMT日経225インデックスオープン 無料 0.3996% 0%
eMAXIS日経225インデックス 無料 0.432% 0%
iFree日経225インデックス 無料 0.2052% 0%
りそな・日経225オープン 1.08% 0.81% 0%
日経225(岡三) 無料 0.54% 0%
夢楽章 日経平均オープン 0.54% 0.6696% 0.4%

いずれのファンドも日経平均株価(日経225)に連動するように作られている投資信託です。
ただし、見ていただくとわかりますが、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額には大きな違いがありますね。

特に注目したいのは信託報酬です。信託報酬というのはファンドを運営するのに必要な運用会社などの必要経費にあたる部分です。直接的に手数料を払うわけではなく、毎日の資産残高から天引きされています。

そのため、コストを払っているイメージはありませんが、信託報酬の分だけ確実に運用効率が低下することになるので長期投資をする場合には気を付けたいコストです。

 

古い投資信託はコストが高いものが多い?

上記の表で、コストの高い2ファンドの設定日はいずれも1990年代となっています。古いファンドの中にも時代に合わせて信託報酬を引き下げしてくるファンドもあるのですが、そうせずにその当時のものはその当時のままとしているファンドも多いのが現状です。

りそな・日経225オープン(設定日:1999年7月23日)
夢楽章 日経平均オープン(設定日:1997年12月1日)

 

コスト差はどのくらいの運用の差を生む?

仮に100万円を投資したとしましょう。日経平均のリターンを年率3%として実際に15年間投資(複利運用)したときの結果を見ていきましょう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの場合
100万円×(3%-0.1944%)15=100万円×1.51443829=151万4438円

りそな・日経225オープンの場合
(100万円×0.9892)×(3%-0.81%)15=989,200円×1.3839678=136万9020円

同じ運用対象(日経平均株価)なのに、選んだ投資信託の違いだけで非常に大きな差が生まれることになりますね。投資信託におけるコストの重要性をご理解いただける内容かと思います。

 

手数料の高いファンドに投資をしているけど乗り換えたほうがいいかどうか?

すでに手数料が高い投資信託を買っているけど、乗り換えたほうがいいか?ということになると実は単純ではありません。それは「税金」の存在です。

投資の税金と節税の価値。投資における節税は繰り延べでも複利効果を生む
2017-03-21 23:42
投資や資産運用においても利益が生じれば税金が発生することになります。今回はそんな税金を節税することによって資産運用に対して与えるプラスの効果についてまとめていきたいと思います。
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税金は発生すれば確実に発生する運用のマイナスリターンとなります。

投資信託における運用では利益が実現するまでは税金がかかりません。そのため、含み益が出ているファンドを乗り換えようとする場合には、税金が発生してその分だけ、投資元本が減少してしまうのです。

たとえば、先ほど例に挙げた「りそな・日経225オープン」を15年運用した現時点で考えてみましょう。投資元本100万円で現在は136万9020円になっています。

この条件で再び今後5年、10年、15年の運用を <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドに乗り換えた場合と乗り換えなかった場合でシミュレーションしてみましょう。

年度 そのまま運用 乗り換え運用
投資元本 1,369,020円 1,295,216円(税引き後)
5年後 1,525,639円(1,420,511円) 1,487,394円(1,448,958円)
10年後 1,700,176円(1,560,140円) 1,708,087円(1,625,513円)
15年後 1,894,680円(1,715,744円) 1,961,525円(1,828,263円)

()はその時点で売却したときの税引き後の金額

乗り換えた場合、確かに利回りは良くなるのですが、乗り換え時に税金(利益の20%)が課税されます。その課税で減った資金で運用を再開する形になりますので、そのまま運用するよりもやや不利になります。

ただ、そうした差も年数を経れば逆転する場合もありますので、この辺りはコストの差と運用年数の差が重要になってきます。

 

新規の積立投資ならコストが安いファンドに乗り換えよう

まず、積立投資のように毎月定額の投資をしてるというようなケースは、既存の投信を乗り換えるのではなく、今後の積立を停止し、よりコストの安いファンドで積立を開始するようにしましょう。

また、どうせなら、運用している証券会社を見直してみるのも手です。
特に投資信託については、一部のネット証券なら保有ポイントがもらえるようになっているところが増えています。

こうした投資信託の保有ポイントは実質的な信託報酬の値下げ(割引)と同様ですので、全く同じ投資信託の運用でも差がついてきます。

投資信託の保有ポイント制度でネット証券を比較
2017-03-29 16:35
ネット証券の中には投資信託を保有することでポイントが付与するところが数社あります。これらのサービスを利用すれば、投資信託の保有コストである信託報酬の一部を実質的に値引きしてくれるこ
リンク

結論だけを言うと、低コストのインデックスファンド投資が中心なら「SBI証券」または「楽天証券」がポイント制度が秀逸です。

 

既存の投資信託は乗り換えのタイミングを計ろう

このように、乗り換え、買い替えによって投資信託の運用コストを下げることができたとしても、含み益に対して課税されてしまうと、元本が小さくなり、運用効率が低下してしまうわけです。

そのため、既存の投資信託は乗り換え時に税金を払ってしまうとその税金分のコストを取り戻すの時間がかかります。なので、乗り換え時はできるだけ税金がかからないようなタイミングで行うようにしましょう。

  • 〇〇ショックなどで相場が落ち込み、含み益が減少したとき
  • 他に損失が出ている株式や投資信託を売却するとき

上記のようなタイミングでしたら、支払う税金を抑えることができます。

 

〇〇ショックなどで相場が落ち込み、含み益が減少したとき

○○ショックのような相場の落ち込みというのは長い運用をしていると必ず訪れるはずです。

そうしたときに価格が大きく下がった際に、既存の手数料の高いファンドを売り、低コストファンドに乗り換えれば税金の支払い額は減少またはゼロになるはずです。

 

他に損失が出ている株式や投資信託を売却するとき

投資をすると一定の損切り(ロスカット)を行う機会もあるはずです。
そういうタイミングなら、そのロスカットで発生した損失分と、他の株や投資信託の儲けを相殺(損益通算)することが可能です。

含み益の出ているコスト高のファンドを乗り換えるのであればそうしたタイミングも有効ですね。

 

まとめ。投資信託はコストで乗り換えも検討すべきだけど、税金対策も必要

投資信託、とくにインデックスファンドは近年では特に低コスト化がすすんでいます。そのため、10年、15年くらい前からインデックスファンドを使って投資をしてきた人にとっては、現在の状況は無駄にコストを払っている状況ともいえるわけです。

その一方で、そうしたファンドからの乗り換えは含み益を実現することになるため税金上の問題があります。そのため、資金の資金は新しいファンドに振り分けつつ、乗り換えについてはタイミングを検討していきましょう。

 

以上、コストの高い古いインデックスファンド(投資信託)は買い替えや乗り換えをしたほうがお得なのかどうかについてまとめました。

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